木曽駒・宝剣岳 | 宝剣山荘

カール内の積雪は例年より少なめですが、雪崩の発生の可能性があります。入山の判断は慎重に

(2023.02.16 宝剣山荘)
(2023.02.16 宝剣山荘)
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天気・気温

03/18(土) 晴のち霧~雪 最高3℃、最低-5℃
松本市の天気予報
明日
29℃
9℃
明後日
晴のち曇
28℃
12℃
日本気象協会提供 2024年4月27日 12:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

風速は8m/s~13m/sで、積雪量は稜線上40~50㎝、カール内は240㎝程、例年より1mは少ないです。

千畳敷ホテルから剣ヶ池方面を廻って登ってください。上部は締まっており歩き易いですが転倒滑落の危険があるのでアイゼンワークは慎重に。稜線上吹き溜まり以外雪は少ないですが強風に晒されての体温低下には要注意です。装備も含めて無理のない登山をしてください。
近年、この時期でもスキーを担ぎ登られる方が増えてきており八丁坂上部からの滑降跡を目にする事がありますが雪崩を誘発する恐れがあるので絶対にNGです。
直近で40~50㎝の降雪がありました。温度も上がっており雪崩の発生も懸念されるので入山の判断は慎重にお願いします。

現在のテント設営場所は変わらず頂上山荘前、降雪により宝剣山荘前が埋まりましたら雪上に設営してください。
問合せは山荘携帯090-5507-6345までお願いします。

登山道の状況

登山道に異常箇所は報告されていません。登山道は凍結してる箇所があるので、滑り止め対策が必要です。
この日は、木曽駒ヶ岳までの道程は好天に恵まれたこともあり日帰り登山者によるトレース多数でした。宝剣岳も例年に比べ積雪量が少なく登頂者も多いです。
カール内は雪崩に注意してください(特に宝剣沢方面)。

登山装備

稜線上では風に晒される為ハードシェル等の防寒着は必須です。
ピッケル、アイゼン(12本)の携帯、八丁坂の登りでは降雪直後には輪カンがあると便利です。
着替え用のアンダーウエア―なども忘れずに。

注意点

厳冬期でも降雪直後でなければ雪面もしっかりしており比較的容易に稜線まで登ることが出来ますが(1時間~1時間半程)、八丁坂登山道中での滑落や雪崩のリスクもあるのでアイゼンワーク他周辺状況の把握は必須です。

お知らせ

宝剣山荘
http://miyadakankou.co.jp/
TEL:090-5507-6345

Facebookもご確認ください
https://www.facebook.com/%E5%AE%9D%E5%89%A3%E5%B1%B1%E8%8D%98-253221101482073/

山荘宿泊をご利用される方は、090-5507-6345で予約をお願いします。

昨年の今頃の様子は?

降雨の日が多くなり雪解けが進んでいます。それに伴い最近では落石の頻発、雪崩・滑落にも注意してください2023.04.21

GW営業中。朝晩はガチガチのアイスバーン、冬装備は必須。アイゼンは10本以上を用意してください2023.05.01

降雨により雪解けが進んでおりますが、それに伴い落石の頻発。朝晩には雪面がアイスバーンとなります2023.05.12

宝剣山荘周辺の過去の様子

  • 稜線より千畳敷
  • 宝剣岳肩から宝剣岳
  • 薄っすらと雪がかぶっています
  • 今年一番の冷え込みとなりました
  • 紅葉の様子、だいぶ色付いてきました
  • 見下ろす千畳敷の様子

宝剣山荘

電話番号:
090-5507-6345
連絡先住所:
長野県上伊那郡宮田村4752-4 宮田観光開発

地図で見る
http://www.miyadakankou.co.jp/?cat=3

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 / 木曽山脈

宝剣岳 標高 2,931m

 中央アルプスの中では南部の仙涯嶺(せんがいれい)とともに険しい岩場の山で、その名のとおりどこから見ても鋭くとがった三角錐を突き上げ、人を寄せつけないような雰囲気をもっている。特に千畳敷カールから見上げる姿は一段と鋭さを増す。  山名は山岳信仰からきているものと推測され、江戸時代後期の絵図には錫杖嶽と書かれており、その後剣ガ峰とも呼ばれていた時期がある。宝剣岳の名は近代に入ってからである。  登山コースは、ロープウェイが運行されている現在は千畳敷カールから登る人がほとんどで、カール内の駒ヶ岳神社で左右に分かれ、右回りに乗越浄土から天狗岩を眺めながら北稜を登るルートと、左回りに極楽平から南稜をちょっとした岩登り気分で登って頂上に立つルートがある。いずれも1時間弱。  また鋭い岩峰だけにロッククライミングのルートも多く、初級の中央ルンゼをはじめ、左稜、中央稜、左稜フランケなどがある。木曽側には天狗岩に駒峰ルート、芸大ルート、伊那ルートなどが拓かれている。  なお、千畳敷カールは春スキーのメッカとしても賑わっているが、かつては積雪期には立ち入り禁止だったことを忘れないでほしい。

長野県 / 木曽山脈

木曽駒ヶ岳 標高 2,956m

 中央アルプスの最高峰である駒ヶ岳は、伊那谷では西駒ヶ岳と呼び、東駒ヶ岳と称される甲斐駒ヶ岳と区別している。一方、木曽谷の人はこの山を木曽駒ヶ岳と呼び、現在はこの名が一般的になっている。山名の由来は、全国の駒ヶ岳がそうであるように、晩春に中岳から将棊頭山の山腹にかけて現れる駒の雪形によっている。  この山は山岳宗教の山として古くから登られており、天文元年(1532)に木曽上松の徳原春安という人が山頂に駒ヶ岳神社を建てたと伝えられている。近代登山の対象として登られたのは明治24年(1891)8月のW・ウエストンの登山で、友人とともに上松口から登頂、その著書に紀行を載せている。  山頂一帯はハイマツの緑のジュウタンが敷きつめられ、花崗岩砂の白さと見事なコントラストを描き出している。西に木曽前岳(2826m)、南に中岳(2925m)、さらに東には伊那前岳(2883m)を擁し、登山道は四方から集中している。3000mにちょっと欠けるが、その頂からの展望はすばらしい。日本アルプスの中央に位置しているだけに、北アルプスの山並みと乗鞍岳、そして目の前の御岳山、さらに伊那谷を隔てて大パノラマが楽しめる南アルプスと、見飽きることがない。  また稜線や山上湖の周辺では高山植物も多く見られ、イワウメ、イワギキョウ、アオノツガザクラ、タカネシオガマなど、色とりどりの花々が登山者を迎えてくれる。特に中央アルプスの特産種であるコマウスユキソウは、いわゆるエーデルワイスの仲間で、この山域でのみ見られる花である。  登山コースは四通八達しているが、ロープウェイを利用して千畳敷から乗越浄土、中岳を経て登頂するものがいちばん楽なコース(千畳敷から1時間30分)。次に新田次郎の小説『聖職の碑』の舞台でもあるクラシックな、桂小場(かつらこば)から将棊頭山を越えて山頂に至るコースは静かで、中央アルプスらしいムードを楽しめる(桂小場から6時間30分)。そのほか北御所登山口から(7時間弱)、宮田高原から伊勢滝を経て山頂に至るコース(7時間弱)などが伊那側からのルート。  一方、木曽側からは木曽福島コース(山頂まで7時間弱)と、木曽側では最もよく利用されている上松コース(7時間弱)の2つがある。いずれにしても、伊那、木曽いずれかの谷から山頂に至り、登りとは反対の谷に下山するようなコース設定をすれば、木曽駒ヶ岳の東西2つの顔と、伊那谷、木曽谷双方の雰囲気を楽しむことができる。

ユーザーの登山記録から