八方尾根第三ケルン南側は、紅葉で敷き詰めた絨毯のようです。寒くなり防寒装備はしっかりと。冷え対策で安全登山。
天気・気温
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
9/28はモルゲンロート(朝焼け)に周辺山岳が染まり、放射状の光芒が谷筋を照らし、辺り一面に目映い光が満ちあふれました。ハイマツの根元を飾るシラタマノキは、白い実と草紅葉が一段と色鮮やかになりました。朝陽が当たり燃えるような赤色に染まりました。季節限定の山風景が展開しました。
・紅葉 今年の八方尾根の紅葉はなかなか見応えがあります。
稜線では高山植物の葉が美しく色付き、草紅葉となりました。
黒菱平 鎌池湿原の草紅葉がきれいです
第三ケルンから南斜面が足元一面が絨毯のように色づいています。今年はとても色がきれいです。
上の樺~下の樺も色がよくなりました。
扇の雪渓では
ナナカマド
ナナカマド
が、大きく残った雪渓を背景に鮮やかな空間を作っています。
週末から来週末へと色付きは場所を変えて見頃が続くでしょう。
・自然
唐松岳頂上山荘周辺 :オヤマリンドウ、ミヤマ
アキノキリンソウ
アキノキリンソウ
、ミヤマコゴメグサが咲いています。
八方尾根の木々は実りの季節を迎えています。草や木々の葉が色付いています。
八方尾根 :
ゴゼンタチバナ
ゴゼンタチバナ
・ミヤマコゴメグサ・オヤマリンドウが咲いています。
・天候
9/30 快晴→薄雲やがて晴れ
9/29 夜振っていた霧雨は、真夜中に雪状に変わったようです。翌朝風が集めた白いモノが小屋の外でみられました。
9/28 快晴秋晴れ
登山道の状況
主な登山道に大きな支障の連絡はなく、大きな変化もありません。
●八方尾根登山道
八方尾根は夏道ルートです。大きな支障はありません。
●八方尾根のゴンドラ・リフト 「八方尾根アルペンライン」
http://www.happo-one.jp/
・5月30日(土)~11月1日(日)運行。
・黒菱第3ペアリフト+グラードクワッドリフト 「黒菱ライン」
7/1~運行 (営業時間08:00~16:30)
※早朝運転期間があります
●唐松~五竜岳
ルートには支障ありませんが、落石には注意。また鎖、ロープなどはゆるんでいることがあるので確認をお願いします。
・五竜山荘は10/17まで営業予定(要確認)
http://www.hakuba-sanso.co.jp/goryusanso/
●(五竜岳方面)遠見尾根への下山
下山時の遠見尾根のテレキャビンの時間に注意。
・遠見尾根テレキャビン、アルプス展望リフトの終了時間
アルプス展望リフト(所要時間10分)の終了時間は16:15までです。
終了時間の30分前には到着されますよう余裕を持って下山してください。
・テレキャビン(所要時間8分)の終了時間は16:30までです。
※最新情報はこちらで必ず確認下さい
http://vill.hakuba.nagano.jp/green/tozan_trekking/gondra_lift.html
●不帰Ⅲ峰~不帰Ⅰ峰間 ルート状況
・不帰の嶮は地図の上では実線ではなく破線ルートです
8/9鎖場にて、鎖1本の交換作業を行いました。不帰Ⅲ峰~不帰Ⅰ峰通行の際には、それぞれの鎖の確認をして下さい。浮石や落石等に充分ご注意が必要です。
天狗山荘は9/23まで営業予定(要確認)
http://hakubakousha.com/index.php/mountain-lodge-info/tengu
●富山県黒部側 唐松~祖母谷、欅平ルート 9/16現在
※祖母谷線ルートの下山に関しましては、必ず山荘受付にて最新ルート状況のお問合わせをなさってください。
・南越~四十八曲間の草刈りおよび南越~祖母谷間の登山道整備は終了しています。
・祖母谷温泉へと下山されるお客様は、手袋(滑り止め付)、長袖のシャツ、防虫スプレー、虫刺され防止のための防虫ネット(ヤブ蚊が大変多い)、帽子、水分1.5リットル~+スポーツ飲料、食糧、非常食、
ヘッドライト、予備電池などをお持ちになられてください。
・唐松岳頂上山荘~避難小屋間の前半ルートでは、道幅が狭く沢側に向けて傾斜した登山道が続いています。
バランスを保ちながら歩くことで予想以上に脚の疲れが出てきます。
・避難小屋~祖母谷温泉までの間 後半ルートでは、四十八曲り・南越沢沿いの登山道上で、岩が滑りやすい状態となっている場所が御座います。下山時は注意が必要です。
・到着が遅くなる場合は、森林地帯で暗くなってしまうことがあり、安全のためにもヘッドライト・予備電池を用意してください。
・以下に詳しい紹介があります。
http://karamatsu.jp/photos2015_4.html
●白馬村山岳情報
http://vill.hakuba.nagano.jp/privilege/09sangaku/index.html
こちらにも登山道の情報があります。
●周辺小屋の営業最終日の確認を!
天狗山荘 営業終了しました。水場はもう確実ではありません。
五竜山荘 10/17まで
白馬槍温泉、キレット小屋 10/3まで
登山装備
3000m級山岳の秋山登山装備が必要。防寒装備は必携です。フリースやダウンなどの着用するもののほか、暖かな帽子や手袋などの防寒対策、汗で冷えた体を休ませるためには着替え、行動中の体温保持には暖かい飲料の入ったテルモス。雨具は雨だけでなく防風対策にもなります。日没が早くなっているため万一に備えたライトも忘れずに。
注意点
●この時期の注意
<低温になります→冷えに注意>
・氷点下近くまで、天候によっては氷点下になります。風があれば体感温度はさらに下がります。
・汗冷え、低体温症に注意が必要です。
・休憩時の急激な「汗冷え」にくれぐれも注意してください。
・「汗冷え」には、登山中も乾いたタオルなどを背中に当て、汗をかいたらタオルを取り換えることなどで体の冷え防止ができます。
・強風の際は体温が奪われますので、衣類の調整は早めに
・着替え用の衣類、防寒対策、装備の用意をして下さい。
・トイレや体が冷えることを心配して水分を摂取しないと体調不良になります。
・水分は・テルモス(保温用水筒)に温かい飲み物用意して下さい。
・防寒具のダウンやフリースはもちろんですが、暖かな帽子、手袋などの防寒対策、防風対策をお願いいたします。
※装備は持っているだけでは効果がありません。
<雪が降ってもおかしくない時期です>
・突然、まとまった降雪となることがあります。
・雪=アイゼンがあればOKではありません。この時期は雪=凍結と道迷いです。
・うっすらと雪がつもると、登山道のマークが隠れルート判別が非常に難しくなります。また視界も不良となり危険です。
・この時期の雪は「湿った雪」です。濡れて体温を奪い、体を冷やし、低体温症による判断力の低下を招きます。
・天気がめまぐるしく変化する時期です。最新情報を得て入山し、その時の状況に合わせて無理な登山は控えましょう。
●岩稜帯の通過に注意。
・両手でしっかり鎖やホールドを掴みましょう。
・ストックはしまいましょう。特に下りではストックはめんどくさがらずに収納した方が安全です。
・大きなカメラを首から下げての通行は、片手がカメラの保護にとられて自分の確保がおろそかになることがあります。
・ザックの外側に荷物をくくりつけたり、ぶら下げることは避けましょう。
●天候と気温の目安
・稜線に建つ唐松岳頂上山荘の所在は、富山県黒部市です。天気予報は「富山県黒部市周辺の天候」も参考に
・富山県黒部市周辺平地の気温から16℃を引いた気温が、唐松岳頂上山荘周辺・稜線のおよその気温となります。
お知らせ
●2015年の唐松岳頂上山荘の営業期間
4月28日(火)~10月17日(土)泊までの営業。
http://karamatsu.jp/
・ご予約について
営業期間中予約電話は不要です。
7名様以上のグループでお越しの場合は、ご連絡をお願い致します。
個室予約は 電話090-5204-7876 唐松岳頂上山荘へ
個室予約は、10月4日(日)まで可能です。
10月4日以降の個室につきましては、積雪の状況によりご宿泊棟に制限があります。ご来山頂きましてから山荘受付にてお問い合わせをお願い致します。
●山荘直通電話(090-5204-7876)について
山荘直通のお電話が繋がらずに皆様に大変ご迷惑をお掛け致しております。誠に申し訳御座いません。
電話が集中する時間帯には 回線が不通状態となっております。
唐松岳頂上山荘では、予約がなくても、当日に宿泊できます。
また、山荘内の電波状況が不安定な時、18:00~20:00の間が比較的繋がりやすい時間帯です。。
稜線付近に雷雲が近づいている場合や、雷雨の最中、電話は繋がりません。
昨年の今頃の様子は?
2023年の夏季営業は6/24(土)泊~(テントは7/1~)。利用には予約が必要。予約は一ヶ月前から受付2023.05.24
営業は6/24(土)泊~(テントは7/1~)。7/11以降の予約は6/11からWEBほかで受付。7/10まではHP参照2023.06.08
営業は6/24(土)泊~(テントは7/1~)。利用前に必ず山荘ホームページを参照して下さい2023.06.23
唐松岳頂上山荘周辺の過去の様子
唐松岳頂上山荘
- 電話番号:
- 090-5204-7876
- 連絡先住所:
- 長野県北安曇郡白馬村北城6336