夏の花々の移ろいとともに、秋の花が彩りも鮮やかに咲き始めています。そろそろ午前午後を問わず雷雨に注意。

天気・気温

山と周辺の状況

昨日、一昨日と山麓の白馬村では雷雨に見舞われましたが、山荘のある稜線では何もありませんでした。
今日は、午前中から八方尾根は雷雨に見舞われました。稜線ではパラパラの降りでしたが、雷は鳴っていました。
山麓が暑い日には、午前午後を問わず雷雨に注意が必要です。

●ライチョウ
今シーズも幼鳥がスクスクと成長しています。
幼鳥たちは、母鳥の後を追いかけて、登山道脇の大きな岩を軽やかに登っていきます。
採食しながらゆっくりとハイマツ帯に入った母鳥は、首を長く伸ばして周囲の安全を確かめています。
母鳥は、幼鳥達が離れ離れにならないように優しく見守っていました。
登山者の皆様、ライチョウの母鳥とヒナたちの無事の成長をどうぞ温かく見守りください。

●高山植物開花情報
・稜線では　夏の花々の移ろいとともに、秋の花が彩りも鮮やかに咲き始めています。
・唐松岳頂上山荘周辺　：　
唐松岳頂上山荘北側砂礫地に コマクサ コマクサ が咲いています
トウヤクリンドウ トウヤクリンドウ 、ミヤマ アキノキリンソウ アキノキリンソウ 、クロトウヒレン、タカネヤハズハハコ、 ウサギギク ウサギギク 、 チングルマ チングルマ 、 ヤマハハコ ヤマハハコ 、チシマギキョウ、ミヤマクワガタ、シナノオトギリ、ミヤマホツヅジ、 ヨツバシオガマ ヨツバシオガマ 、カライトソウ、オンタデ、 ハクサンフウロ ハクサンフウロ 、 ハクサンチドリ ハクサンチドリ などが咲いています。
・八方尾根　ミネ ウスユキソウ ウスユキソウ 、 コバイケイソウ コバイケイソウ 、 マツムシソウ マツムシソウ 、 ウサギギク ウサギギク 、アカバナ シモツケソウ シモツケソウ 、 ハクサンチドリ ハクサンチドリ 、 チングルマ チングルマ 、ワレモコウ、 ゴゼンタチバナ ゴゼンタチバナ 、イブキジャコウソウ、タカネ ナデシコ カワラナデシコ 、 クルマユリ クルマユリ 、オニアザミ、 ミヤマカラマツ ミヤマカラマツ 、タテヤマ ウツボグサ ウツボグサ 、 ニッコウキスゲ ゼンテイカ （ゼンテイカ）、 ヨツバシオガマ ヨツバシオガマ 、 キンコウカ キンコウカ 、テガタチドリ、オオバギボウシ、タカネイブキボウフウ、キバナカワラマツバ、 クガイソウ クガイソウ が咲いています。

●天候
8/5　晴れから雷雨
8/3　晴れ・ガス
8/2　快晴・ガス・晴れ
8/1　快晴・ガス・晴れ

登山道の状況

●八方尾根登山道
八方尾根は夏道ルートです。
八方尾根丸山下部の残雪は消えました。「丸山」方向へと登る夏道では雪上歩行はありません。
7/30夏道ルートは１本となりますので迂回コースは通行できません。

●八方尾根のゴンドラ・リフト　「八方尾根アルペンライン」
http://www.happo-one.jp/
・5月30日（土）～11月1日（日）運行。
・黒菱第3ペアリフト+グラードクワッドリフト　「黒菱ライン」
7/1～運行　（営業時間08:00～16:30）
※早朝運転期間があります

●唐松～五竜岳
ルートには支障ありませんが、落石には注意。また鎖、ロープなどはゆるんでいることがあるので確認をお願いします。
・五竜山荘営業中
http://www.hakuba-sanso.co.jp/goryusanso/

●（五竜岳方面）遠見尾根への下山
下山時の遠見尾根のテレキャビンの時間に注意。
・遠見尾根テレキャビン、アルプス展望リフトの終了時間
アルプス展望リフト（所要時間10分）の終了時間は16:15までです。
終了時間の30分前には到着されますよう余裕を持って下山してください。
・テレキャビン（所要時間8分）の終了時間は16:30までです。
※最新情報は以下で確認下さい
http://vill.hakuba.nagano.jp/green/tozan_trekking/gondra_lift.html

●不帰Ⅲ峰～不帰Ⅰ峰間　ルート状況
・不帰の嶮は地図の上では実線ではなく破線ルートです
・唐松岳頂～不帰嶮の間ははしごとクサリの連続です。地質ももろく足元の不安定な場所もあります。十分に注意して通過願います。
●富山県黒部側　唐松～祖母谷、欅平ルート　重要なお知らせ
・8/3現在、富山県側　祖母谷温泉方面　南越～四十八曲間の草刈り、および南越～祖母谷間の登山道整備は終了しています。
・沢沿いでは草木の生育が非常に早く、南越～祖母谷温泉の間は、短期間に草が生い茂り登山道が覆われている場合もあります。足元が見えにくく、苔などで滑りやすくなっていますので、くれぐれも気を付けて
下山なさってください。また沢雪崩跡の2ヶ所では、雪上を覆っている土の表面がぬかるんで、非常に滑りやすくなっていますのでご注意ください。

●不帰Ⅲ峰～不帰Ⅰ峰間　ルート状況。
不帰Ⅲ峰～不帰Ⅰ峰通行時の雪上歩行はありません。通行の際は　鎖の確認をしてください。浮石や落石等に充分注意。

●白馬村山岳情報　各ルートの現状や登山の注意があります。
http://www.vill.hakuba.nagano.jp/privilege/09sangaku/index.html

登山装備

3000ｍ級の夏山登山装備が基本です。
山の下では猛暑でも山の上では、朝晩には薄いダウンなどを着用されるとよい気温です。それなりの防寒装備は必携です。

注意点

●体調不良にならないために
＜体調管理は登山前から＞
・山中で体調を崩しやすい方は、登山前の朝食に、水分と分離するような油分の多い食べ物（たとえば焼きに肉おにぎりや、チーズクリーム入りのパンなど）を控え、消化のよい食べ物を摂ることをお勧め致します。
・登山前のマイカーでの仮眠、列車、バスなどの冷房冷えに注意。特に下半身を冷やさないよう、暖かくして過ごしましょう。
＜登山中＞
・登山中にはこまめな水分補給を心がけましょう。
・標高2000ｍを超えた辺りからは、休憩時の急激な「汗冷え」などに注意が必要です。
・登山中も乾いたタオルなどを背中に充て　汗をかいたらタオルを取り換えることなどで「体の冷え」防止ができます。
・標高が高い場所では　テルモス（保温水筒）に温かい飲み物の用意をお勧めします。
・山麓と登山中の気温差に注意。山麓の猛暑から山の気温に体調がついていかない方が増えています。無理は禁物です。
＜山荘到着後＞
・山荘にご到着後は、汗などで濡れた衣類は早目に着替え、乾いた衣類でお過ごしください。
・疲れていても横になって寝てはいけません。暖かく体温を保温して暖かい飲み物を取ることで、体調は回復に向かいます。

●岩稜帯の通過に注意。
・両手でしっかり鎖やホールドを掴みましょう。
・ストックはしまいましょう。特に下りではストックはめんどくさがらずに収納した方が安全です。
・大きなカメラを首から下げての通行は、片手がカメラの保護にとられて自分の確保がおろそかになることがあります。
・ザックの外側に荷物をくくりつけたり、ぶら下げることは避けましょう。

●天候と気温の目安
・稜線に建つ唐松岳頂上山荘の所在は、富山県黒部市です。天気予報は「富山県黒部市周辺の天候」も参考に
・富山県黒部市周辺平地の気温から16℃を引いた気温が、唐松岳頂上山荘周辺・稜線のおよその気温となります。

●イベント
白馬村で8/8（土）～8/9（日）
「楽しいイベント盛りだくさん、白馬で山のフェス　Mt.FESTA　２０１５in白馬」開催
http://karamatsu.jp/event2015.htm#2015mt_festa

お知らせ

●2015年の唐松岳頂上山荘の営業期間
4月28日(火)～10月17日（土）です。
http://karamatsu.jp/

・ご予約についてのご案内
営業期間中予約電話は不要です。
7名様以上のグループでお越しの場合は、ご連絡をお願い致します。
個室の予約は　電話090-5204-7876　唐松岳頂上山荘へ
・個室満員の日　8/4（火）～8/15（土）、8/22（土）、9/5（土）
※上記の個室予約満員日も当日相部屋にて宿泊できます。（その際のご予約の必要はありません）
・以下の日程は個室予約ができません。
8/24（月）、8/25（火）、8/26（水）、8/27（木）
・上記個室予約不可の日も5名以下は予約なして当日相部屋は宿泊できます。

●山荘直通電話（090-5204-7876）について
山荘直通のお電話が繋がらずに皆様に大変ご迷惑をお掛け致しております。誠に申し訳御座いません。
電話が集中する時間帯には　回線が不通状態となっております。
唐松岳頂上山荘では、予約がなくても、当日に宿泊できます。
また、山荘内の電波状況が不安定な時、18:00～20:00の間が比較的繋がりやすい時間帯です。。
稜線付近に雷雲が近づいている場合や、雷雨の最中、電話は繋がりません。

●イベント
「唐松岳頂上山荘　山で学ぶシリーズⅠ」
・第1回　9/11（金）　
・第2回　9/12（土）　
山岳フォトグラファー　菊池哲男氏を囲んでの山岳写真セミナーを開催

昨年の今頃の様子は？

2023年の夏季営業は6/24(土)泊～(テントは7/1～)。利用には予約が必要。予約は一ヶ月前から受付2023.05.24

営業は6/24(土)泊～(テントは7/1～)。7/11以降の予約は6/11からWEBほかで受付。7/10まではHP参照2023.06.08

営業は6/24(土)泊～(テントは7/1～)。利用前に必ず山荘ホームページを参照して下さい2023.06.23

唐松岳頂上山荘周辺の過去の様子

• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
•