南アルプス南部 | 椹島ロッヂ

朝2℃、霜が降り周辺の木々が少し色付きはじめました。稜線では降雪があり薄く積もりました。冬山防寒装備で。小屋着は15時まで。

林道からの紅葉真っ只中です(2015.10.27 椹島ロッヂ)
林道からの紅葉真っ只中です(2015.10.27 椹島ロッヂ)
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天気・気温

10/08(木) 快晴 朝の気温2℃ 風なし 
10/7 荒川小屋で積雪3~4cm
甲府市の天気予報
明日
曇のち晴
26℃
16℃
明後日
31℃
14℃
日本気象協会提供 2024年4月26日 6:00発表
静岡市葵区の天気予報
明日
曇のち晴
24℃
17℃
明後日
25℃
15℃
日本気象協会提供 2024年4月26日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

本日無風快晴。朝は2℃まで下がり霜がおりていました。ここさわらじまでも木々の色が、少しづつですがつきはじめています。標高の高いところでは冷え込みはもっと厳しく、荒川小屋では降雪し3~4cm積もったそうです。もう山では雪の時期となりました。

さわらじまでは今年は山葡萄(やまぶどう)が豊作です。たくさん取れました。
ここぞとばかりに摘んできて果実酒造りに大わらわです。当然、酒税が絡むのでホワイトリカーに漬けての一般的な製法なのですが何年も漬け込むので、かどのとれた美味しい果実酒に仕上がります。二軒小屋ロッヂでも、さわらじまレストハウスでもお楽しみいただけます。余った葡萄はジュースやジャムにします おいしいですよ。

10/2~4、環境省により荒川岳のお花畑周辺に設置されている防鹿柵の作業に行きました。
7月に立ち上げた柵を積雪前に下ろして養生する作業です。ボランティアの皆さんのお力と、爆弾低気圧通過直後の好天に恵まれ、スムーズに作業を行なうことができました。ご協力ありがとうございました。

●荒川小屋より
10/8 07:10気温+1℃、快晴ですが、時折強い風が吹いています。5時の気温は0℃でした。
10/7 06:30 気温+0.5℃、快晴で少し風があり。夜明け前5時の気温は-2℃でした。3~4㎝ほど雪が積もりました。明け方水道が凍りそうになり、今、水を出しっぱなしにしています。
10/6 07:10 気温+2.5℃、冷え込みが厳しいですが、快晴でいい天気です。風もさほどありません。夜明け前4時の気温は0℃でした。その後雪のようにあられが降り、と思ったら雷も鳴りました。気温は+4.5℃。
10/5 07:15 気温+5.5℃、少し雲はありますが概ね晴れ。夜明け前4時半の気温は1℃でした。昨日の昼頃までは強い風が吹いていましたが、今朝はおさまっています。
10/3 07:00 気温+5℃、快晴ですが風が強く寒いです。昨日は予報通り朝8時頃には天気が快復し始めました。暴風で小屋の周りはいろんなものが飛ばされていました。
10/1 20:45 気温+7.5℃、午前中から雨が降ったり止んだり、昼過ぎから風が吹き始め、今は台風のような天気です。

●二軒小屋休業 10/1~10/9は休業。
 

登山道の状況

主な登山道に大きな支障の連絡はありません。林道の通行にも支障ありません。

登山装備

3000m級の秋山登山装備が必携です。
雪がふることを考えた防寒、防風装備、防水対策必須です。
手袋や暖かく耳の隠れる帽子など防寒小物も必携です。

注意点

早出早着の原則をお守り下さい。15時には小屋着を!
山で行動に適した時間帯は季節によって多少変わりますが、日の出が遅く日没の早くなるこの時期には、安全に行動できる時間はどんどん短くなっています。朝は凍結もあり日の出から1時間後くらいから~15時頃までです。16時はもう天候の急変や、アクシデントがなくても危ない時間です。日没が早くなっています。15時以降に小屋前を通過するような無謀登山はお控え下さい。
最近、今までにない無謀な方をお見かけします。夜に林道を歩くことは大変危険です。暗くなってからの林道を歩いて下ることはお控え下さい。日没してからの山中の移動は大変危険です。

【アプローチが多様化しています。】
●東京からの登山バスは新宿発の毎日あるぺん号が便利です。
http://www.maitabi.jp/bus/pdf/index.php

【近隣小屋の休業、利用制限の情報】
●赤石小屋 利用制限のお知らせ
今シーズン7~10月、旧館建替え工事のため宿泊定員、テント場の面積が制限されます。10名以上の団体予約は制限させて頂きます。
本館には自炊スペースがないので屋外(ベンチなど)での自炊となりますので、赤石小屋ご利用の際にはご注意ください。

●塩見小屋 宿泊営業休止のお知らせ(営業再開予定:平成28年7月予定)
・塩見小屋は建替え工事のため、本年度の宿泊営業は休止します。
・トイレと売店は営業していることがあります。
・建て替え工事作業中で管理人は入っています。緊急時の避難はできます。
http://www.ina-city-kankou.co.jp/cms/modules/tinyd9/index.php?id=5

お知らせ

●さわらじまほか、お問い合わせはこちら
http://www.t-forest.com/alps/ (株)特種東海フォレスト観光チーム (電話0547-46-4717)
「ユネスコエコパークの認定証」がさわらじま静岡市ふれあいセンター(さわらじまロッジ大ロビー)に届きました。入り口に貼ってあるので皆様ご覧ください。

●おもてなし
・さわらじまレストハウスは9月1日より営業時間が7時から18時。ラストオーダーは5時30分
・さわらじまにはコインロッカーあります。
荒川・赤石・聖の周回や、笊が岳へのピストン登山を行う際には、ぜひ、ご利用ください。一日300~400円です(サイズ別)。

●現地への予約、問い合わせ先
今年は9月初旬頃から電話やFAXがつながりにくくなりましたが、意外と電話問い合わせ先が違う事も多かったのが混雑の原因となっていたのではないかと思います。
連絡先をまとめました。下記を参考にお問い合わせいただいたらスムーズになるかと思います。
・0547-46-4717 宿泊問い合わせ、予約問い合わせ、営業内容等 通年(平日8時~17時 土日祝休み)、夏山シーズン中 全日8時~17時
・054-260-2370 緊急時、遭難時(通話専用)
夏山シーズン中のみ 8時~不定
0・54-260-2226 緊急時、遭難時(FAX専用)
夏山シーズン中のみ 8時~不定

●畑薙からの送迎バスは先着順です。
バスは先に並んだ方から、お一人一枚づつの整理券をお渡しします。列に並んでいない同行者様などの分の整理券はお渡しできません。
また10/13からは予約にて運行となります。

●周辺小屋の営業 営業終了日を確認しましょう。
http://www.t-forest.com/alps/lodge.html
さわらじま ~11/8(日)泊までの予定
二軒小屋 ~11/3(火)泊までの予定
なお二軒小屋ロッヂ(登山小屋を含む)は、10/1~9まで、修繕などのためお休みさせていただきます。
千枚小屋、赤石小屋、荒川小屋 ~10/12(月)(予定)←注意!
百間洞山の家、熊の平小屋 ~9/23(水)←営業終了
赤石岳避難小屋、中岳避難小屋  ~ 9/30(水)←営業終了
高山裏避難小屋、小河内岳避難小屋 ~ 8/31(月)←営業終了。一部緊急避難的に利用できるところもあります。

●テレビ番組
BSプレミアム 日本百名山「悪沢岳」
10月12日(月) 午後7:30~午後8:00(30分)

昨年の今頃の様子は?

本日は標高約1500m以上では積雪。椹島ロッヂは予約受け付けを開始、営業は4月29日からです。2023.04.26

椹島ロッヂ周辺の過去の様子

  • 椹島付近から望む赤石岳の様子
  • 椹島からながめる聖岳
  • 椹島近くから望む赤石岳の様子
  • 赤石ダムから望む南アルプスの様子
  • 椹島近くの千枚岳登山口の様子
  • 椹島ロッヂ周辺の様子
  • 茶臼岳・光岳方面への登山口、畑薙大吊橋の様子
  • 椹島付近からの赤石岳の様子
  • 茶臼岳・光岳などへの登山口となっている畑薙大吊橋の様子
  • 椹島付近から撮影した赤石岳の様子
  • 南アルプスの山々
  • 転付峠から望む南アルプス荒川岳・赤石岳・聖岳の様子

椹島ロッヂ

電話番号:
0547-46-4717
連絡先住所:
静岡県島田市金谷東1-753-1 東海フォレスト・サービス事業部

地図で見る
http://www.t-forest.com/alps/

施設の詳細を見る

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赤石岳 標高 3,121m

 静岡県と山梨・長野両県の県境尾根には、名前のついている3000m級の山がちょうど10座ある。この10座すべてが静岡市との市境にもなっている。なかでも赤石山脈の盟主、赤石岳は一等三角点をもち、3121mの高さを誇る。まさに南アルプスの王者的な風格があり、山頂からの展望は360度を欲しいままにできる。名だたる南アルプスの山々はもちろんのこと、富士山、奥秩父連峰、八ヶ岳、遠くは北アルプスの槍ヶ岳や穂高連峰、中央アルプス、御岳山と、南アルプスきっての眺望といえる。  山頂には昔の信仰登山のなごりをとどめる石や鉄製の剣が残っており、この山の歴史を物語っている。明治12年と14年に測量登山が行われ、その後一等三角点が設けられた。そして明治時代には地質学者エドモンド・ナウマンやウエストン、河野齢蔵、小島烏水などの学者、登山家がそれぞれ登山している。  また、大正15年夏、この辺りの山林の持ち主であった大倉喜八郎(大倉財閥の創立者)が大勢のお伴を従えて特製の駕籠(かご)で登頂したというエピソードもある。彼の製材会社は東海パルプとして残り、椹島から赤石岳に突き上げている東尾根は別名、大倉尾根とも呼ばれている。  赤石岳を登るにはいくつものコースが考えられるが、代表的な椹島から東尾根を登って登頂、さらに足を延ばして荒川三山を回って椹島へ戻ってくる一周コースを説明する。途中には5つの山小屋があるので、日程も好きなように組める。椹島へは静岡駅からバスで畑薙第1ダムまで入り、ダムから林道を歩くのが一般的。東尾根は取付から急坂が続く。地図上の2027m地点手前で林道を横切る。樹林帯の中の道は踏み込まれていて歩きよく、4時間ほどで赤石小屋に着く。古い小屋のすぐ上には新装なった立派な小屋がある。小屋を過ぎて富士見平に達すると展望が開け、周囲の山が一望できる。しばらく進むと尾根から外れ、左手の赤石沢の支流、北沢の源頭を渡る。この辺りは高山植物が豊富に咲いている。  小屋から3時間ほどで待望の赤石岳山頂に立てる。充分展望を楽しんだならば、小赤石岳、大聖寺平を経て荒川小屋まで下る。次いで頭上にそびえる前岳を目指して登りだすと、ここも所狭しと高嶺の花々が咲いている。前岳に出て中岳の小屋を過ぎ、さらにひと汗かいて悪沢岳へ登り返す。千枚岳を経て1時間も下ると、樹林に囲まれた大きな千枚小屋が建っている。小屋から蕨段を経て椹島までは、長いが穏やかな下りばかりで、3時間もあれば出発地へ戻ることができる。

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笊ヶ岳 標高 2,629m

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