【インタビュー】どう使ってます?ヤマタイム。『関東周辺 美味し愛しの下山メシ』著者・西野さんに聞いてみた
ドラマ「下山メシ」の原案となった山と溪谷刊行の『関東周辺 美味し愛しの下山メシ』。著者の西野淑子さんに、普段どのように「ヤマタイム」を使ってご自身の山行に役立てているのかなど、ご本人に聞いてみました!
構成・聞き手=中島タツヤ(以下、ナカジマ)
ヤマタイム、どう使ってますか?
ナカジマさて、西野さんは普段から登山ライターや講師として活動されているわけですが、今回は登山地図&計画マネージャ「ヤマタイム」をどのように使ってらっしゃるかお聞きできればと思いまして。
西野さんそうですね、やっぱり山行計画を立てるときに使わせていただいていますね。
ナカジマ少し具体的に教えてもらってもよいでしょうか?
西野さんはい、私は記事やガイドブックの取材で山に行くことが多いんですけど、まずは事前にヤマタイムの地図を見て歩くコースの概要をつかみます。計画モードで歩く予定コースのスタート地点からゴール地点までポイントをつないでみて、全体的にどれくらい時間がかかるのかを把握するんです。コースタイムが自動で計算されるので、特に長いコースの場合とても便利ですね。
ナカジマちなみに休憩時間とかコースタイム倍率を調整できる機能もあるんですが、使ってます?
西野さんヤマタイムを使い始めたころは、細かくやってましたけど、今は使ってないです。
ナカジマそうなんですね・・・。どうしてなんでしょう?
西野さんなぜかというと、これまで何度も歩いているうちにヤマタイムの時間のだいたい9割くらいで歩いている、ということが段々とわかってきたんです。そうするとですね、写真撮ったり休憩したりする時間を含めると、ちょうどヤマタイムの時間くらいになるんですよ。
ナカジマなるほど~!これは、長らく使っていただいているからこそのマイルールな感じですね。
【実践編】「ヤマタイム」の使い方
ここでちょっとブレイクして、西野さんのお話に出てきたヤマタイムの使い方についてご説明しましょう。ヤマタイムを知らなかったという方は必見!すでにご存じの方も、少々おつきあいのほど・・・。
「ヤマタイム」の地図画面を開く
PC版は「山と溪谷オンライン」トップページメニュー「登る ヤマタイム」をクリック。スマートフォンの場合は、トップ画面の左上にあるメニューバーをタップ。 ⇒直接「ヤマタイム」の画面を開く場合はこちらから
計画モードを使ってみる
PC版では「ヤマタイム」の画面右上にある「コースタイム計画を立てる」をクリックすると計画モードに切り替わります(スマートフォン版では「登山計画」をタップ)。 ⇒ヤマタイム計画モードはこちらから※高尾山の地図が開きます
では、高尾山1号路のコースで計画モードを操作してみましょう。スタート地点として、最初にケーブルカー駅「高尾山駅」のポイントをクリック(タップ)します。続けて、たどるコース上の大きな丸印を順にクリック(タップ)していきますが、下図の高尾山の場合は、高尾山駅から山頂までの1号路の間には大きな丸印がないので、そういった場合はコース線そのものをクリック(タップ)してください。コースが入り組んでいる所は、画面を拡大すると操作しやすくなります。
PC版では画面の右側に行程が表示され、西野さんとのお話で出てきた「コースタイム倍率」や、各経由地での休憩時間を細かく設定できます(スマートフォン版では画面下にある「行程▽」をタップすると行程の詳細が表示されます)。また行程の下部には総歩行距離や、累積の登り標高差(△マーク)・累積の下り標高差(▽マーク)も表示されます。
西野さん計画モードでは、コースタイムだけではなく距離とか標高差も自動的に算出されるのが、便利なポイントですよね。コースを検討するときに参考にしてます。
登山地図&登山計画マネージャ「ヤマタイム」
登山の計画や記録の作成に便利な、登山地図&登山計画マネージャ「ヤマタイム」の使い方を紹介しています。
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