立山 | 立山室堂山荘

室堂~一ノ越の途上は雪切済。室堂平+稜線で高山植物開花。雨風に耐えうるウエア(手袋や目出し帽なども含む)装備必要。

開館した旧室堂山荘(2018.06.23 立山室堂山荘 )
開館した旧室堂山荘(2018.06.23 立山室堂山荘 )
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天気・気温

06/27(水) 15:50現在 雨 気温10.4℃ 北西の風 平均風速11.7m
富山市の天気予報
明日
晴時々曇
26℃
12℃
明後日
21℃
13℃
日本気象協会提供 2024年4月27日 10:00発表
松本市の天気予報
明日
29℃
10℃
明後日
晴のち曇
28℃
12℃
日本気象協会提供 2024年4月27日 10:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

昨晩から雨風が強く、山荘前でも風速20mくらいになることもあり、稜線では風速30~40m程あるかもしれません。

北陸は梅雨入りしていますが、晴れの日も少なくないです。
融雪は進んでいます。
室堂平や稜線以外の登山道の一部も夏道が露出してきました。
室堂山荘から一の越へ延びる道は本日雪切り作業が行われ歩きやすくなりました。
稜線上もほぼ溶けています。

一の越~雄山の稜線上では ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ 、コメバ ツガザクラ ツガザクラ に続きイワウメ、 ミヤマキンバイ ミヤマキンバイ シャクナゲ シャクナゲ 等が咲き始めました。

室堂平でも チングルマ チングルマ や、 クロユリ クロユリ ショウジョウバカマ ショウジョウバカマ ヨツバシオガマ ヨツバシオガマ 等が雪解けしたところから咲き始めています。

雪の大谷ウォークは終了しました。

●気候
日中の気温は室堂平で10℃前後、朝晩は5℃程です。

6/30の日の出は04:35頃、日の入りは19:14頃です。

登山道の状況

6月からは入山届の提出義務はありませんが、室堂ターミナルで提出推奨です。

室堂山:
軽アイゼン程度の用意が必要、トレース多数あり

浄土山:
一ノ越経由からは夏道が出ています。
室堂山分岐経由は斜面に雪が残っておりアイゼン&ピッケルが必要です。

一ノ越まで:
積雪ありますがトレース、ステップしっかりついています。

一ノ越~雄山:
現時点で稜線上雪はありません。

三山~別山縦走:
稜線上はほぼ雪がないですが、雷鳥沢の上り下りでアイゼンの用意が必要です。

●スキー、スノーボード、登山を行う方へ
この時期の状況をよく理解している経験者、またはガイドとの同行をお勧めします。
雪崩などのリスクについて、周辺では特別ロープを張るなどの指示はしておりません。

各自が現場での見極めになります。

中距離滑れる程度の雪はありますが、雪面の状況は大部分で縦溝が深くなっており、いい斜面を選んで滑る必要があります。
タンボ平中腹まで藪が出てきておりこの辺りは滑走不可かと思います。

登山装備

稜線上は体があおられるほど風が強いこともあり、ウェアは、雨・風にしっかり耐えられるレベルが必要。

稜線歩きをする場合は、目出し帽と手袋は忘れずに。

紫外線が強いのでサングラスと日焼け止めは通年必須。

※観光の方も、それなりの装備が必要です。
雪や寒さ、濡れに対処するため防寒具、雨具、防水の手袋や暖かい帽子、防水の靴(長靴)などは必須です。

雪の照り返しから目を守るため、サングラスも絶対必要です。

駅ターミナルから室堂山荘は、雪の上を歩きます。
ターミナル前広場には看板がありますし、ルート上に竹ポールを刺してありますが、濃霧等天候によってはルートが不明瞭なこともあります。
その際はお電話にてお問い合わせ下さい。
徒歩でお迎えに上がります。

注意点

天気が安定せず時間ごとに目まぐるしく変わります。
下界では初夏ですが、北アルプスは天気が悪いと氷点下近くに戻ります。
山に入るときは事前に行動予定日の天気をご確認下さい。

●ヤマケイオンライン付加情報
・立山黒部アルペンルート 公式
https://www.alpen-route.com/index.php

・アルペンルート 立山室堂ライブカメラ
https://www.alpen-route.com/live_camera/murodou.html

お知らせ

●室堂山荘HP
http://www.murodou.co.jp/

当山荘空室状況は立山室堂山荘ホームページに記載してありますのでご確認下さい。

7/23~8/7は満室でご利用いただけません。
そのほか学校団体宿泊日や休前日の少人数は相部屋のみの日も多いです。

※当山荘だけでなく立山劔エリア周辺の宿泊施設もご宿泊は予約が前提となり、予約な
い場合はご宿泊いただけませんのでご注意ください。

●見どころ
・日本最古の山小屋である室堂小屋が開館しました。10月上旬まで開館予定です。

・玉殿岩屋
まだ雪に覆われており訪れることができません。
例年7月上旬~中旬ごろ開通できます。

昨年の今頃の様子は?

2003年アルペンルート開通は4/15。山荘営業も4/15~(予約受付中)。立山室堂は完全に雪山です2023.04.13

室堂は完全雪山。荒天時トレース消失もあり。登山者やスキーは 入山届提出+雪崩ビーコン携帯が必要2023.04.26

融雪進みルートにより装備が異なる時期です油断しないように。サングラスは観光でも必須です2023.05.11

立山室堂山荘周辺の過去の様子

  • 夕景 
  • 夕方は太陽が出ました。
  • 朝は予報とは裏腹のガス。視界20mほど
  • 立山の様子
  • 室堂山荘の様子(小屋明け準備中)
  • 周辺山岳はまだまだ雪山です
  • 昨日の降雪で、うっすら積もりました。今日は1日いい天気でした
  • これより下山します。今年度も多くのお客様にお越しいただき、誠にありがとうございました。
  • 先週末にまとまった降雪がありました。現在約1mほど積雪しています
  • 小屋に来るまでも踏み跡以外を歩くと腰まで埋まりました。
  • 富士の折立と大汝山
  • 雄山頂上

立山室堂山荘

現地連絡先:
076-463-1228
電話番号:
076-463-1228
連絡先住所:
〒930-1414 富山県中新川郡立山町室堂

地図で見る
http://www.murodou.co.jp/

施設の詳細を見る

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立山・大汝山 標高 3,015m

 ふつう立山と呼ぶ場合、雄山神社を祭る雄山(3003m)か、浄土山、雄山、別山を含めた立山三山を指す。昔は毛勝三山から薬師岳辺りまでを含めて立山と呼んだし、江戸時代の文人画家、谷文晁(たにぶんちよう)の『日本名山図会』では別山、立山、剱岳をひとまとめに「立山」としている。つまり漠然とした山域なのだ。  その山域の最高峰が大汝山。古くは御内陣と書かれているので、雄山神社の奥社だったと思われる。縦走路から少し東にそびえている。  花崗閃緑岩質片麻岩で構成される大汝山には、西側に氷河地形として知られるカールがある。日本の地理学のパイオニアで、日本の氷河地形を初めて発見した山崎直方の名をとった山崎カールで、天然記念物に指定されている。  冬の北西の季節風で豪雪が山の東側に積もるため、日本のカール地形はほとんど東斜面に発達しているので、西斜面の山崎カールは珍しい。室堂から見ることができる。  地籍は富山県中新川郡立山町。乗鞍火山帯に属す火山で、溶岩台地の弥陀ガ原の上にそびえている。立山のもう1つの顔は加賀の白山とともに北陸の霊山として古くから信仰されていた修験道としての山。  開山は大宝元年(701)で越中介佐伯有頼(慈興上人)が鷹狩りの折、手負いのクマを追って奥山に入り岩屋に追い込んだが、中に入ると阿弥陀如来と不動明王に化身し「立山開山」を命じたとか。同じ8世紀には越中国の国守に任じられた万葉の歌人、大伴家持が「立山に降り置ける雪を常夏に 見れども飽かず神からならし」と歌ったように、立山は霊位に満ちた山なのである。  後年、天台宗と真言密教の修験道場となり、立山三山を極楽、地獄谷と剱岳を地獄に見立てた思想が独得の立山講を生み、山麓の芦峅寺衆徒の立山曼茶羅図による視覚に訴える全国布教で信者を増大させていった。ことに、宗教上のタブーだった女性にも極楽往生ができるという「布橋大潅頂」がセールスポイントで、江戸時代での先進的、精神的女性解放の旗印だった。  イラスト入りで地獄極楽を説き、ほかの宗門では不可能な、女性でさえ極楽往生ができるという説教を聞かされたときの驚きと喜びが、立山講中の賑わいを生み、芦峅寺から材木坂を登り、長大な弥陀ガ原をたどって室堂や雄山へと、三十数kmもの山道の苦行を悦びに変えていたのである。  現在の登山者は室堂までケーブルカーやバスを乗り継ぎ、室堂から2時間30分で雄山へ、さらに15分で最高峰の大汝山に登り着く。

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奥大日岳 標高 2,611m

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真砂岳 標高 2,861m

真砂岳は立山連峰の北側に位置する山。山頂から東側に5分ほど下った場所には内蔵助山荘がある。 山体の東側にある内蔵助カールは、日本国内で7箇所確認されている氷河の1つで(2019年時点)、唯一、一般登山者が立ち入ることが出来る場所として知られている。

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