剱岳 | 剱澤小屋

仮営業スタートしました(予約下さい)。本格営業は7/10開始。剱岳へは軽アイゼンの用意を。融雪が早く花も早く進んでいます。

朝焼け(2016.07.21 剱澤小屋)
朝焼け(2016.07.21 剱澤小屋)
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天気・気温

富山市の天気予報
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曇のち雨
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雨のち曇
22℃
15℃
日本気象協会提供 2024年5月5日 6:00発表
松本市の天気予報
明日
22℃
14℃
明後日
曇一時雨
23℃
15℃
日本気象協会提供 2024年5月5日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

2016年の本格営業は7月10日から開始します。それまでは仮営業中。必ずご予約下さい。

今年の状況は例年よりかなり雪が少ないため、例年と全く違う状況になるかもれません。
特に雪渓ルートは最新情報を得て、慎重な対応をお願いします。
下界との温度差が大きいので体調管理にはご留意下さい。
山に雪が少ないとはいえ、朝夕は暖房の必要な気温です。防寒装備は必携です。
雪が少なくても、気温自体が低いことも多く低体温症には注意して下さい。レスキューシートなどを携行するとよいでしょう。

雪融けしたところからお花の開花が始まっています。高山植物も例年より早く進んでいます。

登山道の状況

例年より融雪が3~4週間早い印象です。そしてまだ入山者も多くはありません。
入山される方は、いずれのルートでも(一般ルート、バリエーションルートを問わず)室堂で最新の情報を得て、安全登山に努めて下さい。
なお剱沢に常駐隊が入るのは7/10以降となります。

・立山室堂~雷鳥沢~剱御前小屋~剱沢小屋 夏道です。ほぼ雪もありません。
・剱沢小屋~剣山荘 一部雪渓上になります。急傾斜もあり軽アイゼンはあった方がよいです。
・剣山荘~一服剱、雪渓が一部残り、軽アイゼンはあった方がよいです。近日雪切りに入る予定です。
・一服剱~剱岳 梅雨時期でもあり小砂利の流出、落石、浮き石には十分な注意が必要です。

・剱沢小屋から剱沢を下るルート(真砂沢小屋方面) 
例年では、剱沢を下りてすぐ雪渓ルートですが、小屋から30分ほどのところで雪渓が割れています。
融雪が早く剱沢雪渓は下に行くほど状態が悪くなっています。
※二俣の橋が架かるのは7月中旬前の海の記念日頃になると思います。
※真砂小屋、仙人小屋の営業前は、整備が入りません。

・バリエーションの雪渓ルートについては
長治郎、平蔵ともに例年より約1ヶ月は早い融雪状況です。中間も割れており、上もクラツクが入っているかもしれません。この時期にはいつも繋がっている雪渓がすでに切れているとこもあると思います。
雪渓を登る場合は、まだ良いですが、下りは怖いです。特に夜や視界の悪い時はとても危ないです。例年とは異なります。いづれにしても最新情報を室堂で得るようにして下さい。

・ハシゴ谷乗越方面
まだ未整備です。吊り橋ね架かっていません。雪渓も不安定です。こちらに整備が入るのは真砂沢小屋に人が入るようになって以降です。通行は整備が入ってからをオススメします。

登山装備

残雪のある3000m級の登山装備が必要です。
ルートによってはアイゼンやピッケルが必要です。アイゼンのツメの本数もルートによって変わります。
登山用の雨具や防寒具、用具の防水もしっかりとして下さい。
紫外線対策や低体温症対策も忘れずに。レスキューシートの用意があるとよいでしょう。

お知らせ

剱沢小屋(標高2400m) 2016年は7月10日頃から本格的に営業開始
それまでは仮営業中。必ず予約下さい。

現在、剱沢キャンプ地は半分程度土が出ています。水も取れますが、管理が入るのは海の記念日前からです。

海の日の連休は、すでに予約でいっぱいの状況です。

剱澤小屋周辺の過去の様子

  • 芦峅寺の山の神の祭り。毎年3月9日の朝6時から山の関係者(山小屋、立山ガイドする芦峅寺の村の方、建設業の方等)で行われます。
  • 2023年の営業終了。剣岳も冠雪し、剱澤小屋周辺も積雪
  • 今日の剱岳 まだ安易に登れ時期ではありません
  • 5月下旬。偵察時の剱岳。
  • 10月10日に小屋を閉め下山しました。ありがとうございました!来シーズンまた剱澤小屋でお待ちしてます。
  • 小屋を閉めしました
  • 登山道の雪渓切り、看板の設置設置完了。転倒や視界不良の道迷いには注意をして下さい。
  • 剱澤小屋〜剣山荘間の雪渓切りしました
  • 今シーズンの営業を終えました
  • 来年のご利用をお待ちしております
  • 小屋の食堂でセルフで販売している剱岳ブレンドのコーヒー。1杯分のドリップ用です。
  • ちょっと天候回復剱岳の頂上付近は青空も

剱澤小屋

現地連絡先:
080-1968-1620
電話番号:
076-482-1319
連絡先住所:
富山県中新川郡立山町芦峅寺9

地図で見る
http://ww3.ctt.ne.jp/~tsurugis/

施設の詳細を見る

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剱岳 標高 2,999m

 剱岳は剱・立山連峰と呼ばれるように、北アルプス北部の立山三山や大日岳と同じ山域にある。地籍は富山県中新川郡立山町と上市町。  北アルプス南部の盟主、穂高連峰と同じように、いかにも日本アルプスの名にふさわしい岩峰で飛騨系閃緑(せんりよく)岩や斑糲(はんれい)岩が氷雪で削り出された氷食冠帽である。氷河の痕はU字谷が稜線を削ってできた「窓」と呼ばれる地形にも見られる。三ノ窓、小窓、大窓などだ。もちろんカール地形も剱沢などに見られる。  登山史としての初登頂は1909年、吉田孫四郎パーティにより長次郎谷から行われているが、その2年前に、すでに陸地測量部の柴崎芳太郎たちが測量のため登頂している。  前人未踏の岩峰と思われていた頂上で、彼らは思いがけない発見をした。槍の穂と錫杖、古い焚火の跡などであった。奈良時代のものらしい。隣の立山とともに修験道の霊場だったのだろう。  現在の一般登山道、別山尾根は、1913年に木暮理太郎、田部重治パーティが初トレースしている。日本でもトップクラスの岩峰でロックゲレンデとして超一流なので、それ以後はバリエーション・ルートをねらう多くのアルピニストにより、さまざまな登路、登攀ルートが開拓されてきた。1923年には今西錦司、西堀栄三郎などの京大パーティによるチンネやクレオパトラ・ニードル登攀など、未開拓の難ルートが登られてきた。豪雪地帯だけに豊富な残雪とすっきりした岩峰群の人気は高く、戦後の登山ブームも加えて多くのクライマーを迎えてきた。それだけに事故も多く、1966年に日本で初めて積雪期登山の届出条例が発令されている。  ロッククライミングの対象として人気の高い三ノ窓や小窓、池(いけ)ノ谷(たん)、東大谷(ひがしおおたん)などにはチンネ、ジャングルム、クレオパトラ・ニードル、小窓ノ王、ドームなどと名づけられた岩壁や岩塔がクライマーの血を躍らせてくれる。  一般登山道は別山尾根。別山乗越から行っても剱沢から入っても一服剱(いつぷくつるぎ)で合流する。前剱を越え、途中、カニのヨコバイ、カニのタテバイなど岩壁を行く所があり緊張する。所要3時間30分。  もう1つは剱岳へ西から突き上げる早月(はやつき)尾根。標高差が大きく、途中の早月小屋で泊まる健脚向。馬場島(ばんばじま)から早月小屋へ7時間、早月小屋から山頂へ所要3時間30分。  裏剱の展望台、仙人池へは剱沢、仙人新道経由で所要6時間。仙人池から仙人谷を下って黒部峡谷の阿曽原(あぞはら)から水平歩道を欅平へは所要7時間。

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