10/11早朝唐松岳はうっすらと白い雪に覆われました。紅葉はゴンドラあたりへ。冬用防寒具必携。天候急変に注意。営業10/17泊まで
天気・気温
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
10/11は美しい朝を迎えました。早朝の唐松岳は、うっすらと白い雪に覆われていました。
夜間、アルプスの峰を越えて回り込む風雪 そして黒部の谷から稜線へと吹き上がる風、巻き上がる粉雪、全方向から吹いた風が建物や道標を繊細な霧氷で包み込みました。
澄んだ冷たい空気の中、眩しい陽光が当たり始めると、雪塊が落ち次々と水滴になって流れてゆきました。
晴れていても15時を過ぎると急激に気温が下がり、体温を奪われます。急激に頭が冷えると判断力の低下を招きます。暖かい帽子、手袋、防寒帽風装備は万全に。丸山ケルンから稜線に出るため、急に強く冷たい風に晒されることから、体がに冷えてしまい、体調不良になりがちです。
・紅葉
黒菱あたりや、リフト、ゴンドラの紅葉が見頃です。
・天候
10/10 終日剣がきれいで、すばらしい夕焼けとなりました
10/11 夜から冷え込み、朝はうっすらと唐松岳が白くなりました。
10/12 富山側は朝、剣山頂は雲の中でしたが、富山湾は見通せましたが、夕方になると長野側へ富山側からの雲が重く降りていきました。
登山道の状況
主な登山道に大きな支障の連絡はありません。
●八方尾根登山道
八方尾根は夏道ルートです。大きな支障はありません。
●八方尾根のゴンドラ・リフト 「八方尾根アルペンライン」
http://www.happo-one.jp/
・5月30日(土)~11月1日(日)運行。
・黒菱第3ペアリフト+グラードクワッドリフト 「黒菱ライン」
7/1~運行 (営業時間08:00~16:30)
※早朝運転期間があります
●唐松~五竜岳
ルートには支障ありませんが、落石には注意。また鎖、ロープなどはゆるんでいることがあるので確認をお願いします。
・五竜山荘は10/17まで営業予定(要確認)
http://www.hakuba-sanso.co.jp/goryusanso/
●(五竜岳方面)遠見尾根への下山
下山時の遠見尾根のテレキャビンの時間に注意。
・遠見尾根テレキャビン、アルプス展望リフトの終了時間
アルプス展望リフト(所要時間10分)の終了時間は16:15までです。
終了時間の30分前には到着されますよう余裕を持って下山してください。
・テレキャビン(所要時間8分)の終了時間は16:30までです。
※最新情報はこちらで必ず確認下さい
http://vill.hakuba.nagano.jp/green/tozan_trekking/gondra_lift.html
●不帰Ⅲ峰~不帰Ⅰ峰間 ルート状況
・不帰の嶮は地図の上では実線ではなく破線ルートです
・10/5 Ⅱ峰鎖場にて 鎖1本の交換作業を行いました。
・不帰Ⅲ峰~不帰Ⅰ峰 通行の際には それぞれの鎖の確認を。
・浮石や落石等に 充分注意。
・天候急変時には降雪となる季節です。急な吹雪のために視界が悪くなることもあり、天候などの情報確認を。
●富山県黒部側 唐松~祖母谷、欅平ルート 9/16現在
※祖母谷線ルートの下山に関しましては、必ず山荘受付にて最新ルート状況のお問合わせをなさってください。
・南越~四十八曲間の草刈りおよび南越~祖母谷間の登山道整備は終了しています。
・祖母谷温泉へと下山されるお客様は、手袋(滑り止め付)、長袖のシャツ、防虫スプレー、虫刺され防止のための防虫ネット(ヤブ蚊が大変多い)、帽子、水分1.5リットル~+スポーツ飲料、食糧、非常食、
ヘッドライト、予備電池などをお持ちになられてください。
・唐松岳頂上山荘~避難小屋間の前半ルートでは、道幅が狭く沢側に向けて傾斜した登山道が続いています。
バランスを保ちながら歩くことで予想以上に脚の疲れが出てきます。
・避難小屋~祖母谷温泉までの間 後半ルートでは、四十八曲り・南越沢沿いの登山道上で、岩が滑りやすい状態となっている場所が御座います。下山時は注意が必要です。
・到着が遅くなる場合は、森林地帯で暗くなってしまうことがあり、安全のためにもヘッドライト・予備電池を用意してください。
・以下に詳しい紹介があります。
http://karamatsu.jp/photos2015_4.html
●白馬村山岳情報
http://vill.hakuba.nagano.jp/privilege/09sangaku/index.html
こちらにも登山道の情報があります。
●周辺小屋の営業最終日は最新情報の確認を!
天狗山荘 営業終了しました。水場はもう確実ではありません。
五竜山荘 10/17予定
白馬槍温泉、キレット小屋 営業終了
※白馬槍温泉は10月2日現在、鑓沢・杓子沢の橋が流され通行できません。ご注意ください。
登山装備
3000m級山岳の初冬の登山装備が必要。防寒装備は必携です。
フリースやダウンなどの着用するもののほか、暖かな帽子や手袋などの防寒対策、汗で冷えた体を休ませるためには着替え、行動中の体温保持には暖かい飲料の入ったテルモス(保温水筒)。雨具は雨だけでなく防風対策にもなります。日没が早くなっているため万一に備えたライトも忘れずに。
注意点
●この時期の注意
・稜線では雪の降る季節となりました。急な天候変化にくれぐれもご注意ください。
・積雪のために、一日で「真冬の山」の様相へと変わることがあります。また吹雪となった場合には視界が非常に悪くなります。冬山装備をお持ちください。
・天候などの最新情報をご確認ください。
●水分補給と汗冷え対策
・登山中にはこまめな水分補給を心がけましょう。
・標高2000mを超えた辺りからは、休憩時の急激な汗冷え等に注意。
・登山中 乾いたタオルなどを背中に充て 汗をかいたらタオルを取り換えることなどで体の冷えの防止ができます。
・強風時 体温が奪われますので、衣類の調整はお早めに
・万全の装備で 着替え用衣類・防寒対策・装備をお持ちになってください。
・温かい飲み物の用意を
標高が高い場所では テルモス(保温水筒)に温かな飲み物をお持ちになれることもお勧めいたします。
★装備、準備、対策
・稜線では、気温が下がってきています。フリースやダウン、暖かな帽子、手袋などの防寒対策、防風対策をお願いいたします。
・山荘到着後 濡れた衣類は早目に着替え乾いた衣類でお過ごしください。
・山の中で体調を崩しやすい方は、登山前の朝食に、水分と分離するような油分の多い食べ物を控え消化のよい食べ物を摂ることをお勧め致します。
・安全な登山をお願い致します。
<雪が降ってもおかしくない時期です>
・突然、まとまった降雪となることがあります。
・雪=アイゼンがあればOKではありません。この時期は雪=凍結と道迷いです。
・うっすらと雪がつもると、登山道のマークが隠れルート判別が非常に難しくなります。また視界も不良となり危険です。
・この時期の雪は「湿った雪」です。濡れて体温を奪い、体を冷やし、低体温症による判断力の低下を招きます。
・天気がめまぐるしく変化する時期です。最新情報を得て入山し、その時の状況に合わせて無理な登山は控えましょう。
●岩稜帯の通過に注意。
・両手でしっかり鎖やホールドを掴みましょう。
・ストックはしまいましょう。特に下りではストックはめんどくさがらずに収納した方が安全です。
・大きなカメラを首から下げての通行は、片手がカメラの保護にとられて自分の確保がおろそかになることがあります。
・ザックの外側に荷物をくくりつけたり、ぶら下げることは避けましょう。
●天候と気温の目安
・稜線に建つ唐松岳頂上山荘の所在は、富山県黒部市です。天気予報は「富山県黒部市周辺の天候」も参考に
・富山県黒部市周辺平地の気温から16℃を引いた気温が、唐松岳頂上山荘周辺・稜線のおよその気温となります。
お知らせ
●2015年の唐松岳頂上山荘の営業期間
4月28日(火)~10月17日(土)泊まで。冬季閉鎖。
http://karamatsu.jp/
山荘到着は遅くとも16時までに。目標は15時頃としておきましょう。
・ご予約について
営業期間中予約電話は不要です。
7名様以上のグループでお越しの場合は、ご連絡をお願い致します。
10月5日以降は個室の予約について積雪状況により宿泊棟に制限があります。
・建物内に自炊用設備は御座いません。
●山荘直通電話(090-5204-7876)について
山荘直通のお電話が繋がらずに皆様に大変ご迷惑をお掛け致しております。誠に申し訳御座いません。
電話が集中する時間帯には 回線が不通状態となっております。
唐松岳頂上山荘では、予約がなくても、当日に宿泊できます。
また、山荘内の電波状況が不安定な時、18:00~20:00の間が比較的繋がりやすい時間帯です。。
稜線付近に雷雲が近づいている場合や、雷雨の最中、電話は繋がりません。
昨年の今頃の様子は?
2023年の夏山営業は7/1~10/21。利用には予約が必要。予約は6月中旬から受付予定2023.05.11
2023年の夏季営業は6/24(土)泊~(テントは7/1~)。利用には予約が必要。予約は一ヶ月前から受付2023.05.24
営業は6/24(土)泊~(テントは7/1~)。7/11以降の予約は6/11からWEBほかで受付。7/10まではHP参照2023.06.08
唐松岳頂上山荘周辺の過去の様子
唐松岳頂上山荘
- 電話番号:
- 090-5204-7876
- 連絡先住所:
- 長野県北安曇郡白馬村北城6336