甲斐駒ヶ岳 | 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

今朝曇天に小雪。昨日山頂へは一部膝ラッセル。小屋~上は前爪アイゼン+冬山装備必要(防寒油断禁物)

小屋から山頂方面を望む(2024.12.26 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
小屋から山頂方面を望む(2024.12.26 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
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天気・気温

12/26(木) 06:00 曇(小雪舞う天気) -5.0℃

山と周辺の状況

■厳冬期装備 必要です
冬山登山では夏に比べて必要な装備が増えます。
特にテント泊では寝具、防寒具を忘れてしまうと致命的となります。
今一度装備を確認のうえ、お越し頂くようお願い致します。

■冬季の飲料水について(小屋泊、テント泊以外の方にはお分けできません)
小屋泊、テント泊の方 →2リットルまでは無料でお水をお分けいたします。
小屋泊、テント泊以外の方 →原則お水を販売できません。
※日帰り、通過の方は必要なお水は各自ご用意いただきますようよろしくお願いいたします。
コーラ、ポカリスウェット、アルコール類は売店で購入できます
小屋の水道は凍結のため使えません 5月半ば辺りまでは、小屋の内外の水道は使えません。
小屋の貯水量には限りがありますのでどうぞご了承ください。

■トイレの利用に関してお願い(冬季は特に)
・トイレットペーパーの分別をお願します。
・洋式のため、必ず座って使用してください。
七丈小屋のトイレは汲み取り式です。トイレットペーパーの分別をお願いしています。
便槽にペーパーを入れることが詰まりのきっかけとなってしまいます。
一度凍ってしまうと復旧が非常に難しくなります。
また、洋式のトイレを立った状態で使用すると、床の水分や汚れは凍結してしまいます

冬季営業中は水道を利用できません。手洗い水はありません
小屋のアルコール消毒液をご利用ください。
ご自身でもウエットティッシュなどご持参いただくなどご協力をお願い致します。

■天候記録
記録 10/13初霜 11/6初雪初冠雪

■自然ほか
12/26 曇 -5.0℃(6:00)
本日は曇り空の下、小雪が舞っております。
小屋周辺でも少し積雪しました。

12/25 曇 -7.0℃(6:00)
昨日の入山時は、強烈な風に吹かれ、あらためて冬の黒戸尾根の厳しさを実感しました。
夏の登山道とは違い落ち葉の堆積や、積雪、凍結等で予想以上に時間がかかる場合があります。チェーンスパイクやアイゼンへの装備変更にも時間がかかります。
冬季は地図のコースタイムよりもさらに時間がかかる場合がありますので、時間に余裕のもった行動計画をお願い致します。

本日の七丈小屋は、風もおさまり穏やかなご来光を迎えました。午前中はお天気も良さそうで、絶好の登山日和となりそうです。
また、本日はクリスマスなので、ささやかながら飾りをつけてお待ちしております。
是非冬山装備を万全に整えて安全登山でお越しください。

12/24 晴 -9.1℃(6:30)
強い西風が吹いています。
山頂方面の木々が霧氷で白く染まり、見に行くことができれば素晴らしい光景が広がっているものと思われます。
今日一日強風が続きそうですが明日は穏やかな一日になりそうです。
年末年始で各地の山々へ山行を予定されている方も多いと思います。あと一週間体調管理も万全に過ごして山に向かわれてください。

12/23 晴 -13.7℃(6:30)
午前6時50分頃に日の出を迎えました
小屋周辺では昨日のお昼頃から強風が吹き続けています。
青空が広がり周辺の山々も綺麗に見えているのですが、肌を刺すような寒さと強風によって山頂への道のりは過酷なものとなりそうです。
七丈小屋まではチェーンスパイクが歩きやすいです。
小屋から山頂の往復は12本爪アイゼンとピッケルが必須となります。
万全の装備でお越しいただくようお願いいたします。

12/22 雪 -8.4℃(5:30)。
日差しがなく小雪が舞う朝を迎えています。
気温は少し冷え込んで、日差しのなさも手伝って寒々しい感じの朝になっています。
昨日のお昼前から弱い雪が降り続き、小屋前で4~5cm程積雪量が増えました。
今日から来週頭にかけて寒気が入って気温が低くなりそうです。
凍傷、低体温症に十分お気を付けください。

12/21 晴  -7.4℃(6:00)。
今朝もすっきりと晴れた朝を迎えています。
時々少し強めの南の風が吹き抜けていきます。
今日はこの後お天気が下り坂の予報で、夕方と夜には少し降雪がありそうな予報となっています。

12/20 晴 -6.3℃(6:00)。
今朝も無風快晴の朝を迎えています。
昨日の朝の冷え込みは少し緩み、肌を刺すような寒さは和らいだ朝になりました。
最近はまとまった降雪が無く、晴天の日が続いています。
平年同時期よりも積雪量は少なく感じます。
気温は低いので朝晩の地面の凍結には十分お気を付けください。

登山道の状況

■甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 
(登山道の要所の画像が公式Instagramにあります。ホームページからも参照できます)

12/26 本日朝から小雪舞う天気。山頂方面は雪雲に覆われていて更なる積雪が予想されます。
昨日山頂に行かれたお客様によると吹き溜まりでは膝ぐらいのラッセルだったそうです。
山頂へ向かう場合は、余裕のもった行動計画をお願い致します。

12/22 昨日黄蓮谷左俣に小屋泊まりのお客様が2組入られました。
お客様のお話では、各滝の氷の状態は良かったそうです。
アイスクライミングを終えてから稜線に抜けるまでが結構なラッセルとなり、大変だったそうです。
今年は気温の上がる日がほとんどなく、雪が締まりにくくなっているようです。
先週にたくさんクライマーが入っていましたが、風に飛ばされた雪によってトレースは消えてしまっていたそうです。
右俣の奥の滝を越えてからは更に雪が深いと予想されます。
谷に入られる予定の方は十分お気を付けください。
(※ヤマケイオンライン付加 黄蓮谷はアイスクライミングルートです)

12/20 2合目手前から小屋まではチェーンアイゼンや軽アイゼン、小屋から山頂まではピッケル、前爪有りのアイゼンが必要な状況です

12/18 入山時の様子です。
2合目の少し手前くらいから雪を踏むようになります。
晴れの日が多かったので、登山道の雪は減ってきていますが固く踏み固められた雪が滑りやすくなっていますので、小屋までの登山道ではチェーンアイゼン等の滑り止めをお使いください。
小屋から山頂まではピッケル、前爪有りのアイゼン等の冬山装備が必要になります。

登山装備

3000m級山岳の岩と雪のある冬山登山装備が基本
小屋~山頂は 12本爪アイゼン、ピッケル、雨具&雪山の防寒具など
登山口~小屋 チェーンアイゼン等の滑り止め

テント泊は、万全の防寒で

注意点

余裕をもった計画で最新情報をチェックしていただき、対応できる装備でお出かけください。

■登山計画書について(重要)
必ず登山計画書を提出し、計画内容をご家族やご友人と共有の上、登山をお願いいたします。

■麓の山小屋 アグリファームむかわ
登山の前泊なら送迎可(要相談)
※詳細は 甲斐駒ヶ岳七丈小屋ホームページにリンクがあります

■マウンテンタクシー 2024終了
https://www.mountaintaxi.jp/

■2024年(令和6年)南アルプス林道バス(2024年の運行終了)
北沢峠行きは、路線名変わり「南アルプスクイーンライン」となりました。
詳しくは以下を参照下さい
https://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html

お知らせ

■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/

※必ずホームページを見て、利用下さい。
ご予約とお問い合わせ 090-3226-2967

■情報発信
登山道情報や小屋の情報など、日々の発信は公式Instagramに集約させますので、ぜひフォローをお願いします。
またこちらは公式Facebookとも連動しております。

公式Instagram
https://www.instagram.com/kaikoma.kuroto/

公式Facebook
https://www.facebook.com/kaikomagatake

■通年営業中
詳しくはこちら
https://www.kaikoma.info/2023summer

冬期営業中 2024年11月25日(月)〜2025年5月25日(日)の宿泊まで​(予定)

冬期営業のご予約の受付中
11月25日(月)〜1月31日(金)までの予約を受付中
2月以降のご宿泊予約については別途あらためてホームページにて告知
冬の黒戸尾根を是非お楽しみください。
詳しくは七丈小屋ホームページhttps://www.kaikoma.info/をご確認ください。

・宿泊は完全予約制
七丈小屋の公式サイトからのオンライン、電話での予約どちらも可能
 オンライ予約の場合→事前カード決済、
 電話予約の場合→宿泊当日小屋で現金支払 
詳しくはこちら
https://www.kaikoma.info/2024summer

※小屋の立地上毛布やふとんのクリーニングは簡単にはできません。
寝具類を汚さないように、インナーシーツ又はシュラフカバーのご持参、ご使用をよろしくお願いいたします。
お客様全員が気持ち良くお休みいただけますよう、ご協力をよろしくお願いいたします。

■七丈小屋のスタッフ(通年)を募集中
詳しくは下記のサイトをご覧ください。
https://first-ascent.co.jp/info/post-6156/

■七丈小屋泊「冬の甲斐駒ヶ岳ツアー」情報
詳細はファーストアッセント HPよりご覧ください。
https://first-ascent.co.jp/
この冬、まだ見ぬ世界へ!
※ツアーのお問い合わせ・お申し込みは七丈小屋ではお受けしておりませんのでご注意ください。

■ポイントカード
七丈小屋ではご希望される方にポイントカードをお配りしています。
一度だけではなく、何度も足を運んでいただいて黒戸尾根をもっと好きになっていただこうと考案したカードです
10ポイントで1泊宿泊サービス、ワンドリンクサービスやクーポンサービスもあります。
期限はありませんので、ご希望の方はスタッフにお声掛けください

昨年の今頃の様子は?

ミックス部分あり、アイゼン底付き箇所あり慎重に。12本爪アイゼン+ピッケル必要。万全の装備で2024.12.12

昨夜降雪。小屋まではチェーンアイゼンで。小屋から山頂は前爪アイゼン+冬山装備必要2024.12.19

今朝曇天に小雪。昨日山頂へは一部膝ラッセル。小屋~上は前爪アイゼン+冬山装備必要(防寒油断禁物)2024.12.26

厳しい寒さ防寒油断なく。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17金土日)2025.01.09

昨日降雪後強風でトレース消失、吹溜りあり。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17)2025.01.16

冬山装備と体調を整え冬の黒戸尾根を楽しまれてください。営業日注意(2/17~4/17は金土日のみ宿泊可)2025.01.23

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子

  • 朝日浴びる小屋前の様子。
  • 山頂への途上で
  • 小屋~山頂 九合目下のルンゼ部も雪が適度に着いて歩きやすそうです(撮影 登山者様)
  • 小屋~山頂 一部夏道をたどる箇所では、少し緊張するトラバースもありますので十分お気をつけください(撮影 登山者様)
  • 山頂方面の様子
  • いよいよ黒戸尾根にも本格的な冬が来たなと実感
  • 風も強めで地吹雪発生
  • 刃渡り以降は足首前後の積雪量
  • フカフカの新雪で、アイゼンの効きも悪く、なかなか難しいコンディション
  • 刃渡りの上でクマの足跡
  • 11/21の小屋前の様子  11/18夜降雪し翌朝マイナス8.8℃。
  • 昨日は一日中快晴でしたが、気温がとても低く先日降った雪はほとんど溶けずに残りました

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

現地連絡先:
090-3226-2967
電話番号:
090-3226-2967
連絡先住所:
山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25

地図で見る
https://www.kaikoma.info

施設の詳細を見る

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甲斐駒ヶ岳 標高 2,967m

 全国に駒ヶ岳を名のる山は20座を超えているという。その中で最も高いのが甲斐駒ヶ岳である。作家の宇野浩二は、『山恋ひ』の中で、「山の団十郎」と絶賛した。ふもとから仰いだその山姿は、正にその名に価する高貴な山容をもって迫ってくる。  太古、武御雷命(たけみかずちのみこと)が生んだ天津速駒(あまつはやこま)という白馬がいた。羽があって空中を飛んでおり、夜になると、甲斐駒ヶ岳の頂上で眠ったとのこと。これが命名の由来といわれている。  また、天平3年(731)には、甲斐国から朝廷に、身が黒色、尾が白い馬が献じられた。その馬に乗って聖徳太子が甲斐駒ヶ岳を往復したとか。ふもとを巡る川は、それにちなんで尾白(おじら)川と呼ぶ、などの伝説も残っている。  それはともかく、かつては駒ヶ岳講の名において、白装束の講中登山の山であった。開山したのは、信州・諏訪の小尾権三郎(弘幡行者)で、文化13年(1816)6月15日、20歳のときであった。しかし、文化11年編『甲斐国志』には、すでに「山頂巌窟ノ中ニ駒形権現ヲ安置セル所アリ」と記しているので、その真偽のほどは分からない。  登拝路のメインルートであった黒戸尾根上に残る、おびただしい信仰のモニュメントの数々を目にすると、そんな歴史上の小さな矛盾は消し飛んでいくような気がする。  かつては、白崩山の異称さえあった、真っ白な花崗岩とハイマツの緑に覆われた山頂からの眺めは、さすがに一等三角点の本点だけのことはある。この三角点のやぐら(覘標(てんびよう))は明治24年7月10日に建てられ、同年7月14日に標石を埋めた。同年9月12日から25日まで観測が行われている。南アルプス三大急登の1つに数えられる黒戸尾根を、重さ90kgもある標石を担ぎ上げた先人の苦労には頭が下がる。  甲斐駒ヶ岳は、伊那の人たちは東駒ヶ岳と呼んでいる。目と鼻の先に見える山に、他国の名を冠するほど人間はお人好しではない。  さて、甲斐駒ヶ岳を巡ってたくさんの花崗岩の岩壁がある。この一帯に集中的に挑みルートを開拓していったのは、主として東京白稜会のメンバーであった。1949年から1970年にかけてのパイオニア・ワークは、一頭地抜きん出ている。この会の代表であった、恩田善雄氏の「甲斐駒ヶ岳―わたしの覚書き」は、甲斐駒周辺の地誌、登攀記録、山名の由来、伝説などを網羅したものである(未刊行)。  登山コースは尾白川渓谷から黒戸尾根経由で山頂まで9時間。南西の北沢峠からは双児山、駒津峰を越えて約4時間の登りで山頂へ。

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双児山 標高 2,649m

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