槍ヶ岳 | 槍ヶ岳山荘

登山道に支障ありません。稜線では早めの秋。朝は8~9℃になり防寒具は必携。朝晴れても日中ガスが出やすく早出早着で。

南岳山荘より 朝の穂高 晴れていますが強い風が吹いています (2016.08.31 槍ヶ岳山荘 )
南岳山荘より 朝の穂高 晴れていますが強い風が吹いています (2016.08.31 槍ヶ岳山荘 )
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天気・気温

08/24(水) 10:30 ガス 朝の気温8~9℃
松本市の天気予報
明日
曇時々晴
23℃
14℃
明後日
29℃
9℃
日本気象協会提供 2024年4月26日 16:00発表
高山市の天気予報
明日
曇のち晴
23℃
12℃
明後日
29℃
8℃
日本気象協会提供 2024年4月26日 16:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

本日はガス
昨日早朝はガスの中でしたが、7時過ぎには急に青空が見え始めました。午後からはガスとなりました。
最低気温は8.5℃、最高気温は15.5℃。
昼間歩いているときは暑さを感じますが、立ち止まると肌寒く感じます。防寒着を忘れずにお持ちください。
近頃、朝晴れて居てもガスが出やすいです。
また朝の気温も8~9℃と登山してくる方にはかなり寒く感じる気温です。

夕立や雷は最近ありませんが、まだまだ油断できない時期です。
草紅葉はそろそろでしょうか。花はすっかり秋模様です。
稜線に立つ兄弟小屋の南岳山荘、大天井ヒュッテでは天水に頼っているところもあり水不足です。節水をお願いします。

●大天井ヒュッテより
8/22「ダイヤモンド北穂」
この時期のみ見られる「ダイヤモンド北穂」が見られました。
太陽の朝日が北穂高岳山頂直下にある北穂高小屋に当たりその反射した光がこの大天井岳へと届く現象にて、この時期およそ1週間、ほんの1分~2分間程度見られる貴重な時間の現象です。
この光景が見られるのも25日頃までですから後3回ですかね。天気が悪くてはダメですが・
二ノ俣谷の水源へ水揚げに行って来ました。
二ノ俣谷源流の水量がこの時期にしては比較的細く、秋本番の時期に枯れない事を祈るのみですが果たしてどうなりますか?その二ノ俣谷ではベニバナイチゴやクロウスゴが実り一歩先に秋が始まっていました。
どちらの実も例年では9月に入ってから色付き出す植物達ですが、今年はやはり早めの完熟時期に入ってきていました。
秋を代表する植物と言ったらやっぱりきのこも出ていました。食べられる種ではありませんが、豊かな森の産物です。
アザミやオヤマリンドウなどシーズン最後を彩る代表的な高山植物達も見頃です。
ヒュッテ石垣の草花も徐々に黄色や茶色が目立つようになってきました。
下界は残暑厳しい毎日が続いているようですが、ここでは早くも秋がやってきています。
日の出時間は遅くなり日没も「釣瓶落とし」の如くどんどん早まって来ています。勿論気温もそれなりに朝夕も含め低くなってきます。まだまだ夏山気分が抜けませんが早めの装備の見直しをお願いします。

●槍ヶ岳山荘 最近の天気
8/24 ガス
8/23 朝ガス、午前中は晴れ、午後ガス
8/22 日の出は晴れ間あり、その後飛騨側には虹。後再びガス。夕方には少し雨。風は日中少し強かった程度。

登山道の状況

主な登山道に支障の連絡はありません。

●槍沢ルート登山道情報。
・夏道で支障ありません。

●槍の穂先 支障ありません。

●槍ヶ岳~南岳間の登山道情報 支障ありません。

●銀座縦走路の登山情報 支障ありません。

●西鎌尾根の登山道情報 支障ありません。

登山装備

3000m級の夏山登山装備が基本です。
夏山といえども、標高が高く朝晩はホールに暖房が入る気温です。防寒装備必携。稜線で風が吹けば夏でも低体温症になることもあります。
天候急変もあり靴や装備の防水もしっかりとお願いします。
晴れると日差しが強いので、紫外線対策。また熱中症にも注意して下さい。

注意点

天気をよくみて、装備に油断のないように。16時までに小屋に到着するようにしましょう。
十分な飲料吹を携行し、水分補給に留意しましょう。

雨天、山荘の乾燥室では濡れたカッパやレインハットなどがたくさん干してあります。どうぞゆずりあって下さるようにお願いします。また取り違えのないようにお願いします。

お知らせ

●槍岳山荘
http://www.yarigatake.co.jp/
今シーズンの営業は4月27日(水)~11月2日(水)です。
夏は、キッチン槍で焼きたてのパンを販売。焼き上がりは大体6時~6時半頃。
パンに合うようにと、ミネストローネとクラムチャウダーも販売
数に限りがあります。また諸般の状況で焼けない日もあるかもしれません。その点だけご了承下さい。

●イベント
・大天井ヒュッテ「月見の会」
日時・・・ 9月15日(木)
場所・・・大天井ヒュッテ・オアシス内又は庭
内容・・・夕食後、月を見ながらお団子と鍋を囲んでの楽しい会です。(特別なお酒もご用意致します)
参加費・・・1,000円
参加希望の方は大天井ヒュッテ 電話090-1401-7884 までご予約の上、当日お越し下さい。
※大天井ヒュッテからは、北穂高小屋の灯り以外人為的な灯りは全く見えません。
自然の夜空がそのまま見られる絶好の場所にあります。星も月もとっても綺麗です。

・第2回槍ヶ岳山荘お天気講座
開催日 9月5日(月)と6日(火)
山岳気象専門会社「ヤマテン」代表取締役 猪熊さんを槍ヶ岳山荘にお迎えして、第2回槍ヶ岳山荘お天気講座を開催します。詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.yarigatake.co.jp/event/#weather

昨年の今頃の様子は?

営業4/27~(宿泊要予約)。予約受付中。4/27からの営業に向けて作業中です2023.04.21

営業スタート。本日は富士山まで見える快晴。昨日までの降雪と強風のため雪質に注意2023.04.27

昨日降雪(みぞれ)。槍ヶ岳へは前爪アイゼン+ピッケルが必須(チェーンスパイク、軽アイゼンは危険)2023.05.09

昨日降雪。雪山装備が基本。前爪アイゼン+ピッケル必須(チェーンスパイクや軽アイゼンは危険)2023.05.16

昨日降雪。雪山装備が基本。前爪アイゼン+ピッケル必須(チェーンスパイクや軽アイゼンは危険)2023.05.24

槍ヶ岳山荘周辺の過去の様子

  • 朝日が垣間見えました。10時ごろまでは青空もみえておりましたが、昼前からは再び雲に覆われた天気となりました。
  • 稜線から槍沢の様子
  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 横尾から槍沢ロッヂまでは一部地面が出ているところがありますが、ほぼ雪の上を歩きます。(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢ロッヂ(小屋明け前の偵察に行きました。まだ営業していません)
  • スタッフ全員無事に下山しました!あらためまして2023年、槍ヶ岳山荘をご利用いただきありがとうございました。
  • 夕日に染まる槍ヶ岳
  • 完全に雪山となりました。凍結する登山道の様子
  • 山荘前から槍ヶ岳 完全雪山です
  • 小屋の目の前で20㎝程度、吹き溜まりでは50㎝を超えるほどの積雪があります。
  • ババ平から撮影。槍沢方面で今1番綺麗な場所(標高2000mくらい)

槍ヶ岳山荘

現地連絡先:
090-2641-1911
電話番号:
0263-35-7200
連絡先住所:
長野県松本市埋橋1-7-2

地図で見る
http://www.yarigatake.co.jp/

施設の詳細を見る

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 鋭角に天を突く岩峰でそのものずばりの命名、しかも北アルプス南部の登山道が集中する位置のよさ。槍ヶ岳は北アルプス南部の鎮である。  行政区分からいえば長野県の大町市、松本市と岐阜県高山市との境にそびえている山である。地理的条件も実に絶妙な場所といえる。  南から穂高連峰の縦走路、東から常念山脈や燕岳からの表銀座コース、谷筋では上高地から梓川、槍沢を遡っていく登山道、新穂高温泉から蒲田川右俣、飛騨沢を登るコースと、北アルプス南部のすべてのコースが槍ヶ岳に集中し、中央部へは西鎌尾根が唯一の回廊となって双六岳に通じる、北アルプス南部の扇の要である。  しかも鋭い槍の穂先のような姿は、日本の氷河地形の典型でもある。地質は硬いひん岩で、氷河が削り残した氷食尖峰。東西南北の鎌尾根も氷食地形、槍沢、飛騨沢、天上沢、千丈沢はU字谷とカールという、日本の氷河地形のサンプルぞろいである。  登山史上で初めて登頂したのは江戸時代の文政11年(1828)の播隆上人。4回登って3体の仏像を安置し、鉄鎖を懸けて信者の安全な登拝を可能にした。登路は安曇野の小倉村から鍋冠山を越えて大滝山へ登り、梓川に下って槍沢をつめている。今も残る槍沢の「坊主ノ岩小屋」は播隆が修業した籠り堂だ。  近代登山史の初登頂は明治11年(1879)の英人W・ガウランド。1891年には英人W・ウエストンも登っている。日本人では1902年の小島鳥水と岡野金次郎。穂高・槍の縦走は1909年の鵜殿正雄で、ここに槍ヶ岳の黎明が始まった。大正11年(1922)には3月に、慶応の槙有恒パーティによる積雪期の初登攀があり、同年7月7日には早稲田と学習院が北鎌尾根への初登攀に挑んでいる。早稲田は案内人なしの2人パーティで、槍ヶ岳頂上から独標往復。学習院は名案内人小林喜作とともに末端からと、方式も違う登攀でともに成功した。  その後も北鎌尾根ではドラマチックな登攀が行われ、昭和11年(1936)1月には、不世出の単独行者、加藤文太郎の遭難、昭和24年(1949)1月の松濤明、有元克己の壮絶な遭難が起きている。加藤の遺著『単独行』と松濤の手記『風雪のビヴァーク』は登山者必読の書である。  登山道で直接登るコースは、上高地から槍沢コース経由で槍ヶ岳(9時間30分)と、新穂高温泉から飛騨沢コース(8時間40分)の2本。ほかに穂高連峰からの縦走コース(7時間30分)、燕岳からの表銀座コース(8時間40分)、双六小屋から西鎌尾根コース(6時間)と数多い。

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