唐松岳 | 唐松岳頂上山荘

八方尾根は一部ステップを切りました。トラバースは足元注意。6本爪アイゼンが必要です。高山植物開花。

山荘北側のコマクサ群生地で、咲き誇るコマクサ。(2015.07.30 唐松岳頂上山荘 )
山荘北側のコマクサ群生地で、咲き誇るコマクサ。(2015.07.30 唐松岳頂上山荘 )
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天気・気温

07/02(木) 晴れ 朝の気温5℃
富山市の天気予報
明日
雨時々晴
22℃
15℃
明後日
曇時々晴
19℃
13℃
日本気象協会提供 2024年5月19日 6:00発表
松本市の天気予報
明日
雨のち晴
23℃
14℃
明後日
曇のち晴
25℃
14℃
日本気象協会提供 2024年5月19日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

唐松岳頂上山荘北側砂礫地では コマクサ コマクサ が咲き始めました。山荘周辺ではイワウメもきれいに咲いています。 クロユリ クロユリ もまだがんばっています。

・唐松岳頂上山荘周辺 : ミヤマダイコンソウ ミヤマダイコンソウ ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ クロユリ クロユリ ・イワウメ・タカネヤハズハハコ・ イワカガミ イワカガミ ・イワハゼ(アカモノ)・ ツガザクラ ツガザクラ ・ミヤマクワガタが咲いています。
・八方尾根 :上の樺周辺の シラネアオイ シラネアオイ 群生地では、雪解けが一気に進み開花しています。 キヌガサソウ キヌガサソウ ・ハクサン シャクナゲ シャクナゲ ナナカマド ナナカマド ハクサンチドリ ハクサンチドリ チングルマ チングルマ ・ミヤマアズマギク・ ゴゼンタチバナ ゴゼンタチバナ ・イブキジャコウソウ・オオタカネバラ・イワシモツケ・ウラジロヨウラク・ ニッコウキスゲ ゼンテイカ (ゼンテイカ)が咲いています。

●八方池
八方池に残る雪は日ごとに融けて少なくなってきました。周囲は融けて池の真ん中に雪が残っています。八方池周辺では高山植物が次々と開花します。登山道わきに広く分枝するオオタカネバラが咲き始め、枝々には多くの蕾が膨らみ開花を待っています。

●ライチョウ
ライチョウはよく見かけます。カップリングしてヒナがかえったようです。

●天候
7/1 雨 強風
6/30 曇り・ガスから夜は雨
6/29 稜線では水たまりに氷が張りました。
6/28 強風 雨 ガス

登山道の状況

●八方尾根
・上の樺周辺~扇の雪渓下部周辺の雪渓ステップ切り作業を行いました。
・扇の雪渓上部~丸山の間:丸山の南東肩を目指して約80m雪斜面を直登します。
上の樺周辺~扇の雪渓下部では 2ヶ所の残雪があり、約50mと約30mの雪上トラバースが連続します。
※雪面は固く凍結している箇所が多く滑りやすい状態です。足もとに気をつけて登下山なさって下さい。
安全登山のために6本爪アイゼン・軽アイゼン等をお使いになることをお勧めします。 
降雨や気温上昇に伴い、雪面状況は日々変化しています。雪の下から木々の枝が跳ね上がることがあります。
見通しの悪い日は足元にくれぐれもご注意して下さい。

●五竜岳方面
五竜山荘は6月20日から営業中です。テレキャビン、リフトの営業もご確認下さい。
http://vill.hakuba.nagano.jp/green/tozan_trekking/gondra_lift.html

●不帰方面
盛夏シーズンでも、後立山を代表する岩稜ルートです。今は夏山の状態ではありません。入山は慎重に。
6月29日現在の不帰Ⅲ峰~不帰Ⅰ峰間 ルート状況のご案内です。
不帰の嶮ルート上の残雪は信州側に1ヶ所となりました。
まもなく消えますので、不帰Ⅲ峰~不帰Ⅰ峰通行時の雪上歩行はほとんどありません。
鎖場・浮石などの整備はまだ行われておりませんので、ご通行の際は鎖確認・浮石や落石等に充分な注意が必要となります。
天狗山荘は6/20から営業中。「天狗の大下り」は天狗山荘から整備が入ったようです。

●黒部谷方面
今年は雪が多いです。標高2000mあたりでは例年よりたっぷり雪があります。まだこのルートは整備、人が入っていません。雪融けの状態を見て近日登山道整備をします。開通については改めお知らせします。

登山装備

基本はまだ冬山登山装備です。
完全な防寒対策・冬山装備で安全な登山をお願い致します。
安全登山のために6本爪程度のアイゼンとピッケルの装備で。
朝晩は5℃程度と暖房が必要な気温です。それなりの防寒装備は必携です。

注意点

登山中の水分補給はこまめに心掛けましょう。
急な天候の変化のある時期です。

●白馬村からのアクセス
http://www.happo-one.jp/
・八方尾根のゴンドラ・リフト 「八方尾根アルペンライン」
5月30日(土)~11月1日(日)運行しています。
・黒菱第3ペアリフト+グラードクワッドリフト 「黒菱ライン」
7/1~運行しています。(営業時間 08:00~16:30)※早朝運転期間があります

●五竜岳~遠見尾根へ下山されるお客様へ
http://www.hakubagoryu.com/kankou/alps-summer/
遠見尾根テレキャビン・アルプス展望リフトの終了時間のお知らせです。
・アルプス展望リフト(所要時間10分)の終了時間は 16:15までです。
終了時間の30分前には到着されますよう余裕を持って下山して下さい。
・テレキャビン(所要時間8分)の終了時間は 16:30までです。

お知らせ

●2015年の唐松岳頂上山荘の営業期間
4月28日(火)~10月17日(土)です。
http://karamatsu.jp/

※ご予約についてのご案内
営業期間中予約電話は不要です。
7名様以上のグループでお越しの場合は、ご連絡をお願い致します。
個室の予約は 電話090-5204-7876 唐松岳頂上山荘へ
※個室満員の日 
7月18日(土)/19(日)/25(土)/26(日)/8月1日(土)/8日(土)の個室は満室となりました。
上記個室予約満員日も当日相部屋にてご宿泊頂けます。(その際のご予約の必要はありません)
※以下の日程は個室予約ができません。
7月13日(月)/7月14日(火)/7月15日(水)
7月20日(海の日)/7月21日(火)/7月22日(水)
8月24日(月)/8月25日(火)/8月26日(水)/8月27日(木)
上記個室予約不可の日も5名以下は予約なして当日相部屋は宿泊できます。

●イベント
「唐松岳頂上山荘 山で学ぶシリーズⅠ」
・第1回 9/11(金) 
・第2回 9/12(土) 
山岳フォトグラファー 菊池哲男氏を囲んでの山岳写真セミナーを開催
皆様のお越しをお待ち申し上げております。

昨年の今頃の様子は?

2023年の夏山営業は7/1~10/21。利用には予約が必要。予約は6月中旬から受付予定2023.05.11

2023年の夏季営業は6/24(土)泊~(テントは7/1~)。利用には予約が必要。予約は一ヶ月前から受付2023.05.24

営業は6/24(土)泊~(テントは7/1~)。7/11以降の予約は6/11からWEBほかで受付。7/10まではHP参照2023.06.08

唐松岳頂上山荘周辺の過去の様子

  • (みんなの登山記録 akira さんの投稿から)
  • 山荘裏山より剣岳、立山連峰の眺望
  • 氷点下の寒い朝。快晴の稜線は真っ白な雪に覆われています。
積雪は少なく吹溜りで20㎝ほど。信州側は雲海、雲が切れて時折山麓が見えます
  • 朝の静かな稜線です。遥か遠くに富士山のシルエットが見えました。八ヶ岳の連山と富士山の遠望です
  • 立山連峰と剱岳。稜線のタカネナナカマドは落葉し、枝先に残る赤い葉もわずかとなりました
  • 快晴 唐松岳山頂より山荘方面 
  • 気温1℃と寒い朝を迎えました。 霜柱がたち氷がはっています。
  • ウラシマツツジの草紅葉と唐松岳
  • 牛首登山道より ウラシマツツジと山荘
  • 秋色の稜線と唐松岳
  • 山荘周辺に生息するライチョウ 春はまれたヒナたちがそろそろ親離れの時期を迎えています
  • 雲海と日の出

唐松岳頂上山荘

電話番号:
090-5204-7876
連絡先住所:
長野県北安曇郡白馬村北城6336

地図で見る
http://karamatsu.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

唐松岳 標高 2,696m

 後立山連峰のほぼ中央に位置するが、地味な存在である。ピラミッド型をしたこの山が大きく美しく見えるのは、主稜線の大黒岳付近からである。  主稜線を振り分けに、長野・富山両県からそれぞれ1本ずつの登山道が通じている。東からの八方尾根は、山岳スキー場として知られるが、途中の八方池は不帰ノ嶮を間近に仰ぐ憩いの場である(八方集落よりリフトなど利用して所要4時間)。西からの南越(なんこし)の道は、黒部渓谷からのもので、難路であったが、昭和61年、大黒鉱山跡まで尾根上をたどる新道に切り替えられた(祖母谷温泉より所要9時間)。  唐松岳北方の主稜線は、両側面からの浸食によって険しいやせ尾根となって、不帰ノ嶮と呼ばれている。ここは白馬岳からの縦走では、電気回路における抵抗のような存在となっているのである。南方への稜線はすぐに牛首岳を起こすが、ここも険路である。  八方尾根と主稜線とのジャンクションをなす小突起の西側に、抱かれるようにして唐松岳頂上山荘が建っている。間に深い黒部の谷を挟んで望む、ここからの剱岳の眺めは、後立山八景の1つに数えられよう。

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

鑓ヶ岳 標高 2,903m

 後立山連峰北部にあり、白馬三山の一峰。白馬岳または唐松岳方面から主稜線を縦走する際に踏まれることが多く、頂は広いザクに覆われ、眺望はすこぶるよい。  頂から信州側に、南・北2つの大きな岩稜を相似形に派生させ、それがこの山の姿を形造っている。  登山道は、東山麓の猿倉から鑓温泉を経るものが鑓ヶ岳の南鞍部に通じている(猿倉より所要7時間30分)。この登路になる東山腹は、登山最盛期近くまで大雪田を残し、融雪後は一面のザクとなる氷河地形を残す大斜面で、圏谷底にあたる大出原(おいでつばら)は、シナノキンバイなどの群落に彩られている。西面の中背尾根の道は廃道になって久しく、越中側からの登路はない。南へ主稜線をたどると天狗池で、池畔には天狗山荘が建つ。構造土の広がる天狗山稜を漫歩すれば、天狗ノ大下りを経て不帰(かえらず)キレットに達する。  なお、この山の東山腹、大出原の下部にある鑓温泉は標高2100mもの高さにある、わが国でも最高所にある温泉の1つ。鑓温泉小屋の背後の岩間から大量の湯が湧き出しており、泉質は含食塩土類硫化水素泉。慢性関節炎、糖尿病、神経痛、皮膚病などに効能があるという。

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五竜岳 標高 2,814m

 後立山連峰の中央部にあり、雄大な山容をもち、鹿島槍ヶ岳とともにこの連峰の重鎮的存在である。この山の景観が優れているのは、東麓からの唯一の登路である遠見(とおみ)尾根からのものである(神城駅からテレキャビンを利用して所要6時間)。尾根の名称の起こりである、いくつものタワミ(遠見)の上下を繰り返す、きついアルバイトを打ち消して余りあるのが、五竜岳東面と鹿島槍ヶ岳北壁の豪壮な眺めである。五竜岳東面は、いくつものバリエーション・ルートをもっているが、その1つ、G2稜の上部に顕著な武田菱に似た岩が見られ、この山の名の由来となっている。この地を支配していた武田の紋所「武田の御菱(ごりよう)」からきたもので、菱(ひし)は岩の方言でもある。また「後立(ごりゆう)山」の音読みから「五竜」となったという説もある。  五竜岳北隣の白岳(しらたけ)は、初雪のころ真っ白な姿を見せるのでこう呼ばれたが、その南側には主稜と遠見尾根に挟まれた、白岳沢のカールが広がっている。五竜岳から鹿島槍ヶ岳にかけての主稜線は、八峰(はちみね)の稜線と呼ばれる鋸歯状の突起を連ね、東面足下のカクネ里や、黒部峡谷を距てた剱岳の眺めとともに、縦走の醍醐味が味わえる所でもある。

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