今年の積雪は例年に比べかなり特殊で山は黒く5月下旬のような景色です。それでも厳冬期装備は必携です。
天気・気温
山と周辺の状況
今年は例年に比べかなり特殊な積雪です。
4月に入ってからも気温がかなり高く、大量の降雨もあり、雪解けがかなり進んでいます。
稜線風上側はほとんど雪がついていなく、ハイマツがかなり出ていて、山は黒く、5月下旬のような景色です。
ただ、雪の大谷の高さは例年よりも高く19mと発表されました。
室堂平の積雪調査では6m40㎝です。
雪質はザラメで水分多め。長靴があると濡れずに歩きやすいでしょう。
放射冷却により冷え込み雪はアイスバーン状になっています。
日中気温の上昇に伴いアイスバーンの雪は緩みます。
●立山黒部アルペンルート
http://www.alpen-route.com/
時刻表、雪の大谷ウォークの情報ほか各種ニュース情報があります。
登山道の状況
斜面は山頂からザラメ。例年よりクラックが多く、登行時や滑走時は注意が必要です。
稜線の雪は少なく今は歩きやすいですが、厳冬期装備は必携です。
御山谷、立山川など標高差のあるコースは、融雪が進み滑走が困難となっています。
朝晩の斜面はアイスバーンになっているので滑落には十分注意しましょう。
・室堂ターミナルから室堂山荘まではガイドポールを立ててあるので目印にして下さい。
・地獄谷には立ち入らないようにして下さい。
登山装備
今年は暖かい日が多く忘れがちだがまだここは冬山です。厳冬期装備が必要です。
足回りは室堂周辺ならスノーシューで十分でしょう。
稜線では10本爪以上のアイゼン、ピッケルが必要です。
縦走する場合はロープなどの登攀具を持つことを強くお勧めします。
どこにいても紫外線が強いのでサングラスと日焼け止めは必須です。
●積雪期(4月、5月、11月)、立山一帯では、登山者及びスキーヤーはビーコンの携帯と入山届の提出が義務化されています。
詳細はこちら! http://toyamaken-sotaikyo.jp http://chubu.env.go.jp/nagano/to_2014/0416a.html)
室堂ターミナルではビーコンのレンタル(有償)もあります。
注意点
この時期に特に注意したいのが雪崩と滑落。
新雪が降れば雪崩の可能性は高まり、冷えて固まれば滑落の危険があります。
柔軟な判断をお願いします。
天候急変に注意しましょう。
室堂ターミナル内で「入山安全相談窓口」を開設していますので気軽に相談してみてください。
【アプローチ】
●立山黒部アルペンルート
http://www.alpen-route.com/
・立山室堂へのアプローチ
http://www.alpen-route.com/access_new/access/railways.html
・イベント 雪の大谷ウォーク 4/16~6/22(予定)
http://www.alpen-route.com/_wp/event/71
●北陸新幹線
東京→富山 2時間8分(3/14開業)
お知らせ
●室堂山荘HP
・宿泊予約ページ、空室状況、気象データ、アルペンルート時刻表ほか各種情報があります。
http://www.murodou.co.jp/
・電話 076-463-1228
・e-mail yoyakuhp@murodou.co.jp
昨年の今頃の様子は?
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立山室堂山荘周辺の過去の様子
立山室堂山荘
- 現地連絡先:
- 076-463-1228
- 電話番号:
- 076-463-1228
- 連絡先住所:
- 〒930-1414 富山県中新川郡立山町室堂