大山夏道登山道に危険箇所はありません。山頂売店は休業中。県外からの往来は鳥取県の指針に沿って

天気・気温

山と周辺の状況

■先月末より6月に入ってからの県外からの往来について鳥取県より指針が出されました。
詳細については県のHPをご覧ください。
https://www.pref.tottori.lg.jp/item/1194126.htm#itemid1194126

■自然
米子方面から観光道路経由で大山寺に走ってくるとおよそ標高400m前後のあたりで白いチョウチョのような昆虫がたくさん飛んでいます。
これは「キアシドクガ」といってドクガの仲間です。
しかし毒はなく、おもにミズキとかエゴノキなどが幼虫の食樹であり、昼行性で食樹のまわりをチョウのように飛翔しています。
今の時期だけの大山の風物詩のようなもので、夏の訪れを感じさせる風景です。

登山道の状況

■6月3日の大山夏道の登山道の様子
大山夏道で特に危険箇所ありません
頂上の売店はまだ営業していませんのでご注意下さい。
頂付近の休憩は、小屋工事のために照り返しで暑い鉄板の上での休憩となります。ご注意ください。

・頂上付近でヤマヤナギの枯死
昨年から県にはお願いしていたことですが、頂上付近の植樹をしたヤマヤナギがかなり広範囲で枯れてしまっています。
これは30年以上前から「頂上を保護する会」および登山者の方々にご協力いただいて、頂上に緑を戻そうとしてようやく緑が戻ってきた場所に工事用資材、土砂などを無造作に指定地以外におかれた結果です。
このままで工事が進むとさらに枯渇場所は広がっていくと思います。

小屋自体の老朽化もあり国立公園としての予算が出た結果を受けての工事ですから必要不可欠ではあると思います。
しかしそのために30年かかって実施してきた「一木一石運動」をどれほどの方々の協力を得て、緑を戻してきたかを再度鳥取県様には現地をみて再考していただきたいと思います。
工事はごく短期間で完成しますが、一度失われた緑は一朝一夕には戻りません。

30年も経つと当時を知る関係者も少なくなっています。
その苦労を知る保護する会員もごくわずかとなった今、頂上の緑を鳥取県様を含めていかにして守るかを考えていただきたいと思います。

■ユートピアの崩落ヶ所について
危険箇所のユートピアの崩落箇所については鳥取県より大山町、遭難防止協会に情報提供してもらいましたので、今後の対応は検討されると思います。

■6月2日の中蒜山の登山道の様子
蒜山の状況ですが登山道の危険ヵ所はありません。
標高が大山ほど高くないために、これから夏に向けては炎天下の下を
歩くことは覚悟して装備の中でも水は多めに持参ください。
上蒜山は3合目辺りから、また下蒜山は4合目を過ぎた辺りから樹林帯を
抜けますので暑いです。
ところが中蒜山は8合目を過ぎて稜線手前まで樹林帯を歩きますので、
夏場はこのルートがお勧めです。

登山装備

登山装備が基本です。

お知らせ

この他、登山道の状態とか装備品などわからないこと、またガイドに関する依頼、受けておりますので遠慮なく下記までお問い合わせください。

日本山岳ガイド協会認定登山ガイド　（自然公園指導員）　久保昌之
電話 090-7999-2931（携帯）

休暇村　奥大山　　
鳥取県日野郡江府町御机鏡ヶ成709-1　
電話 0859-75-2300

■Face book「大山プロガイド協会」
https://www.facebook.com/pages/category/Travel-Service/%E5%A4%A7%E5%B1%B1%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89%E5%8D%94%E4%BC%9A-105554551132283/

昨年よりガイドの資格取得者およびこれから取得しようとする山好きによりFacebook「大山プロガイド協会」を立ち上げました。
不定期で更新していますのでぜひご覧ください。
メールアドレスは　daisen.pro@gmail.com
登山に関するお問い合わせは遠慮無くどうぞ。

昨年の今頃の様子は？

今年は登山道の雪は早く融けてしまい、もう歩くのに支障はありません。2週間ほど早めに推移しています2023.05.02

だんだん蒸し暑さを感じる季節になってきました。そろそろ虫除けスプレーが必要な季節です2023.05.15

米子市内でも30℃を越える夏日となりましたが、大山は気持ちの良い風が吹いていました2023.05.23

大山プロガイド協会周辺の過去の様子

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