足元を見ると霜や霜柱が見られ、石や木道が凍っています。大江湿原の三本カラマツも紅葉し始めました。
天気・気温
山と周辺の状況
徐々に寒さが厳しくなってきました。足元を見ると霜や霜柱が見られ、よく見ると石や木道が凍っています。足元が大変滑りやすくなるのでご注意ください。
樹木の紅葉もさらに進み、大江湿原の三本カラマツも紅葉し始めました。先日、燧裏林道を視察しましたが、カエデや
オオカメノキ
オオカメノキ
の葉がとてもきれいでした。湿原の草紅葉も、まだこれから色が深くなっていきそうです。
また、秋が深まるにつれて生き物たちの痕跡を見かけることも増えてきました。「ホンドキツネ」の小さくかわいらしい足跡が、木道にはっきりと残っていました。
最近の尾瀬は朝晩だけでなく、日中でも冷え込む日が多くなってきています。防寒対策をしっかりとしていただきお越しいただければと思います。
また、日が短くなってきていますので、お越しの際は時間に余裕のある計画を立ててお越しください。
登山道の状況
木道の上も落ち葉が多くなってきました。雨の降った後や日当たりの悪い場所では、足元が大変滑りやすくなっていますのでご注意ください。
・尾瀬沼周辺はすべて安全に通行できます。南岸は、やや歩きづらくなっています。
・燧裏林道(段吉新道)は、一部、木道の破損やぬかるみ、岩道があります。足元に注意して通行してください。
・沼山峠~尾瀬沼間は、とくに問題箇所はありません。
・燧ヶ岳の登山道は、どのルートも雨が降ると水溜りや、ぬかるみができているためスパッツなどがあると便利です。
・三条の滝展望台に通じる登山道が、10月13日(木)に撤去され、通行禁止となりました。
◆燧ヶ岳・見晴新道について
見晴新道は土石流の影響で通行止めとなっていましたが、7/13より開通しています。今までのルートは廃道となり、南側に付け替えています。全体を通して、森の中を歩いていきます。まだ新しい道なので、滑りやすいところがありますので、注意しながら通行してください。
下部はぬかるみやすく、中盤は笹の切り株でスバリ安くなっています。全体的にまだ、土が踏み固まっていないので滑りやすいです。
なお、尾瀬沼ビジターセンターではコースタイムを、登り約4時間、下り約3時間としています。
◆燧ヶ岳について
・ナデッ窪(沼尻~山頂)は通行できるようになっていますが、上級者向けのコースです。
・長英新道(浅湖湿原~山頂)は、雨が降った後はぬかるみが多くなっているのでご注意ください。
・御池新道は、とくに問題箇所はありません。
注意点
大江湿原では、シカが湿原に入らないよう柵を設置しています。通る際は足場が格子状になっておりますので、つまずかぬよう注意して通行してください。
尾瀬にいるシカは日光方面からやってくる外部の動物です。湿原を荒らしたり植物を食べてしまうことで、尾瀬本来の自然に大きな影響を与えています。可愛らしい顔をした人気者ではありますが、尾瀬周辺では自然を守るために捕獲が行われています。
渋沢温泉小屋は、平成28年度の営業を休止しています。
また、天神田代~渋沢温泉小屋ルートは笹などで道が分かりにくいため通行禁止です
昨年の今頃の様子は?
尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
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- 連絡先住所: