唐松岳 | 唐松岳頂上山荘

高山植物が咲き始めました!八方尾根は尾根通し8本爪以上のアイゼンピッケル携行を。5/30ゴンドラ営業再開。

鎌池周辺に水芭蕉が咲いています。アルペンクワッドリフトを下りると鎌池です。白馬三山の美しい山並みが水面に映っています (2015.06.01 唐松岳頂上山荘 )
鎌池周辺に水芭蕉が咲いています。アルペンクワッドリフトを下りると鎌池です。白馬三山の美しい山並みが水面に映っています (2015.06.01 唐松岳頂上山荘 )
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

天気・気温

05/29(金) 06:00 快晴から次第に薄雲
富山市の天気予報
明日
雨時々晴
22℃
15℃
明後日
曇時々晴
19℃
13℃
日本気象協会提供 2024年5月19日 6:00発表
松本市の天気予報
明日
雨のち晴
23℃
14℃
明後日
曇のち晴
25℃
14℃
日本気象協会提供 2024年5月19日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

まだ雪残る八方池と白馬三山です。
天気の良い日が続いています。午後になるとガスが上がる日も増えました。風吹く日が多いようです。
稜線では、早朝風の通り道で薄氷が張っています。しかし日中になると太陽がよくあたり融雪が進みキジムシロ、 ミヤマキンバイ ミヤマキンバイ などの高山植物が咲き始めました。 ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ も風から身を守るように茎は短いまま、つぼみがひらきかけています。
ライチョウのカップリングも進み、すでにつがいとなったライチョウのオスはメスがエサを食べる間、周囲の警戒を怠りません。メスを守るために人が近づいても逃げようとしないこともあるため、あまり刺激しないように、遠くから見守ってあげて下さい。

八方池は一部氷が融け始めました。

●八方尾根ゴンドラの営業再開
詳細はこちら http://www.happo-one.jp/
・5月30日(土)から、夏シーズン・八方アルペンライン運行開始
http://www.happo-one.jp/green/news/2015/05/530.html
・八方尾根アルペンラインとは八方ゴンドラリフト「アダム」、アルペンクワッドリフト、グラートクワッドリフトの3つです。11月1日(月)まで運行予定
・黒菱ライン 
黒菱第3ペアリフト 7月1日(水)~10月18日(日)営業。
グラードクワッドリフト 5/30~6/30・10/19~11/1営業。
・北尾根クワッドリフト
運行は5月31日(日)まで。再開は7月1日(水)~11月1日(日)
※6月末まで黒菱林道は通行できませんので、北尾根高原へは、麓から北尾根クワッドリフトをご利用ください。

登山道の状況

まだ雪の部分と地面の出たところがあります。よく見ればわかるところでも、迷いやすい時期です。ルートを見失わないように油断しないように。また雪の切れる部分では下りで雪を踏み抜くことがあります。大きく踏み抜くとバランスを崩したり、足を痛めたりすることがあります。下りは特に慎重に。

●八方尾根 尾根通しです。
尾根通しで登下降して下さい。
岩と雪の混ざり合うルートです。ロープや赤布の指導に従って下さい。
気温の低い時間帯には、雪の面が結氷します。
天候の急変で穏やかな山から厳しい冬山へと状況が変わります。まだ冬山装備が必要。8本爪以上のアイゼンとピッケルは携行し油断のないように。
http://karamatsu.jp/photos2015_1.html

●五竜岳方面
五竜山荘は5/6でゴールデンウイークの営業を終了しています。
テレキャビン、リフトの営業もご確認下さい。
白馬五竜ゴンドラテレキャビン、アルプス展望リフトは6月12日(金)まで、整備・点検のため運休中です。
http://vill.hakuba.nagano.jp/green/tozan_trekking/gondra_lift.html
五竜山荘夏営業開始までは、入山者も減り、トレースは期待できません。
融雪が進んでも盛夏の山同様の状態ではありません。

●不帰方面
盛夏シーズンでも、後立山を代表する岩稜ルートです。
現在残雪がありルート通過には、アイゼンピッケルのほかにロープなどの確保装備と技術、残雪、ルートを見極める経験が必要です。

登山装備

八方尾根経由唐松岳ルートでも基本はまだ冬山登山装備です。
安全登山のために8本爪以上のアイゼン・ピッケルのご使用をお勧め致します。
完全な防寒対策・冬山装備で安全な登山をお願い致します。

注意点

暖かく穏やかな日と凍てつく氷点下の日が繰り返し訪れています。
降雨の後には雪面が凍結している場所がありますので、雪上歩行時 足元にはくれぐれもご注意して下さい。
雪面と地面の境では、雪解けが進み足をとられやすくなっています。
また登山靴の裏やアイゼン下に雪が団子状に張り付く場所もあります。
非常に滑りやすくなります注意してください。
充分な防寒対策での登山をお願い致します。
行動中にも、防寒帽子・防寒手袋・重ね着用のライトダウン・ジャケットなどで調整して下さい。
強風の際は体温が奪われますので、衣類の調整はお早め。
安全登山のために 8本爪以上のアイゼン・ピッケルの使用をお勧めします。
完全な防寒対策・装備で安全な登山をお願い致します。
登山中の水分補給はこまめに心掛けましょう

お知らせ

●2015年の唐松岳頂上山荘の営業期間
4月28日(火)~10月17日(土)です。
http://karamatsu.jp/

※ご予約についてのご案内
営業期間中予約電話は不要です。
7名様以上のグループでお越しの場合は、ご連絡をお願い致します。
個室の予約受開始 ご予約電話090-5204-7876 唐松岳頂上山荘
※7月18日(土)/7月25日(土)の個室は満室となりました。
※ 以下の日程は個室予約ができません。
7月13日(月)/7月14日(火)/7月15日(水)
7月20日(海の日)/7月21日(火)/7月22日(水)
8月24日(月)/8月25日(火)/8月26日(水)/8月27日(木)

●山荘スタッフ募集
唐松岳頂上山荘では、山荘で一緒に働いて頂けるスタッフ募集中。

昨年の今頃の様子は?

2023年の夏山営業は7/1~10/21。利用には予約が必要。予約は6月中旬から受付予定2023.05.11

2023年の夏季営業は6/24(土)泊~(テントは7/1~)。利用には予約が必要。予約は一ヶ月前から受付2023.05.24

営業は6/24(土)泊~(テントは7/1~)。7/11以降の予約は6/11からWEBほかで受付。7/10まではHP参照2023.06.08

唐松岳頂上山荘周辺の過去の様子

  • (みんなの登山記録 akira さんの投稿から)
  • 山荘裏山より剣岳、立山連峰の眺望
  • 氷点下の寒い朝。快晴の稜線は真っ白な雪に覆われています。
積雪は少なく吹溜りで20㎝ほど。信州側は雲海、雲が切れて時折山麓が見えます
  • 朝の静かな稜線です。遥か遠くに富士山のシルエットが見えました。八ヶ岳の連山と富士山の遠望です
  • 立山連峰と剱岳。稜線のタカネナナカマドは落葉し、枝先に残る赤い葉もわずかとなりました
  • 快晴 唐松岳山頂より山荘方面 
  • 気温1℃と寒い朝を迎えました。 霜柱がたち氷がはっています。
  • ウラシマツツジの草紅葉と唐松岳
  • 牛首登山道より ウラシマツツジと山荘
  • 秋色の稜線と唐松岳
  • 山荘周辺に生息するライチョウ 春はまれたヒナたちがそろそろ親離れの時期を迎えています
  • 雲海と日の出

唐松岳頂上山荘

電話番号:
090-5204-7876
連絡先住所:
長野県北安曇郡白馬村北城6336

地図で見る
http://karamatsu.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

唐松岳 標高 2,696m

 後立山連峰のほぼ中央に位置するが、地味な存在である。ピラミッド型をしたこの山が大きく美しく見えるのは、主稜線の大黒岳付近からである。  主稜線を振り分けに、長野・富山両県からそれぞれ1本ずつの登山道が通じている。東からの八方尾根は、山岳スキー場として知られるが、途中の八方池は不帰ノ嶮を間近に仰ぐ憩いの場である(八方集落よりリフトなど利用して所要4時間)。西からの南越(なんこし)の道は、黒部渓谷からのもので、難路であったが、昭和61年、大黒鉱山跡まで尾根上をたどる新道に切り替えられた(祖母谷温泉より所要9時間)。  唐松岳北方の主稜線は、両側面からの浸食によって険しいやせ尾根となって、不帰ノ嶮と呼ばれている。ここは白馬岳からの縦走では、電気回路における抵抗のような存在となっているのである。南方への稜線はすぐに牛首岳を起こすが、ここも険路である。  八方尾根と主稜線とのジャンクションをなす小突起の西側に、抱かれるようにして唐松岳頂上山荘が建っている。間に深い黒部の谷を挟んで望む、ここからの剱岳の眺めは、後立山八景の1つに数えられよう。

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

鑓ヶ岳 標高 2,903m

 後立山連峰北部にあり、白馬三山の一峰。白馬岳または唐松岳方面から主稜線を縦走する際に踏まれることが多く、頂は広いザクに覆われ、眺望はすこぶるよい。  頂から信州側に、南・北2つの大きな岩稜を相似形に派生させ、それがこの山の姿を形造っている。  登山道は、東山麓の猿倉から鑓温泉を経るものが鑓ヶ岳の南鞍部に通じている(猿倉より所要7時間30分)。この登路になる東山腹は、登山最盛期近くまで大雪田を残し、融雪後は一面のザクとなる氷河地形を残す大斜面で、圏谷底にあたる大出原(おいでつばら)は、シナノキンバイなどの群落に彩られている。西面の中背尾根の道は廃道になって久しく、越中側からの登路はない。南へ主稜線をたどると天狗池で、池畔には天狗山荘が建つ。構造土の広がる天狗山稜を漫歩すれば、天狗ノ大下りを経て不帰(かえらず)キレットに達する。  なお、この山の東山腹、大出原の下部にある鑓温泉は標高2100mもの高さにある、わが国でも最高所にある温泉の1つ。鑓温泉小屋の背後の岩間から大量の湯が湧き出しており、泉質は含食塩土類硫化水素泉。慢性関節炎、糖尿病、神経痛、皮膚病などに効能があるという。

富山県 / 飛騨山脈北部 後立山連峰

五竜岳 標高 2,814m

 後立山連峰の中央部にあり、雄大な山容をもち、鹿島槍ヶ岳とともにこの連峰の重鎮的存在である。この山の景観が優れているのは、東麓からの唯一の登路である遠見(とおみ)尾根からのものである(神城駅からテレキャビンを利用して所要6時間)。尾根の名称の起こりである、いくつものタワミ(遠見)の上下を繰り返す、きついアルバイトを打ち消して余りあるのが、五竜岳東面と鹿島槍ヶ岳北壁の豪壮な眺めである。五竜岳東面は、いくつものバリエーション・ルートをもっているが、その1つ、G2稜の上部に顕著な武田菱に似た岩が見られ、この山の名の由来となっている。この地を支配していた武田の紋所「武田の御菱(ごりよう)」からきたもので、菱(ひし)は岩の方言でもある。また「後立(ごりゆう)山」の音読みから「五竜」となったという説もある。  五竜岳北隣の白岳(しらたけ)は、初雪のころ真っ白な姿を見せるのでこう呼ばれたが、その南側には主稜と遠見尾根に挟まれた、白岳沢のカールが広がっている。五竜岳から鹿島槍ヶ岳にかけての主稜線は、八峰(はちみね)の稜線と呼ばれる鋸歯状の突起を連ね、東面足下のカクネ里や、黒部峡谷を距てた剱岳の眺めとともに、縦走の醍醐味が味わえる所でもある。

ユーザーの登山記録から

周辺の山岳最新情報