甲斐駒ヶ岳 | 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

昨夜降雪小屋前で積雪5cm。小屋から上は固雪の上に新雪あり。前爪アイゼン+ピッケルが安心

昨夜降雪。小屋から上は前爪アイゼン&ピッケルが安心(撮影 七丈小屋宿泊登山者様)(2024.11.28 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
昨夜降雪。小屋から上は前爪アイゼン&ピッケルが安心(撮影 七丈小屋宿泊登山者様)(2024.11.28 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

天気・気温

11/28(木) 05:30 晴 -5.4℃ 小屋前積雪5cm

山と周辺の状況

■天候記録 10/13初霜 11/6初雪初冠雪

■天候と自然ほか
(画像が公式Instagramにあります。ホームページからも参照できます)

11/28 晴れ、気温は-5.4℃(5:30)。
昨日の夜半から今朝の明け方にかけて弱い雪が降り、今朝外に出てみると小屋周辺で5cm程の積雪となりました。
先日の雨で固く凍った雪の上にサラサラの新雪が乗っている状態です。

11/27 晴 3.2℃(5:30)。
昨晩の雨が嘘のように晴れ渡った朝を迎えています。
昨日の夕方から今日の明け方までしっかりと雨が降りました。
降り始めは雪でしたが、夜が遅くなるにつれて気温が上がり雨となりました。
小屋から見上げる山頂方面も雪が増えた様子はなく、小屋から上も雨かみぞれだったようです。
今日から気温が下がるので、水をたくさん含んだ残雪が凍って凍結箇所がとても多くなりそうです。
雪の量がまだ少ないので、爪の長いアイゼンだと逆に歩き難かったり、装備の判断のとても難しい状況です。
状況に応じた道具の使い分けをするよう、よろしくお願いいたします。

11/26 晴 -2.4℃(6:00)。
今朝も良いお天気の朝です。日の出は日に日に遅くなり、今朝の日の出は6:30でした。
お天気は下り坂の予報で、今日の夕方から明日朝にかけて雨か雪の予報となっています。
※11/25から冬期営業に切り替わりました。

11/25 晴 -4.3℃(5:30)。
今朝も無風快晴の朝を迎えました。
良く晴れている割にはそれほど冷え込みは強くなっていません。
週末はたくさんのお客様にお越しいただき、この時期にしては珍しい賑やかな週末でした。

11/24 晴 −4.3℃(5:30)。
昨日に引き続き良いお天気の朝を迎えています。
今日も良いお天気の1日となりそうです。

昨日入山しましたが、刀利天狗を越えて黒戸山の分岐辺りから残雪や凍結箇所が現れ始め、五合目から小屋まではしっかりと着雪した状態となりました。
五合目から上の雪は暫くは残りそうです。
五合目から小屋までの区間は、チェーンアイゼンや軽アイゼンの使用をお勧めいたします。
小屋から山頂までは更に雪が増え、凍結箇所も多くなります。
その時々の判断になりますが、チェーンアイゼンや軽アイゼンの他に、ピッケル、前爪ありのアイゼンを用意して使い分ける方が安心です。
来週半ばにも更に降雪があるかも知れないので、状況はまた変わりそうです。
冬山装備万全でお越しください。

11/23 晴 -6.0℃(6:00)
昨夜から北西風が強く吹き、現在も続いております。
気温もグッと冷え込み、小屋周辺は凍結しております。
小屋より山頂方面は更に厳しい風と寒さが予想されます。
※登山道状況は、昨日の投稿をご参照ください。
お越しの際は雪山装備を整えてお越しください。

11/22 晴 -2.0℃(6:00)
先日降り積もった雪は、すっかり凍結しガチガチの路面状況となっております。
山頂方面は更に厳しい状況が予想されますので、雪山登山の装備を整えたうえでお越しください。
しばらく良いお天気が続き絶好の雪山日和となります。
甲斐駒ヶ岳で雪山シーズンインされてはいかがでしょうか

登山道の状況

■甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 
(登山道の要所の画像が公式Instagramにあります。ホームページからも参照できます)
11/28 お泊まりのお客様からの情報です
テン場から上は前爪ありのアイゼンとピッケルを使った方が、安心感があったとの事でした。
昨晩の降雪で小屋から上は更に積雪量が増えていると思われます。

11/25 お泊まりのお客様からの情報です 昨日の小屋から山頂まで
テン場は今現在雪に覆われています。
明日から明後日にかけて再び降雪がありそうなので、積雪量は少し増えそうです。
8~9合目間の日当たりの良い岩場以外は、踏み固められた雪の上の歩行になります。
チェーンアイゼンを使う方、前爪ありのアイゼン、ピッケルを使用する方今現在は混在している状況です。
今週半ばにはまた状況は変わりそうなので、これからの季節は前爪ありのアイゼン、ピッケルは携行した方が安心です。
雪面、凍結箇所、岩場が入り混じった難しいコンディションです。
お気を付けてお越しください。

11/22 七丈小屋から山頂までの登山道状況をお知らせします。
小屋周辺は現在5cmほどの積雪となります。
しばらく晴天が続く予報ですので小屋周辺の雪は週末には消失するかもしれませんが、小屋より上部では雪は溶けず残るものと思われます。
テント場から山頂にかけては現在10〜20cmほどの積雪となります。
山頂まで夏と同じ登山道にトレースがしっかりとついています。
早朝の時間は凍結してカチカチに。
お昼頃には緩んでシャーベット状になっています。
8合より上の鎖場では足場に雪と氷が乗っている状態です。
ルンゼにおいては岩がしっかり露出しているので手がかりは豊富ですが足元は薄い雪が残っているので慎重にお進みください。
七丈小屋から山頂にかけては長爪のアイゼンを装着することをオススメいたします。
チェーンスパイクで往復も可能ではありますが傾斜もきつく雪の状態も時間により変化するので滑り止めの効果が得られない可能性があります。

登山装備

3000m級山岳の冬の登山装備が基本
雨具&防寒具(朝晩一桁気温あり)必携。
滑り止め(チェーンアイゼンや軽アイゼン等)の用意を

注意点

余裕をもった計画で最新情報をチェックしていただき、対応できる装備でお出かけください。

■登山計画書について(重要)
必ず登山計画書を提出し、計画内容をご家族やご友人と共有の上、登山をお願いいたします。

■麓の山小屋 アグリファームむかわ
登山の前泊なら送迎可(要相談)
※詳細は 甲斐駒ヶ岳七丈小屋ホームページにリンクがあります

■マウンテンタクシー 2024終了
https://www.mountaintaxi.jp/

■2024年(令和6年)南アルプス林道バス(2024年の運行終了)
北沢峠行きは、路線名変わり「南アルプスクイーンライン」となりました。
詳しくは以下を参照下さい
https://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html

お知らせ

■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/

※必ずホームページを見て、利用下さい。
ご予約とお問い合わせ 090-3226-2967

■情報発信
登山道情報や小屋の情報など、日々の発信は公式Instagramに集約させますので、ぜひフォローをお願いします。
またこちらは公式Facebookとも連動しております。

公式Instagram
https://www.instagram.com/kaikoma.kuroto/

公式Facebook
https://www.facebook.com/kaikomagatake

■通年営業中
詳しくはこちら
https://www.kaikoma.info/2023summer

冬期営業中 2024年11月25日(月)〜2025年5月25日(日)の宿泊まで​(予定)

冬期営業のご予約の受付中
11月25日(月)〜1月31日(金)までのご予約を受付中です。
2月以降のご宿泊予約については別途あらためてホームページにて告知
冬の黒戸尾根を是非お楽しみください。
詳しくは七丈小屋ホームページhttps://www.kaikoma.info/をご確認ください。

・宿泊は完全予約制
七丈小屋の公式サイトからのオンライン、電話での予約どちらも可能
 オンライ予約の場合→事前カード決済、
 電話予約の場合→宿泊当日小屋で現金支払 
詳しくはこちら
https://www.kaikoma.info/2024summer

・給水
日帰り、通過の方も利用可(有料100円)

※小屋の立地上毛布やふとんのクリーニングは簡単にはできません。
寝具類を汚さないように、インナーシーツ又はシュラフカバーのご持参、ご使用をよろしくお願いいたします。
お客様全員が気持ち良くお休みいただけますよう、ご協力をよろしくお願いいたします。

※11/25から冬期営業に切り替わりました。
冬期営業限定のバッジも数量限定で販売を開始しております。
女将デザインのライチョウと雪の結晶をモチーフにしたかわいいバッジです。
小屋での販売のみですので、小屋にお越しの際は是非お買い求めください。

■七丈小屋のスタッフ(通年)を募集中
詳しくは下記のサイトをご覧ください。
https://first-ascent.co.jp/info/post-6156/

■七丈小屋泊「冬の甲斐駒ヶ岳ツアー」情報
詳細はファーストアッセント HPよりご覧ください。
https://first-ascent.co.jp/
この冬、まだ見ぬ世界へ!
※ツアーのお問い合わせ・お申し込みは七丈小屋ではお受けしておりませんのでご注意ください。

昨年の今頃の様子は?

ミックス部分あり、アイゼン底付き箇所あり慎重に。12本爪アイゼン+ピッケル必要。万全の装備で2024.12.12

昨夜降雪。小屋まではチェーンアイゼンで。小屋から山頂は前爪アイゼン+冬山装備必要2024.12.19

今朝曇天に小雪。昨日山頂へは一部膝ラッセル。小屋~上は前爪アイゼン+冬山装備必要(防寒油断禁物)2024.12.26

厳しい寒さ防寒油断なく。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17金土日)2025.01.09

昨日降雪後強風でトレース消失、吹溜りあり。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17)2025.01.16

冬山装備と体調を整え冬の黒戸尾根を楽しまれてください。営業日注意(2/17~4/17は金土日のみ宿泊可)2025.01.23

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子

  • 朝日浴びる小屋前の様子。
  • 山頂への途上で
  • 小屋~山頂 九合目下のルンゼ部も雪が適度に着いて歩きやすそうです(撮影 登山者様)
  • 小屋~山頂 一部夏道をたどる箇所では、少し緊張するトラバースもありますので十分お気をつけください(撮影 登山者様)
  • 山頂方面の様子
  • いよいよ黒戸尾根にも本格的な冬が来たなと実感
  • 風も強めで地吹雪発生
  • 刃渡り以降は足首前後の積雪量
  • フカフカの新雪で、アイゼンの効きも悪く、なかなか難しいコンディション
  • 刃渡りの上でクマの足跡
  • 11/21の小屋前の様子  11/18夜降雪し翌朝マイナス8.8℃。
  • 昨日は一日中快晴でしたが、気温がとても低く先日降った雪はほとんど溶けずに残りました

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

現地連絡先:
090-3226-2967
電話番号:
090-3226-2967
連絡先住所:
山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25

地図で見る
https://www.kaikoma.info

施設の詳細を見る

関連する山

山梨県 / 赤石山脈北部

甲斐駒ヶ岳 標高 2,967m

 全国に駒ヶ岳を名のる山は20座を超えているという。その中で最も高いのが甲斐駒ヶ岳である。作家の宇野浩二は、『山恋ひ』の中で、「山の団十郎」と絶賛した。ふもとから仰いだその山姿は、正にその名に価する高貴な山容をもって迫ってくる。  太古、武御雷命(たけみかずちのみこと)が生んだ天津速駒(あまつはやこま)という白馬がいた。羽があって空中を飛んでおり、夜になると、甲斐駒ヶ岳の頂上で眠ったとのこと。これが命名の由来といわれている。  また、天平3年(731)には、甲斐国から朝廷に、身が黒色、尾が白い馬が献じられた。その馬に乗って聖徳太子が甲斐駒ヶ岳を往復したとか。ふもとを巡る川は、それにちなんで尾白(おじら)川と呼ぶ、などの伝説も残っている。  それはともかく、かつては駒ヶ岳講の名において、白装束の講中登山の山であった。開山したのは、信州・諏訪の小尾権三郎(弘幡行者)で、文化13年(1816)6月15日、20歳のときであった。しかし、文化11年編『甲斐国志』には、すでに「山頂巌窟ノ中ニ駒形権現ヲ安置セル所アリ」と記しているので、その真偽のほどは分からない。  登拝路のメインルートであった黒戸尾根上に残る、おびただしい信仰のモニュメントの数々を目にすると、そんな歴史上の小さな矛盾は消し飛んでいくような気がする。  かつては、白崩山の異称さえあった、真っ白な花崗岩とハイマツの緑に覆われた山頂からの眺めは、さすがに一等三角点の本点だけのことはある。この三角点のやぐら(覘標(てんびよう))は明治24年7月10日に建てられ、同年7月14日に標石を埋めた。同年9月12日から25日まで観測が行われている。南アルプス三大急登の1つに数えられる黒戸尾根を、重さ90kgもある標石を担ぎ上げた先人の苦労には頭が下がる。  甲斐駒ヶ岳は、伊那の人たちは東駒ヶ岳と呼んでいる。目と鼻の先に見える山に、他国の名を冠するほど人間はお人好しではない。  さて、甲斐駒ヶ岳を巡ってたくさんの花崗岩の岩壁がある。この一帯に集中的に挑みルートを開拓していったのは、主として東京白稜会のメンバーであった。1949年から1970年にかけてのパイオニア・ワークは、一頭地抜きん出ている。この会の代表であった、恩田善雄氏の「甲斐駒ヶ岳―わたしの覚書き」は、甲斐駒周辺の地誌、登攀記録、山名の由来、伝説などを網羅したものである(未刊行)。  登山コースは尾白川渓谷から黒戸尾根経由で山頂まで9時間。南西の北沢峠からは双児山、駒津峰を越えて約4時間の登りで山頂へ。

山梨県 長野県 / 赤石山脈北部

駒津峰 標高 2,752m

山梨県 長野県 / 赤石山脈北部

双児山 標高 2,649m

赤石山脈北部周辺の山です。

ユーザーの登山記録から

周辺の山岳最新情報