融雪が例年より1ヶ月早く進行し一ノ越から雄山への稜線は、ほぼ融雪しましたが、まだ冬山装備が必要です。
天気・気温
山と周辺の状況
台風6号の影響により昨晩から明け方にかけ大雨。今朝も相変わらず強い風が吹いていました。
ここ1週間も気温高く雪解け進みました。ざっと見て1ヶ月近く例年より雪解けが早いです。
雷鳥の活動は例年よりも早め。みくりが池周辺ではつがいも見られるようになりました。
雨の後で雪は締まっている。長靴があると濡れずに歩きやすいです。
登山道の状況
稜線に雪が少なく、山頂から滑り出すのは困難となりました。
タテミゾやクラックが多く、また落石も多いので注意。
一ノ越から雄山への稜線にはほとんど雪はなくアイゼンなしでも歩けます。
三山縦走はアイゼンピッケルが必要。夏道と雪稜が入りまじり的確なルートファインディングが求められます。
御山谷、立山川など標高差のあるコースは、融雪が進み滑走が困難です。
朝晩の斜面はアイスバーンになっているので滑落には十分注意が必要です。
室堂ターミナルから室堂山荘まではガイドポールを立ててあるので目印にして下さい。
一ノ越山荘では工事が始まり、それに伴い室堂~一ノ越間は荷揚げのためブルトーザーで道を付けてあります。作業中は通行に注意しましょう。
登山装備
●積雪期(4月、5月、11月)、立山一帯では、登山者及びスキーヤーはビーコンの携帯と入山届の提出が義務化されています。
詳細はこちら! http://toyamaken-sotaikyo.jp http://chubu.env.go.jp/nagano/to_2014/0416a.html)
今年は暖かい日が多く忘れがちだがまだここは冬山です。厳冬期装備が必要。
足回りは室堂周辺ならスノーシューで十分です。
稜線ではアイゼン、ピッケルが必要です。
縦走する場合はロープなどの登攀具を持つことを強く勧めます。
紫外線が強いのでサングラスと日焼け止めは必須です。
注意点
異例の雪解けの早さで普段とは違った場所でのトラブルの可能性があります。
雪解けの進行が早いため、山全体で落石が起こる危険が高まっています。石は雪の上を転がるため音が鳴らず、気づくのが遅れがちです。
新雪が降れば雪崩の可能性は高まり、冷えて固まれば滑落の危険があります。
柔軟な判断をお願いします。
天候急変に注意して下さい。
●室堂ターミナル内で入山安全相談窓口を開設していますので気軽に相談してみてください
【アプローチ】
●北陸新幹線 東京→富山 2時間8分(3/14開業)
●立山黒部アルペンルート
http://www.alpen-route.com/
・立山室堂へのアプローチ
http://www.alpen-route.com/access_new/access/railways.html
立山室堂イベント 雪の大谷ウォーク 4/16~6/22(予定)
http://www.alpen-route.com/_wp/event/71
お知らせ
●室堂山荘HP
・宿泊予約ページ、空室状況、気象データ、アルペンルート時刻表ほか各種情報があります。
http://www.murodou.co.jp/
・電話 076-463-1228
・e-mail yoyakuhp@murodou.co.jp
昨年の今頃の様子は?
室堂は完全雪山。荒天時トレース消失もあり。登山者やスキーは 入山届提出+雪崩ビーコン携帯が必要2023.04.26
融雪進みルートにより装備が異なる時期です油断しないように。サングラスは観光でも必須です2023.05.11
融雪進むも登山にはアイゼンやピッケルの用意を。サングラスは観光でも必要。植生保護に留意2023.06.01
立山室堂山荘周辺の過去の様子
立山室堂山荘
- 現地連絡先:
- 076-463-1228
- 電話番号:
- 076-463-1228
- 連絡先住所:
- 〒930-1414 富山県中新川郡立山町室堂