大山 | 大山プロガイド協会

ここ数年の中では雪の多い年となっています。予報で悪天候になるのが予測される場合、決して無理をしないでください。

入口を掘り起こし中です(2025.02.01 大山プロガイド協会)
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天気・気温

01/10(金) 1/5(日)の天気:
午前7時の大山寺の天候:くもり 気温-2℃
午前10時の山頂の天候:晴れ 7~8m/s 気温-4℃
鳥取市の天気予報
明日
吹雪
3℃
1℃
明後日
雪のち曇
8℃
0℃
日本気象協会提供 2025年12月25日 0:00発表
松江市の天気予報
明日
吹雪
4℃
2℃
明後日
曇一時雪
8℃
1℃
日本気象協会提供 2025年12月25日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

※今回の情報は山本良子ガイドよりの提供です。

『小寒』寒さが本格的になる時期を迎える時期で寒の入りです。今年の雪の状況はほぼ例年並みと言えるようですが、ここ何年かが今の時期に少なかったために、今年は多いように思われまする

登山道においても順調に(?)積雪量が増えていて、気温はさほど低くはないのですが、融けないで固まっていく程度の気温です。
新雪がまとまって降らない限りは前歯のついた10本以上のアイゼンをお持ちください。
一番危ないパターンは、安かったからチェーンアイゼンとか爪の短い軽アイゼンを購入して、行けるところまで行ってみようというのがよくあります。厳冬期の大山を決して甘く見ないでください。

今日の作業としては山頂台地付近の青ポールの増設と位置調整です。この青ポールは山頂まで行くための目印ではありません。それなりに距離をおいて立てています。猛吹雪でホワイトアウトになり、次のポールが見えない時の引き返す目安です。
もっと密に立てて山頂まで誘導してしまうと装備が不十分な方とか冬山技術が乏しい場合に遭難する原因にもなってしまいます。良くご理解ください。

経験談ですが、山頂台地に入ると猛吹雪の場合は自分が登っているか下っているかという自分の立ち位置がわからなくなります。そこで判断を間違えるとワンデリングに陥り、最悪は北壁に滑落とか西壁に迷い込んで動けなくなるという事態になります。
予報で悪天候になるのが予測される場合、決して無理をしないでください。

自分だけは、自分に限ってという根拠のない自信が事故に繋がります。
 ・まず登山届を提出する
 ・出来るだけ経験者と登り単独登山は避ける
 ・冬山装備は使い方を自分で熟知しておくこと
これらは冬の大山に登る際には『当たり前』のことです。
最低限の基本事項を守って冬の大山を楽しんでください。

また同じ大山隠岐国立公園内にある三徳山ですが、積雪がある時には入山禁止です。本堂までは登れます。
「大山プロガイド協会」のFacebookで最新情報を掲載しています。

登山道の状況

大山の登山道は、積雪があります。冬山装備を準備して登山をしてください。

お知らせ

日本山岳ガイド協会認定登山ガイド (自然公園指導員) 久保昌之
電話 090-7999-2931(携帯)

★Facebook「大山プロガイド協会」にて山のよもやま話、夏山登山道含めて大山山系の山々の情報を不定期に更新していますのでぜひご覧ください。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100029865155796

登山に関するお問い合わせはもちろんのこと、ガイドに興味がある方など資格取得に向けてお手伝いもさせていただきます。気軽にお問い合わせください。

昨年の今頃の様子は?

大山はようやく冬の様相になってきました。アイゼンは前歯のついた10本または12本をご用意ください。2024.12.12

8合目辺りから山頂避難小屋までの間に目印の青色ポールを整備しました。目印ポールを目指して登山してください2024.12.23

ここ数年の中では雪の多い年となっています。予報で悪天候になるのが予測される場合、決して無理をしないでください。2025.01.10

大山プロガイド協会周辺の過去の様子

  • 7合目の積雪の様子
  • 標高1600m付近の様子
  • 山頂からの展望
  • 6合目避難小屋付近
  • 山頂避難小屋付近
  • 朝の山頂付近
  • 阿弥陀堂付近
  • 3合目の倒木
  • 6合目避難小屋
  • 山頂付近
  • 山頂直下を下山中
  • 夏の雲と秋の雲

大山プロガイド協会

現地連絡先:
090-7999-2931
電話番号:
0859-75-2300
連絡先住所:
〒689-4424 鳥取県日野郡江府町御机字鏡ヶ成709-1 休暇村 奥大山 内

地図で見る
http://chugoku-guide.wix.com/chugoku-guide

施設の詳細を見る

関連する山

鳥取県 / 中国山地中部

大山(伯耆大山) 標高 1,729m

 山陰地方のほぼ中央にそびえ立つ大山(だいせん)は、天平五年(733)に完成したといわれる『出雲風土記』に、火神岳(ほのがみのたけ)の名で登場する。我が国で最も由緒のある山の1つである。  中国地方の最高峰。大山隠岐国立公園の中心にあり、歴史、民俗、自然科学の面でも傑出したものが多く、名実ともに中国山地の王者である。四季を通じて探訪者が絶えないが、日本海に面した独立峰であり、気象条件、地質地形条件が厳しく、特に冬季は「寒気の吹き出し」の影響を、日本で最初に受けるので、標高に似合わず遭難事故が多い。中国地方の他の山々とは全く異質の山であることを銘記されたい。  一方、自然保護運動の先覚地でもある。全国のゴミ持ち帰り運動の発祥の地であり、数々の乱開発を追放した実績を持っている。現在は一木一石運動(登山者の手によって山頂に石を返す行動)が根気よく続けられている。  山体を形成する角閃石安山岩は軟らかくもろい。激しい浸食作用により、登山道の転変が多く、頂上と通称される弥山(みせん)への道は夏道ルートと行者谷ルート以外は閉鎖されて久しい。両ルートは6合目避難小屋の下で合流し、特別天然記念物ダイセンキャラボク純林を縫って頂上碑に達する。東側に三等三角点が、西に頂上小屋と、やや下って石室(いしむろ)と心字(しんじ)池などがある。いずれも往復5時間程度だ。  最高点の剣ヶ峰へは大神山(おおがみやま)神社から元谷(もとだに)小屋、ユートピア避難小屋を経る一般ルート(往復5時間)の他に大休(おおやすみ)峠からと、地獄谷振子(ふりこ)沢からのルートがあるが、一般向ではない。  元谷をベースに、大屏風(おおびようぶ)岩、小屏風(こびようぶ)岩、烏帽子(えぼし)岩、別山などの岩場がある。岩はもろく、登攀には高度の技術が要求される。南面の南壁はすべてガレ壁で、登降は勧められない。支峰の甲(かぶと)ガ山(せん)、船上山(せんじようざん)にはよい岩場があり、地元のクライマーに愛されている。  大山の名をより高めているのは、史跡の豊富さと荒らされていない生物相とにある。  『出雲風土記』には、大山を杭(くい)にし、弓ガ浜を綱にして島根半島を引いてきたと記され、大化改新(645)前後には修験者の大道場でもあった。以来、興亡栄枯を繰り返し、その遺構が全域に残されている。現存する大山寺と大神山神社の門前町が大山寺(だいせんじ)の集落。今は宿泊施設や飲食店、温浴施設などが参道沿いに並んでいる。 平成30年には、大山情報館が大山ナショナルパークセンターとしてリニューアルしたほか、観光案内所や県立大山自然歴史館も再整備され、大山周辺の情報提供の他、シャワールーム、ロッカー、Wi-Fiなど多くの新しい機能が利用できるようになり、大山登山が一層、便利になった。 冬は西日本最大の広さを誇るスキー場が賑わい、スキーやスノーボード、スノーシューなど、ウィンタースポーツのメッカとなている。

鳥取県 岡山県 / 中国山地中部

蒜山 標高 1,202m

岡山県の最北端に位置する蒜山山群は、中国の名峰・大山連峰の東に連なり、鳥取県倉吉市と、岡山県真庭市との境界をなしている。 蒜山は95万年から50万年前に噴出したトロイデ火山である。岡山県側からの山容は穏やかで、広大な扇状地となり、古くは巨大な淡水湖を擁していたという。蒜山高原からは昭和34年(1969)、ステゴドン(東洋象)の臼歯の化石が発見された。またオオサンショウウオやムカシトンボ、ギフチョウなどの珍しい動物や昆虫のほか、ヒルゼンスゲやリュウキンカ、またイヨフウロ、ツクシゼリなどの貴重な動植物の宝庫となっている。  山名の「ひる」は「蛭の住むような広い湿地」を意味し、「ぜん」は大山(だいせん)の「せん」を真似、より威厳を持たせるため濁って読ませたという説もある。また蒜山には、巨人が住んでいたという伝説もあり、中蒜山と下蒜山の間のコルを「ふんぐり乢(たわ)」と呼ぶのは、この巨人が自分のフングリ(睾丸)を引っ掛けたから、ともいう。  蒜山へは、上蒜山の西麓の百合原牧場の柵を越えて山腹に取り付く。途中、皆ガ山の肩越しに大山が見える。8合目の槍(やり)ガ峰は上蒜(かみひる)一の展望台だ。上蒜山まで約3時間。中蒜山、下蒜山まではさらに約3時間。三山縦走は約8時間。

鳥取県 / 中国山地中部

矢筈ヶ山 標高 1,359m

 大山の北東部、大休(おおやすみ)峠から北へ12km続く魅力的な縦走路。植生、史跡、古戦場、岩場など、どれをとっても中国山地第一の呼び声が高く、その最高点が一等三角点を頂く矢筈ヶ山で、中国山地第5位の高峰。  矢筈型の双耳峰で双子山(ふたごせん)の別名もある。三角点を大矢筈、北の岩峰を小矢筈と俗称する。  船上山(せんじょうざん)からの南行コースと、大休峠からの北行コースがあり、ともに約8時間だが、南行コースは長大な登りになり、危険箇所がすべて下りになるので、北行コースを勧めたい。  北の甲ヶ山(かぶとがせん)は中国山地第10位の高さ。  後醍醐天皇の旗揚げ(1333年)した船上山の頂上は平坦で湧水も豊富。まさに要害堅固の地であり、周囲の岩壁はクライマーのゲレンデとなっている。山脚部は桜の名所で、青少年自然の家をベースに、健康的なエリアとして人気を集めている。

ユーザーの登山記録から