今年は登山道の雪は早く融けてしまい、もう歩くのに支障はありません。2週間ほど早めに推移しています

天気・気温

山と周辺の状況

4月30日（日）現在の大山夏山登山道の最新情報をお知らせします。
(佐々木淳一ガイドよりの画像提供)

例年ですと5月2日が２月4日の立春から数えて八十八日目で、さまざまな農作業の目安とされました。この時期を過ぎると、もう霜が降らなくなり、無田畑への霜害が亡くなるということで、田植えや種まきを始める目安とされたようです。

また、八十八を組み合わせると「米」という漢字になります。お米になるまで八十八回の手間がかかることを意味しているそうです。登山道の雪も今年は早く融けてしまい、例年残る場所に少しだけ残っていますが、歩くことにまったく支障はありません。
冬の前半はそこそこ雪が降りましたが、中盤から後半にかけて、気温がさほど下がらず逆に気温が高い日が続いたため、早く融けてしまったようです。

そのために色々な花の開花が、例年よりもかなり早く咲いていて、現時点では平均するとおよそ2週間程度は早いようです。

登山道入り口付近の ヤマブキ ヤマブキ は終盤となり、2合目付近では イワカガミ イワカガミ が一気に咲き始めました。
イチリンソウも満開ですが、今年も全国ニュースで流れたようにこのイチリンソウの若葉と毒草である トリカブト ヤマトリカブト の若葉が非常に良く似ていて、間違えて トリカブト ヤマトリカブト を食べて中毒を起こしたことがありました。

この時期は必ずと言っていいほど中毒の事例が発生します。ニラとスイセン、ギョウジャニンニクと スズラン スズラン 、オオバギボシとバイケイソウなどなど。
新芽はほとんど天ぷらで食べられますが、毒草は無理です。従って中途半端な知識で採取しないようにしましょう。

服装についてですが、何年か前には5月半ばに山頂で降雪がありましたが、さすがに今年はないとは思います。
しかし雪が降りそうなぐらいに気温が下がる日もまだまだありますので、天候にもよりますが、防寒具の用意を忘れないように。
雨具は風をほとんど通さないので、防寒具の代わりにも使えます。晴れていても雨具の上着だけでも持っていれば役に立ちます。

またストックの先にまだスノーリングを付けている登山者がおられます。ゴムのキャップがついていれば問題ないですが、登山道にストック等で穴を開けないように注意してください。
登山道が傷むこともありますが、開いてしまった穴によって雨水の流れが代わり、ひいては植生が変わってしまう恐れもあります。

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連絡先のメールアドレスはdaisen.pro@gmail.com
またはフェイスブック「大山プロガイド協会」より

登山道の状況

登山道の雪は、今年は早く融けてしまいました。少しだけ残っていますが、歩くことにまったく支障はありません。

登山装備

雪が降りそうなぐらいに気温が下がる日もまだまだありますので、天候にもよりますが、防寒具の用意を忘れないように。
雨具は風をほとんど通さないので、防寒具の代わりにも使えます。晴れていても雨具の上着だけでも持っていれば役に立ちます。

注意点

無理をしないで「勇気ある撤退すること」も登山です。
行けるところまで行ってみてダメなら引き返そうというのが一番危険なパターンです。

お知らせ

日本山岳ガイド協会認定登山ガイド　（自然公園指導員）　久保昌之
電話 090-7999-2931（携帯）

休暇村　奥大山　　
鳥取県日野郡江府町御机鏡ヶ成709-1　
電話 0859-75-2300


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