宮之浦岳・縄文杉 | 屋久島ガイド協会

暖かくなり、動物や昆虫など生き物の活動も活発になってきていて、徐々に夏に向かっています。

ヤマボウシ (2012.06.26 屋久島ガイド協会 )
ヤマボウシ (2012.06.26 屋久島ガイド協会 )
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天気・気温

06/19(火) ■6/16の宮之浦岳(標高1936m)、曇り時々雨、北西の風、強風。山頂の気温12℃(11:10)。登山者:10名程度
■6/17の縄文杉デッキ上(標高1300m)、雨時々曇り、微風。気温19℃(12:00)。登山者150名程度。
■6/16の白谷雲水峡(標高600~1070m)、雨のち曇り、南西の風、強風。太鼓岩(1070m)の気温22℃(11:30) 。登山者:240名程度。
鹿児島市の天気予報
明日
曇時々晴
24℃
17℃
明後日
26℃
18℃
日本気象協会提供 2024年5月2日 12:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

梅雨と台風の影響により、屋久島には時折強い雨が降り、風が吹いています。梅雨時の大雨のおかげでふだんない所に突然滝が出現したり、いつも見る滝が大きく姿を変えて見せたりすることもあります。森は潤いを増し、雨に濡れた木々やコケがつやつやとしています。一瞬入る陽射しを受け輝く森は、それは美しく、幻想的かつ神秘的なものです。

縄文杉コースなどでは、白い十字の花、ヤマボウシの花が樹を白く彩り目立っています。また、歩く傍らの岩には、ヒメツルアリドオシの2つつながった白いかわいらしい花があり、 ギンリョウソウ ギンリョウソウ の全身白い姿が岩の奥でぼうっと立っていると、それもまた神々しさを感じさせます。暖かくなり、動物や昆虫など生き物の活動も活発になってきていて、徐々に夏に向かっている屋久島です。

登山道の状況

■縄文杉ルート
3月1日(木)より11月30日(金)まで、山岳部への過剰な車両乗入れによる環境負荷の軽減と混雑緩和のため、荒川三叉路~荒川登山口の終日車両乗り入れ規制が行われています。
ガイド車、レンタカー等一般車両は登山口まで入れず、屋久杉自然館より荒川登山バスを利用します。
時間帯によっては混雑したり、満員で希望便に乗れないこともありますので、時間に余裕を持って行動しましょう。
道路状況(悪天候等)により運休する場合もあります。
詳細はこちらをご覧ください
http://www.yakushima-town.jp/sangaku-syaryou/

■宮之浦岳、黒味岳、縦走ルート
現在のところ、登山道に問題のある箇所はありません。

登山装備

軽装の登山者が見立ちますが、安全・快適登山のため服装、装備はしっかりと装備して下さい。ただ、あまり厚着をして汗をかくと、脱水症状を起こしたりする危険性もあるため、状況に応じてうまく調整をして下さい。
山岳部では、天気予報にはなくても、非常に激しい雨になることがしばしばあります。ビニールカッパ、ポンチョでは対応できません。必ず登山用の、防水性が高く通気性の良い、しっかりした雨具をご用意ください。ザックカバーも必須アイテムです。
宮之浦岳などの山岳部では、天候によっては冷え込む可能性があります。様々な状況を想定し、万全の装備で臨んで下さい。

屋久島では、登山用品のレンタル店のほか幾つかのホテル、エコツアー会社などで登山用品のレンタルを行っています。装備に不安のある方はご利用ください。

注意点

現在屋久島の日の出時刻は5時10分頃、日の入り時刻は19時25分頃です。ヘッドライトなどの予備電池もお忘れなく準備ください。

お知らせ

その他、登山道、周辺の状況など詳しい情報につきましては、株式会社屋久島ガイド協会(TEL0997-49-4191 http://www.yakushima-guide.com/)までお気軽にお問い合わせ下さい。

昨年の今頃の様子は?

先週は低気圧の大雨のため交通規制もありましたが、一昨日昨日は春らしい陽気となりました2023.04.19

縄文杉ルートでサクラツツジが見頃。GWは時間と気持ちに余裕を持って新緑の森を楽しんで下さい2023.04.26

GW中の人気登山道は人多くすれ違いに注意し、行動時間に余裕を持つなど安全登山を心がけて2023.05.03

GWはコロナ前の賑わいを取り戻してきたようです。小屋泊や色とりどりテントで賑わいました2023.05.10

シャクナゲ登山が増える時期。車は現地の表示に従い、駐車禁止区域に駐めないで下さい2023.05.17

屋久島もそろそろ梅雨入りの時期。傘と雨具は必携です。島内の交通機関や道路の最新情報に注意2023.05.24

5/30梅雨入り。台風の影響によるフェリーの運行に注意。装備整えて雨下に輝く木々や苔を楽しんで2023.05.31

屋久島ガイド協会周辺の過去の様子

  • 縄文杉ルートのトロッコ道沿いに咲くマムシグサ
  • アオモジ
  • ヒサカキ
  • ヤクシマオナガカエデの新芽
  • ヤクシマオナガカエデの新緑
  • ヤクシマゴケ
  • 隣の種子島宇宙センターから打ち上げられたH3ロケット 屋久島から見えました
  • ヤクシマゴケ
  • 春を告げるサツマイナモリの花
  • 桜とモッチョム岳
  • 冬の苔むす森。森の中は雪の白さで普段より明るく感じます。
  • スギバゴケの仲間

屋久島ガイド協会

電話番号:
0997-49-4191
連絡先住所:
〒891-4207 鹿児島県熊毛郡屋久島町1436-56

地図で見る
http://www.yakushima-guide.com/

施設の詳細を見る

関連する山

鹿児島県 / 大隈諸島 屋久島

宮之浦岳 標高 1,936m

 屋久島のほぼ中央に位置し、九州の最高峰。山体は四万十層の基盤岩に貫入した花崗岩で、山容は女性的である。  屋久島は九州本土最南端の佐多岬から70kmの黒潮洗う中にある。南北25km、東西27km、周囲わずか105kmのハート型をしたこの島には、1500m以上の高峰が11座、1000mを超える山が30座以上もあり、洋上のアルプスである。  海岸線からは、宮之浦岳などの高峰は見ることができないので、奥岳とも呼ばれ、これらを囲む前衛の峰を前岳と呼ぶ。また、宮之浦岳、永田岳、黒味岳を三岳(みたけ)、または御岳と呼び、翁岳、安房岳(あんぼうだけ)、投石岳(なげしだけ)、筑紫岳(ちくしだけ)を含めて八重岳とも呼んでいる。  屋久島の骨格をなす山々の稜線は、宮之浦岳からほぼ四方に延びる。全山花崗岩からなり、山頂近くは風化、浸食された奇岩、怪石が多い。一帯は低いヤクザサに覆われ、矮小化したヤクシマシャクナゲが点在し、花期の6月上旬には登山者の目を楽しませてくれる。  豊富な雨量により渓谷も発達し、山肌を深く浸食しながら島の中央から無数の河川が海に注ぐ。宮之浦岳を源流とする宮之浦川、小揚子川、安房川などは日本有数の峻険な谷である。  山頂西側の花崗岩の割れ目には、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)を祭る宝珠大権現の社があり、宮之浦にある益枚(やく)神社の奥宮として、古くから島民の岳参り信仰の中心となった。春は日帰りで五穀豊穣、国家安穏、延命息災を祈願し、秋は大願成就のため2泊3日で参詣した。必ず各集落から参拝し、女人禁制で登られていた。  昭和40年代まで安房川中流域小杉谷を中心に、伐採が盛んに行われた。島の南東の安房集落から小杉谷まで軌道が敷かれ、トロッコによって屋久杉を運搬していた。現在では輸送手段がトラックに変わり、島の四周に林道が延び、これを利用した登山コースが多い。  花崗岩の山頂からの展望は抜群。島とは思えない雄大なスケールで、島の山岳はもとより、晴天時には遠く九州本土佐田岬や開聞岳、口永良部(くちのえらぶ)島、種子島も浮かんで見える。  島の中央宮之浦岳への登山道は四方に拓かれ、代表的なコースは、楠川―小杉谷―縄文杉を眺め、宮之浦岳まで約20km、12時間。永田―鹿之沢―永田岳―宮之浦岳は約14km、9時間。他に栗生―花山歩道―鹿之沢。湯泊―湯泊歩道―花之江河(はなのえごう)―宮之浦岳。尾之間―尾之間歩道―花之江河。屋久杉ランド―安房歩道―花之江河などがあるが、一般日帰りコースは、淀川登山口(よどごうとざんぐち)―花之江河―宮之浦岳、約8km、所要5時間などである。山小屋は淀川、石塚、鹿之沢、高塚にある。

ユーザーの登山記録から