ミズバショウは見頃を迎えています。登山道は場所によってはまだ、雪に覆われている場所もあります
天気・気温
山と周辺の状況
尾瀬ヶ原は
ミズバショウ
ミズバショウ
のシーズンとなっています。しかしこの季節は
ミズバショウ
ミズバショウ
だけではありません。巡回していると、
リュウキンカ
リュウキンカ
、食虫植物のモウセンゴケ(まだ小さいですが昆虫をたくさん捕えていました)、
チングルマ
チングルマ
、
キクザキイチゲ
キクザキイチリンソウ
、ウスバサイシンなども見ることが出来ました。
また、花だけではなく、生き物たちも動き出しています。とくに、雨が降ると普段は池塘にいる様々な生き物が木道に出てくることがあります。アカハライモリ、アズマヒキガエル、モリアオガエルなどがみつかります。
なお、山の鼻ビジターセンターでは山小屋と協力し、研究見本園と鳩待峠~山ノ鼻間に、クマに人間の存在を知らせるための鐘を設置しました。今年も尾瀬ヶ原ではクマの目撃情報が何件か寄せられていますので、クマとの接触事故を防止するためにも、次のことをお願いしています。
・騒がない・写真は撮らない
・親子グマには特に注意する
・食べ物を捨てない・落とさない
・クマ鈴等で人の存在を知らせる
クマを見かけたらビジターセンターまでご連絡下さい。皆様のご協力をお願いします。
登山道の状況
尾瀬ヶ原周辺はまだ、多くの積雪が残っています。日を追うごとに減っていますが、木道が不明瞭な箇所が多くあります。踏み抜きと道迷いに注意してください。
山ノ鼻地区~鳩待峠間は、まだ残雪があります。残雪箇所にロープが張られていますので、道を外れないようにご注意下さい。
現在、八木沢新道は橋が破損したため、通行止めとなっております。現在、復旧の目途は立っておりません。開通に際しての情報は改めてお知らせいたします。
三条の滝方面は、まだ残雪が多く残っています。雪の上を歩くのに慣れない方は、注意が必要です。
見晴~尾瀬沼へは、白砂峠付近で多くの雪があります。また、段小屋坂や岩場付近などは、雪解け水で道に水が流れていたり、ぬかるんでいたりして、歩きにくくなっています。
鳩待峠-アヤメ平の間は所々、残雪で木道が覆われていますので、踏み抜き、道迷い等、お気をつけください。行かれる際は、コンパス、地図、GPS等を携帯することをおすすめいたします。
この時期の尾瀬は、足跡に頼り過ぎず、赤テープや誘導ロープ、木道の位置を確認しながら歩いてください。
★至仏山登山について
至仏山は残雪期の植生保護のため、5月7日(木)~6月30日(火)まで登山道を閉鎖します。閉鎖解除日は7月1日(水)を予定しています。なお、解除後も、雪渓を避けるために、指定された登山道から外れて植生の上を歩行することのないようにしてください。
年によって違いますが、山開きから7月中旬くらいまでは雪渓があります。入山する方は登山ガイドと入山されるようお願いします。また雪渓歩きは転滑落の危険が伴うため、残雪歩きの技術を持たない方は入山を控えてください。
例年通り、東面登山道(山ノ鼻~至仏山頂) は「上り」専用 (山ノ鼻~森林限界は除く)となります。
登山装備
尾瀬は高山ですので平地に比べて天候によっては気温がぐっと低くなります。上着などの防寒具や雨具を必ず準備して下さい。
また、場所によっては雪に対する装備が必要となります。
注意点
尾瀬ヶ原周辺で、熊の目撃情報がありました。かなり遠くからの目撃情報でしたが、もしも熊と出会ってしまったら、目線を合わせないようにしながらそっと後ずさりする。刺激をしないようにそっと逃げてください。
お知らせ
今年度も引き続き、シカの食害を受けた植物の回復状況を確認する為に見本園にシカ防護柵の設置を行いました。
昨年の今頃の様子は?
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬周辺では、たくさんの白いミズバショウが咲いています。ワタスゲの花は少しずつ綿毛が出てきています。2023.05.31
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
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