昨年とは全く状況が異なります。6合目から上には残雪がありスニーカーは危険。登山中の水分摂取にも注意。

天気・気温

山と周辺の状況

5月5日は二十四節気の中でも「立夏」ですが、夏が立つということで夏の気配を感じる頃です。
春分と夏至の中間になりますが、山では春の気配から一気に夏が近づいたようにやや暑い「五月晴れ」の天候となりました。

ＧＷの中日でもあり、非常に多くの登山者で賑わい、延べでおよそ500人以上が山頂まで行かれたようです。

大山寺付近から2合目付近にかけて、様々な花が咲き始めており、阿弥陀堂下の「 ヤマブキ ヤマブキ 」もかなり咲いています。
1合目ではよく探してみると「 イワカガミ イワカガミ 」も咲いており、3合目までで「 オオカメノキ オオカメノキ 」、「 タムシバ タムシバ 」などもよく目立つようになってきました。
8合目を過ぎてから「ダイセンヒョウタンボク」も白い花をつけており、見ごろとなりつつあります。

登山道の状況

登山道の残雪は、ここ１週間で一気に融けてきたようです。

4日に少し残っていた標高1300ｍ付近の残雪も5日にはなくなっていました。
しかし6合目付近から山頂にかけての途中所々に残雪が残っていて登山者が多かったせいもあり、かなり渋滞しました。
登山靴であれば、なんとか登れるんですが、スニーカーで登山している方が多く、下山時に非常に苦労されていたようです。

特に去年が積雪が少なく、そのイメージで今年も登山された方が多かったようですが、今年の状態が例年並みです。
来年は積雪状況をよく確認の上、ＧＷの登山を考えられたほうがいいようです。

登山装備

登山装備が必要です。残雪がありスニーカーの登山は危険です。防水のある登山靴が必要です。

また最近では小さなお子さま連れで登ってこられる方が増えてきましたが、まだまだ難しいと思います。
山の中は潜在的な危険がたくさん潜んでいることを忘れないでください。

注意点

山頂付近の木道の上にはもう残っていませんが、両側とか避難小屋の南側にはまだ残雪があります。
この残雪の影響で山頂避難小屋のトイレも非水洗の1ヵ所しか使用できず、30分以上の待ち時間で大変だったようです。

連休前から山頂避難小屋の売店が今シーズンの営業を始めていますが登山する際の飲料は必ずお持ちください。
かなり暑くなっており、4日は水分不足による熱中症の方もおられたようです。

お知らせ

登山道の状態とか装備品などわからないこと、またガイドに関する依頼も受けておりますので遠慮なく下記までお問い合わせください。

日本山岳ガイド協会正会員 　登山ガイド　久保昌之
中国山岳ガイド協会
事務局　090-7999-2931
鳥取県日野郡江府町御机鏡ヶ成709-1　　休暇村　奥大山
電話 0859-75-2300

昨年の今頃の様子は？

今年は登山道の雪は早く融けてしまい、もう歩くのに支障はありません。2週間ほど早めに推移しています2023.05.02

だんだん蒸し暑さを感じる季節になってきました。そろそろ虫除けスプレーが必要な季節です2023.05.15

米子市内でも30℃を越える夏日となりましたが、大山は気持ちの良い風が吹いていました2023.05.23

大山プロガイド協会周辺の過去の様子

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