終わりそうにない猛暑ですが、暑さに関係なく、咲いている花は秋の様相となってきました

天気・気温

山と周辺の状況

暦の上では『処暑』、暑さが峠を越えて収まる頃という時期なんですが、実際には「いつ終わるか? 記録的に暑い夏」の表現の方が当たっています。
今年の場合は、何回かにわたって台風の発生があり、日本付近のジェット気流が北方に押し上げられ、太平洋高気圧の張り出しが強まったことが原因のようです。

またこの影響で南寄りの暖かく湿った空気が日本付近に流れ混み続けて天候が不安定になり、暑さがいつまでも続いている。この傾向は9月に入っても大きな変化はなさそうです。
従って引き続き、熱中症対策を行って登山の予定を立ててください。

登山道においては暑さ関係なく、咲いている花は秋の様相を見せ始めました。
登山口付近では、アカソ、イタドリ、ミズヒキ、ヌスビトハギなどが見られ、登るにつれて台風の影響で傷んだ樹木がすでに紅葉しかけている様子も見られます。ホツツジも満開です。
5合目辺りから見られるクサボタンは花が終わると、白い髭のような毛が種一つ一つから無数の伸びるために、一瞬なんだ、これ? みたいに見えます。
山頂近くなると、 アキノキリンソウ アキノキリンソウ 、 イヨフウロ イヨフウロ 、キュウシュウコゴメグサなどが咲いていますが、やはりお花のピークに比べるとかなり寂しくなってきています。

ただこれからの時期の楽しみは、木の実です。チャボガヤの実は結構大きくてすぐ見つけられます。
山ブドウも楽しみのひとつですが、熟れてくる前に鳥に食べられてしまいます。美味しいものは鳥たちも良く知っているようです。
従って今の時期の ナナカマド ナナカマド の赤い実は鳥は食べません。ということは・・・?

登山道の危険な場所はありません。ただ足元も注意すべき点ですが、まだまだ暑いので水分だけは余分にお持ちください。
せっかく体が歩くことにより暖まっているので、ペットボトルを凍らせて持ってきて飲む冷たい飲料は避けましょう。
常温の方が今の時期の登山には適しています。
また突然の雨に対しての雨具は必ずお持ちください。

徐々に日が短くなってくるので、ヘッドライトも必携です。スマホでの代用は避けてください。
いざという時に使えないと困ります。逆にスマホの予備バッテリーは役に立ちますし、さほどかさ張るものでないのでお持ちください。

まだまだ暑い日が続く予報ですので、くれぐれも熱中症対策をお忘れなく。

今年こそ大山登山に挑戦しようという方、今の時期の持参するものなど、アドバイスもさせて頂きますので、お気軽にお問い合わせください。
Facebook「大山プロガイド協会」にて山のよもやま話、夏山登山道含めて大山山系の山々の情報を不定期に更新していますのでぜひご覧ください。
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連絡先のメールアドレスはdaisen.pro@gmail.comまたはフェイスブック「大山プロガイド協会」より登山に関するお問い合わせはもちろんのこと、ガイドに興味がある方など資格取得に向けてお手伝いもさせていただきます。気軽にお問い合わせください。

登山道の状況

登山道で通れない場所はありません。また崩壊ヵ所もありません。初夏の大山をお楽しみください。

８合目から上の木道の部分で足場の板を止めている釘がかなりの場所で浮いてきています。転ぶと大怪我に繋がります。

登山装備

晴れていても雨具の上着だけは持っていた方が防寒具として使えます。
また時期的には「ブト」(ブユとも言われる)が出てくる頃ですので、虫よけスプレーは必要です。

お知らせ

日本山岳ガイド協会認定登山ガイド　（自然公園指導員）　久保昌之
電話 090-7999-2931（携帯）

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昨年の今頃の様子は？

大山はようやく冬の様相になってきました。アイゼンは前歯のついた10本または12本をご用意ください。2024.12.12

8合目辺りから山頂避難小屋までの間に目印の青色ポールを整備しました。目印ポールを目指して登山してください2024.12.23

ここ数年の中では雪の多い年となっています。予報で悪天候になるのが予測される場合、決して無理をしないでください。2025.01.10

大山プロガイド協会周辺の過去の様子

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