4/29から営業スタート。昨日は終日猛吹雪。周辺の積雪は80~100cm。大雪渓は雪崩とホワイトアウトに注意。
天気・気温
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
2017年の白馬山荘は4/29から営業開始します。
今年もよろしくお願いします。
朝の光・・・
今朝ようやく吹雪がおさまり、朝の光が射してきました。
一昨日から降り出した雪。昨日は終日終日凄まじい風雪となりました。およそ一日半荒れた天気でした。
その前までの晴天続きの天候から一転して山荘周辺の景色も春から冬に戻ってしまいました。
山荘付近の積雪は吹き溜まりでは80cmほどほどにもなって、うっかりその上を歩くと足が抜けないほどです。
降雪は止みましたが、相変わらず風が強く地吹雪になっています。
朝の気温は気温は-10℃と冷え込んでいます。
小屋前は風で雪が飛ばされて地面がわずかに出たところもありますが、80cm~100cmの積雪があるとこもあります。
●入山から、これまでの様子
4/24
朝8時過ぎにヘリコプターにて上山しました。快晴
風もなく絶好のコンディションでの上山小屋開けになりました。
4/25
快晴ながら強風。ゆっくりと下り坂。
日の出前には東側は雲海に覆われていて妙高・火打、高妻山などお馴染みの山々は見えない状況でしたが、剣・立山連峰、穂高連峰など他の山並みはすっきりとよく見えていました。
朝の丸山(頂上宿舎のすぐ近くにある小ピーク)からの展望は残雪の剣・立山連峰、毛勝三山などが朝日に上部から徐々に照らし出されてくる様は美しく時間も忘れて見入ってしまいましたす。そして朝日岳や雪倉岳の朝の光景も楽しめました。
登山道の状況
白馬岳は完全な雪山です。
白馬山荘へ、この時期のルートとしては大雪渓を登ることになります。
4/25の登山者情報では、大雪渓に目立ったデブリもなく、結構きれいな状況だそうです。
現在は降雪後のためトレースはありません。登山者がありトレースがつくこともありますが、この時期は自分でルートファインティングして、リスク回避できることが基本です。
また、これからは雪崩に注意。
気温が上がると雪が緩み、踏み抜きや雪崩のリスクが高まります。
気温の低い早い時間帯になるべく早く上がりきるようにしましょう。
ホワイトアウトすると慣れている人でもGPSなしでは地理がわからなくなります。
登山装備
厳冬期雪山装備が基本
アイゼンは前爪のある10本以上が必須。ピッケル必携。
紫外線対策のサングラスとともに、強い風から顔を守る目出し帽(バラクラバ)なども必要。
注意点
この時期の天気は変わりやすく、心地良い春のような日から、一転してすざまじい地吹雪になることもありす。
GWの降雪は毎年です。
冬山、雪の山であることを充分認識下さい。
お知らせ
白馬山荘
http://www.hakuba-sanso.co.jp/
宿泊予約・お問い合わせは(株)白馬館 電話0261-72-2002
●系列の小屋の2017年営業予定
・白馬山荘(白馬岳頂上直下)4月29日~10月14日
・五竜山荘(五竜岳・白岳鞍部)4月29日~5月6日と6月17日~10月14日
・白馬大池山荘(白馬大池北西湖畔)7月8日~10月9日
・白馬鑓温泉小屋(白馬鑓ヶ岳中腹)7月15日~9月30日
・白馬尻小屋(白馬大雪渓下)7月15日~9月30日
・キレット小屋(八峰キレット)7月1日~9月30日
・栂池ヒュッテ(栂池自然園)4月29日~5月6日と6月1日~10月21日
昨年の今頃の様子は?
2023年の営業は4/29から(宿泊要予約)。入山には前爪のあるアイゼンやピッケルなど雪山登山装備必要2023.04.25
大雪渓は融雪早目。踏み抜き、落石に注意。前爪のあるアイゼンやピッケルなど雪山登山装備必要2023.05.11
大雪渓は踏み抜き、落石に注意。急傾斜あり前爪のあるアイゼンやピッケルなど雪山登山装備必要2023.05.19
雪に対応できる装備必要。大雪渓上部からは降雪することもあります。視界不良時の入山は慎重に2023.05.24
6月の大雪渓は前爪アイゼンとピッケル必要(雪山装備で)。山荘周囲の登山道脇でツクモグサ開花2023.06.08
白馬山荘周辺の過去の様子
白馬山荘
- 電話番号:
- 0261-72-2002
- 連絡先住所:
- 長野県北安曇郡白馬村北城6307-ロ 白馬館