積雪量は少なくトレースが圧雪されているため、前爪のあるアイゼンが必要
天気・気温
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
昨日、1月6日は暦の上では「小寒」。寒さがもっとも厳しくなる時期の前半という意味です。よく言われる「寒の入り」もこの時期です。しかし、なかなか気温が下がってくれず、年末の雪が少しづつ減ってきています。登山道では時おり雪が降り、徐々に積もってきてはいますが、積雪量は例年に比べて少ないです。
今週末にかけて雪の予報が出ています。大山寺の登山口までの道路は融雪装置が入っていますので、なんとか来られると思います。駐車場には積雪がしっかりとあります。また、今年から駐車料金が値上がりしています。
登山道の状況
現在、登山口から積雪があります。
危険な場所はありませんが、4合目から6合目あたりは、まだまだ潅木が出ていて雪を落としながら潅木の下を潜り抜けないと雪まみれになってしまいます。
トレースは踏み固められているため、アイゼンが必要です。6本爪や8本爪アイゼンは、傾斜の緩い2合目辺りまでは使えますが、そこから上は傾斜がキツくなるので、キックステップの技術が必要です。さらに前爪がないと非常に登りにくくなってきます。また、前爪があるアイゼンはカカトにも爪がありますから、下山時もキックステップが容易にできます。
登山装備
厳冬期雪山装備が必要です。前爪のあるアイゼンを使うようにしましょう。
アイゼン購入の選択は慎重に行ってください。「そんなに本気で雪山をしないから」といって、前爪のないアイゼンや爪の少ないアイゼンを選んでしまうと、冬の大山のような雪山に登る時に苦労しますし、大きな事故につながる恐れがあります。
注意点
冬の大山は、夏とは全く様相が違います。無雪期と同じ考えで登山道具だけ買い揃えて登山に来ても、大きな事故につながる恐れがあります。必ず雪山登山の基本技術を身につけてから、単独山行は避けて経験豊富な方と登るようにしましょう。
毎週金曜日には韓国から登山者が来られますが、以前に比べると非常にマナーがよくなりました。登山道でわざとシリセードをする光景もずいぶんと減りましたが、このような行動しているの圧倒的に日本人のほうが多いのが現状で、冬山でのマナーができていないようです。
お知らせ
この他、登山道の状態とか装備品などわからないこと、またガイドに関する依頼、受けておりますので遠慮なく下記までお問い合わせください。
日本山岳ガイド協会認定登山ガイド
久保昌之
TEL 090-7999-2931(携帯)
鳥取県日野郡江府町御机鏡ヶ成709-1
休暇村 奥大山
TEL 0859-75-2300
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大山プロガイド協会周辺の過去の様子
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