暖冬であろうと積雪が少なかろうといったん山が荒れると非常に厳しい状況となります。
天気・気温
12:00頃 山頂 吹雪 -11℃ 10~18m/s
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
立春も過ぎたばかりですが大荒れの連休となりました。
冬が極まり春の気配が立ち始めるのが「立春」ですが、毎年のように立春を過ぎてから一番の寒気が入ってくるように思います。
今年は例年に比較して気温が高く、積雪量も非常に少ない冬になっています。
しかし山ではいったん荒れると暖冬であろうが非常に厳しい状況となり、無理をすると大きな事故に繋がります。
良くあるパターンは、登った時が冬では珍しいぐらいの好天で素晴らしい景色も見られた。
その感覚で次に登った時に荒れた天候で以前に登れたからと無理をしてしまうことです。
冬山では何が起きても自分で対処できるだけの装備を持たないと、自分が困ることになります。
誰しもが自分が遭難すると思って冬山に登ることはありません。
しかしほんのちょっとの気の緩みで装備を忘れたり、無理をすることによって事故に繋がってしまいます。
今の時期は使い方が曖昧なピッケルを格好だけで持つよりは、ストックを使ったほうが役に立つ場面は多いと思います。
しかし6合目辺りからは状況が一変しますので、お気をつけください。
ネットで使い方等を習得することが容易に出来ますが、実際の冬山はそんなに甘いものではありません。
また出来るだけ単独を避けて、経験のある安全管理の出来る方と一緒に登ることをお勧めします。
登山道の状況
7合目あたりからブルーの目印ポールを立てています。
これは迷わないためのものですが、7合目から上でガスってしまうと方向がわからなくなります。
ただ上を目指せばいいという問題ではないのです。
次のポールが見えないときは必ずそこで引き返してください。
登るためのものでなく引き返す目印と思っていただけば良いと思います。
気温が低く荒れた時には、8合目を過ぎて山頂台地に入ると自分のトレースもすぐに掻き消えてしまい、引き返せなくなることもあります。
登山装備
厳冬期雪山装備が必要。
装備は必ずアイゼンは12本爪をお持ちください。
メーカーによっては爪の短い10本爪を安価で販売していますが基本的には6合目から上のアイスバーンでは役に立ちません。
もちろん当日の状況にもよりますが、基本的に積雪時の歩き方、キックステップが出来ないと道具だけ持ってきてもダメです。
ピッケルもそうです。
格好だけで持ってきても邪魔になるだけです。
出来れば山岳会に入るか、県山岳協会などが講習会を開催している場合がありますので、参加して正しい使用方法を身につけてください。
注意点
冬の大山は夏とは全く様相が違います。
無雪期の延長で道具だけ買い揃えて登山に来ても大きな事故に繋がる恐れがあります。
必ず基本技術を身につけてから、単独は避けて経験豊富な方と登るようにしましょう。
お知らせ
この他、登山道の状態とか装備品などわからないこと、またガイドに関する依頼、受けておりますので遠慮なく下記までお問い合わせください。
日本山岳ガイド協会認定登山ガイド
久保昌之
TEL 090-7999-2931(携帯)
鳥取県日野郡江府町御机鏡ヶ成709-1
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TEL 0859-75-2300
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