槍ヶ岳 | 槍ヶ岳山荘

夕方に雪がちらつく日も多く、先日は雨氷となりました。冬に準じる万全の装備で入山を。17時は日没です。営業は11/2泊まで。

素晴らしい!雲一つない青い空。山の上での生活が長くなると、少しの風景の違いに街中より敏感に反応してしまいます。(2016.10.27 槍ヶ岳山荘 )
素晴らしい!雲一つない青い空。山の上での生活が長くなると、少しの風景の違いに街中より敏感に反応してしまいます。(2016.10.27 槍ヶ岳山荘 )
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天気・気温

10/27(木) 晴れ 
松本市の天気予報
明日
曇のち晴
23℃
13℃
明後日
29℃
9℃
日本気象協会提供 2024年4月26日 10:00発表
高山市の天気予報
明日
曇のち晴
23℃
12℃
明後日
30℃
8℃
日本気象協会提供 2024年4月26日 10:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

今日もよく晴れています。夕方になると雪がパラつく日が多くなりました。

一昨日はごくわずかですが雪が降り微妙に積もりましたが、昨日の雪から変化した雨と今朝の日差しとですぐに融けてしまいました。
一昨日は一日天候が悪いだけでここまで日の光が恋しくなるとは思いませんでした。
素晴らしい!雲一つない青い空。山の上での生活が長くなると、少しの風景の違いに街中より敏感に反応してしまいます。

10/25は下り坂だという天気予報が信じられないようなスッキリとした朝となりました。
天気に油断してゆっくりと出発したお客さんも見えましたが、スッキリとした空がすごい勢いで雲に飲まれていき昼頃には雪やみぞれが吹きつける荒天となっていましました。今年はじめて山荘周りの地面がうっすらと白くなりました。
みぞれ交じりの雨が吹きつける西面の窓は、雨氷ができていました。
厳冬期の吹雪よりもこの氷点下の雨の方が、身体を濡らし体温を奪います。ご注意下さい。

小屋閉め作業が繰り返すようですが着々と進んでいます。
とても大きな小屋ですので小屋を閉めるために多くの日にちを要します。ですので、営業期間中から様々な所を閉めたり、機器を取り外したりしてしまいます。
その影響がお客様にも及ぶかもしれませんが、悪しからずご了承いただきますようよろしくお願いいたします。

登山道の状況

主な登山道に大きな支障の連絡はありません。

●槍沢ルート 支障ありません。

●飛騨沢ルート
飛騨沢ルート 滝谷の橋がについては槍平小屋のホームページをご確認ください。
http://yaridairagoya.sakura.ne.jp/

登山装備

3000m級の冬に準ずる登山装備が基本です。
初雪観測しています。防寒装備必携。手袋や帽子も有効です。
いつ雪が降ってもおかしくない時期です。対応できる装備でお願いします。
念のため軽アイゼンを携行すると安心です。(例年ならば爪の多いアイゼン必携の時期です。)

注意点

天気をよくみて、装備に油断のないように。
17時には日没となります。日没前から気温も低下します。16時までに小屋に到着するようにしましょう。

●周辺では営業終了日した小屋が多くなりました。
山小屋利用の計画は、最新情報を確認しましょう。

お知らせ

●槍岳山荘
http://www.yarigatake.co.jp/
今シーズンの営業は4月27日(水)~11月2日(水)泊までです。

●系列の小屋の営業
槍沢ロッジ 11月2日(水)泊まで営業
南岳山荘  10/15で営業終了
大天井ヒュッテ 10/15で営業終了 

●電話不通になるエリアが増えます
10/13以降、NTTドコモのアンテナ工事のため、大天井ヒュッテの電話が通じなくなります。
ご予約、キャンセル、お問い合わせは松本事務所0263-35-7200までお願い致します。

昨年の今頃の様子は?

営業4/27~(宿泊要予約)。予約受付中。4/27からの営業に向けて作業中です2023.04.21

営業スタート。本日は富士山まで見える快晴。昨日までの降雪と強風のため雪質に注意2023.04.27

昨日降雪(みぞれ)。槍ヶ岳へは前爪アイゼン+ピッケルが必須(チェーンスパイク、軽アイゼンは危険)2023.05.09

昨日降雪。雪山装備が基本。前爪アイゼン+ピッケル必須(チェーンスパイクや軽アイゼンは危険)2023.05.16

昨日降雪。雪山装備が基本。前爪アイゼン+ピッケル必須(チェーンスパイクや軽アイゼンは危険)2023.05.24

槍ヶ岳山荘周辺の過去の様子

  • 朝日が垣間見えました。10時ごろまでは青空もみえておりましたが、昼前からは再び雲に覆われた天気となりました。
  • 稜線から槍沢の様子
  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 横尾から槍沢ロッヂまでは一部地面が出ているところがありますが、ほぼ雪の上を歩きます。(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢ロッヂ(小屋明け前の偵察に行きました。まだ営業していません)
  • スタッフ全員無事に下山しました!あらためまして2023年、槍ヶ岳山荘をご利用いただきありがとうございました。
  • 夕日に染まる槍ヶ岳
  • 完全に雪山となりました。凍結する登山道の様子
  • 山荘前から槍ヶ岳 完全雪山です
  • 小屋の目の前で20㎝程度、吹き溜まりでは50㎝を超えるほどの積雪があります。
  • ババ平から撮影。槍沢方面で今1番綺麗な場所(標高2000mくらい)

槍ヶ岳山荘

現地連絡先:
090-2641-1911
電話番号:
0263-35-7200
連絡先住所:
長野県松本市埋橋1-7-2

地図で見る
http://www.yarigatake.co.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

槍ヶ岳 標高 3,180m

 鋭角に天を突く岩峰でそのものずばりの命名、しかも北アルプス南部の登山道が集中する位置のよさ。槍ヶ岳は北アルプス南部の鎮である。  行政区分からいえば長野県の大町市、松本市と岐阜県高山市との境にそびえている山である。地理的条件も実に絶妙な場所といえる。  南から穂高連峰の縦走路、東から常念山脈や燕岳からの表銀座コース、谷筋では上高地から梓川、槍沢を遡っていく登山道、新穂高温泉から蒲田川右俣、飛騨沢を登るコースと、北アルプス南部のすべてのコースが槍ヶ岳に集中し、中央部へは西鎌尾根が唯一の回廊となって双六岳に通じる、北アルプス南部の扇の要である。  しかも鋭い槍の穂先のような姿は、日本の氷河地形の典型でもある。地質は硬いひん岩で、氷河が削り残した氷食尖峰。東西南北の鎌尾根も氷食地形、槍沢、飛騨沢、天上沢、千丈沢はU字谷とカールという、日本の氷河地形のサンプルぞろいである。  登山史上で初めて登頂したのは江戸時代の文政11年(1828)の播隆上人。4回登って3体の仏像を安置し、鉄鎖を懸けて信者の安全な登拝を可能にした。登路は安曇野の小倉村から鍋冠山を越えて大滝山へ登り、梓川に下って槍沢をつめている。今も残る槍沢の「坊主ノ岩小屋」は播隆が修業した籠り堂だ。  近代登山史の初登頂は明治11年(1879)の英人W・ガウランド。1891年には英人W・ウエストンも登っている。日本人では1902年の小島鳥水と岡野金次郎。穂高・槍の縦走は1909年の鵜殿正雄で、ここに槍ヶ岳の黎明が始まった。大正11年(1922)には3月に、慶応の槙有恒パーティによる積雪期の初登攀があり、同年7月7日には早稲田と学習院が北鎌尾根への初登攀に挑んでいる。早稲田は案内人なしの2人パーティで、槍ヶ岳頂上から独標往復。学習院は名案内人小林喜作とともに末端からと、方式も違う登攀でともに成功した。  その後も北鎌尾根ではドラマチックな登攀が行われ、昭和11年(1936)1月には、不世出の単独行者、加藤文太郎の遭難、昭和24年(1949)1月の松濤明、有元克己の壮絶な遭難が起きている。加藤の遺著『単独行』と松濤の手記『風雪のビヴァーク』は登山者必読の書である。  登山道で直接登るコースは、上高地から槍沢コース経由で槍ヶ岳(9時間30分)と、新穂高温泉から飛騨沢コース(8時間40分)の2本。ほかに穂高連峰からの縦走コース(7時間30分)、燕岳からの表銀座コース(8時間40分)、双六小屋から西鎌尾根コース(6時間)と数多い。

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大喰岳 標高 3,101m

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