山小屋主人の講演やクラシック音楽の演奏&トークまで。注目の山岳イベント、涸沢フェスティバル2024 in 横尾会場の多彩なプログラムを紹介！

山と溪谷社のブーステントプログラム

5日（木）　14:00～16:30
6日（金）　8:00～16:00
7日（土）　8:00～10:00
会場：カラフェスブーステント（横尾山荘横に設置）

横尾山荘の正面右側に設置する山と溪谷社のカラフェスブーステントでは、「畦地梅太郎のらいちょうてぬぐい」や「オリジナルTシャツ」などのカラフェス2024記念限定グッズの展示販売、山と溪谷社が出版する主要な山岳図書の展示閲覧、日本山岳遺産基金の活動案内を常設します。また、野外特別プログラムとして「ヤムナ・ボディ・ロジック」の指導者である鈴木智トレーナーによる「登山者のカラダのお悩み相談室＝ヤムナ・リカバリーステーション」を時間限定で設置します。なお、限定品となる各種オリジナルグッズの販売数はいずれも少数となります。ご了承ください。

ヤムナ・リカバリーステーション＠カラフェスブーステント（野外）

6日（金）　8:00～10:00（先着順）、13:00～14:30（先着順）
会場：横尾会場カラフェスブーステントで受付

アメリカの大学に学び米国アスレティックトレーナーの資格を持つ鈴木智さんは、NYのカリスマ・トレーナーであるヤムナ・ゼイクと出会い、直接ヤムナ氏本人から「ヤムナボディロジック」を学んだ気鋭のトレーナーです。その鈴木さんは、一生涯にわたり山を楽しみたいという登山者の想いを叶えるために、「ボディサスティナビリティ＝一人ひとりの身体の持続可能性の追求」を提案したいと語り、横尾会場ではさまざまなプログラムを用意しています。時間限定のリカバリーステーションでは、年齢に応じた登山者のさまざまなボディの悩みに応え、その人の身体の状態に合わせたボディ・メンテナンス方法を、鈴木智トレーナーとアシスタントのチャイルズ美佳さんがアドバイスします。

鈴木智さん

米国公認アスレティックトレーナー、ヤムナボディローリング資格トレーニングティーチャー。サンディエゴ州立大学運動科学部を卒業。後にニューヨークでヤムナ・ゼイク氏本人からヤムナメソッドの起源である手技の方法「ヤムナ・ボディ・ロジック」を学ぶ。2014年から「Yamuna Studio & Store」（東京）の設立と運営に従事し、ヤムナ指導者資格養成に携わる。
https://www.bk-th.com/

チャイルズ美佳さん

40代にニューヨークでヤムナ・ゼイク氏のロジックトリートメントを受け、インストラクターへの道を進む。指導者として10年以上の経験を持つヤムナボディローリング（YBR）プラクティショナー。今年のカラフェスに鈴木智氏のアシスタントとして参加。
https://www.second-half.jp/japanese

上高地街道の生きものたち ①昆虫編、②動物編

5日（木）　15:30～16:15（①昆虫編）
6日（金）　16:30～17:15（②動物編）
会場：横尾山荘広間

東北大学名誉教授でフリーナチュラリストの昆野安彦さんが、「生物多様性に富む上高地周辺にはどんな生きものたちがいるのか」をテーマに、自然観察の初心者に分かりやすくレクチャーする生きもの講座です。9月5日は昆虫編、9月6日は動物編と、２日間に渡ってのプログラムとなります。東北大学の応用昆虫学分野で長い間、教鞭と取られた昆野さんは、研究者として日本各地の山野をテントを担いで歩いてきました。その活動はフリーナチュラリストとなった現在でも続き、毎年、観察拠点となる大雪山系の山々と上高地周辺に、テント泊で何日も滞在して、多様な生きものたちの暮らしぶりを解き明かしています。このプログラムに参加すると、横尾周辺の奥上高地には多くの生きものたちが、お互いに関係を持ちながら暮らしているという事実に驚くでしょう。

昆野安彦さん

東京大学農学部卒業、東北大学名誉教授。専門は環境自然学。現在はフリーナチュラリストとして国内外の山野をテントを担いで自然観察と撮影を行ない、自身のウェブサイトやYouTubeチャンネルで一部の映像を発表。また、『山と溪谷オンライン』で「山のいきものたち」を連載中。著者に『大雪山自然観察ガイド』（山と溪谷社刊）などがある。
ウェブサイト 昆野安彦の山の博物記

ヤムナ・ボディケアワークショップ@横尾山荘

ヤムナトレーニングティーチャーの鈴木智さんとプラクティショナーのチャイルズ美佳さんによる、ボディケアのワークショップです。朝、昼、夜と、シチュエーションに応じた３つのプログラムを用意しました。それぞれのプログラムの内容は以下の通りです。一生登山を楽しめる、楽しむためのボディケアの方法をこの機会に学びましょう。

鈴木智さん

米国公認アスレティックトレーナー、ヤムナボディローリング資格トレーニングティーチャー。サンディエゴ州立大学運動科学部を卒業。後にニューヨークでヤムナ・ゼイク氏本人からヤムナメソッドの起源である手技の方法「ヤムナ・ボディ・ロジック」を学ぶ。2014年から「Yamuna Studio & Store」（東京）の設立と運営に従事し、ヤムナ指導者資格養成に携わる。
https://www.bk-th.com/

チャイルズ美佳さん

40代にニューヨークでヤムナ・ゼイク氏のロジックトリートメントを受け、インストラクターへの道を進む。指導者として10年以上の経験を持つヤムナボディローリング（YBR）プラクティショナー。今年のカラフェスに鈴木智氏のアシスタントとして参加。
https://www.second-half.jp/japanese

日本山岳遺産基金presents
横尾山荘主人・山田直さんの講演

5日（木）　19:00～20:00
会場：横尾山荘広間

横尾山荘の代表取締役である山田直さんは、高校と大学で登山を覚え、社会人山岳会で登攀技術に磨きをかけたクライマーとしての経歴をもつ、山と登山のエキスパートです。現在は北アルプスの山小屋を束ねる組織の代表を務め、また、北アルプス南部地区山岳遭難防止対策協会の救助隊長として、長きに渡り北アルプスの自然環境保全と登山をめぐる課題解決に向き合ってきました。山田さんの講演を通して、登山道維持活動や遭難救助への出動など、宿泊の提供だけでなく、山小屋が多くの公的役割を果たすことで私たちの登山環境が守られているという事実を理解して、持続可能な山岳環境の維持のために私たち登山者が協力できることを一緒に考えましょう。

山田直さん

横尾山荘代表取締役、北アルプス山小屋友交会会長、北アルプス南部地区山岳遭難防止対策協会救助隊長。高校で登山を始め、社会人山岳会に入り、登攀を経験。1984年から横尾山荘に入り、山小屋の経営とともに山岳自然環境保全や登山をめぐるさまざまな課題解決に取り組む。
https://www.yokoo-sanso.co.jp/

雑誌『ぶらあぼ』presents
横尾山荘でクラシック音楽を楽しむ

6日（金）　19:00～20:10
会場：横尾山荘広間（参加人数の制限があります。当日、カラフェスブーステントで告知します）

アントニオ・ヴィヴァルディ作曲のヴァイオリン協奏曲で「四季」と称される「春・夏・秋・冬」の名曲を聴いたことがあるでしょうか。「春」を聴けば、その人なりの春の自然風景が脳裏に浮かぶものです。旋律が風景の記憶を呼び起こし、大きなイメージとなって眼の前に広がる経験をみなさんもお持ちだと思います。クラシック音楽と自然風景には、なにか深いかかわりがあるようにも思えます。登山愛好家であり、クラシック音楽の伝道師たる指揮者の横山奏さんと、横尾山荘の山田直社長の長女でバイオリニストとして活躍する山田詩織さん、そして、クラシック音楽のファンから人気を集めるフリーマガジン『ぶらあぼ』の編集長、鈴木学さんの３人が、「山と登山×クラシック音楽」をテーマに、バイオリン演奏と３人の楽しいトーク、山や自然と深い関係にあるクラシック音楽の鑑賞などで、横尾山荘の静かな夜を彩ります。

横山 奏さん

指揮者。東京藝術大学大学院修了。第18回東京国際音楽コンクール〈指揮〉にて第２位＆聴衆賞を受賞。NHK-FM「石丸謙二郎の山カフェ」に度々登場し、登山とクラシック音楽の関連エピソードを紹介している。高校時代は山岳部に所属していた。
https://www.kajimotomusic.com/artists-projects/kanade-yokoyama/

山田詩織さん

バイオリニスト。東京音楽大学音楽学部器楽科ヴァイオリン専攻卒業。同大学院修士課程弦楽器研究領域修了ののち渡欧、ウィーン市立音楽芸術大学ディプロマ取得。2017年小澤征爾音楽塾に参加しセイジ・オザワ松本フェスティバルに出演。
https://shioriyamada.com/

鈴木 学さん

クラシック音楽雑誌『ぶらあぼ』編集長。早稲田大学理工学部卒。クラシックには高校時代から親しみ（聴き専門）、2019年より『ぶらあぼ』の編集長を務める。登山歴は19年。富士山は五号目までがおすすめ。北穂から見る槍が好き。
https://ebravo.jp/

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