昨日は縄文杉デッキ(標高1300m)ではシャーベット状のみぞれがうっすら積もり、凍結した箇所もありました
天気・気温
12月5日 天気:雨時々みぞれ 縄文杉デッキの気温:4℃(:00) 風:北西の風 登山者数:約250名
●白谷雲水峡(標高600~1070m)
12月4日 天気:小雨 太鼓岩の気温:10℃(12:00 標高1050m) 風:北西の強風 登山者数:約300名
12月5日 天気:雨時々みぞれ 太鼓岩の気温:3℃(12:00 標高1050m) 風:北西の風 登山者数:約200名
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
12月4日の屋久島は低気圧通過で雨となりましたが、気温は上がりました。
しかし12月5日にはこの低気圧が抜けて西高東低の冬型となり、寒気が流入して一気に冷え込みました。
縄文杉デッキ(標高1300m)ではシャーベット状のみぞれがうっすら積もり、木道は表面が凍結している箇所もありました。
屋久島はこれから徐々に冬を迎えるとともに登山者も少なくなっていき、静かな森歩きには最適の季節となります。
ハイシーズンには登山者で混み合う縄文杉デッキも、タイミング次第では貸し切り状態になることもしばしばあります。
また縄文杉へ向かうトロッコ道は、ヒメシャラなどの黄色やオレンジ色の落ち葉で覆われた「錦繍(きんしゅう)で彩られたトロッコ道」に目を奪われます。
林内や渓流沿いでは、個体数は余り多くはありませんが、屋久島と種子島だけに分布するカンツワブキの鮮やかな黄色の花を目にします。
一方里地では、ツワブキの花がそこかしこにあでやかに咲きだしています。
同じツワブキ属の2種ですが、光沢のある大きくて円い葉のツワブキに比べ、カンツワブキは少し小型で光沢がなく葉の縁が鋭くギザギザしているのが特徴です。
頭花はツワブキよりカンツワブキの方がやや小振りで花の間隔も大きいので、ツワブキとカンツワブキの違いを観察してみるのも楽しいでしょう。
今年の寒さは平年並みと予想されていますが、屋久島の山間部は寒気が入り込むと大量の積雪の可能性があります。
天気予報や現地の情報をしっかり確認し、必要な装備は万全に準備して、安全に冬の屋久島を楽しんでください。
12月6日現在の日の出は7:05、日の入りは17:15です。
【山岳部環境保全協力金について】
2017年3月より、「世界遺産屋久島 山岳部環境保全協力金」制度が始まりました。
みなさまから任意でご協力いただいた協力金は屋久島の環境保全に使われます。登山口や観光協会等での納入が可能です。
世界遺産・屋久島の環境を守るため、ご協力を宜しくお願いいたします。詳しくは下記をご覧下さい。
http://yakushima-tozan.com/
登山道の状況
■縄文杉ルート
・12月1日より来年2月28日まで、荒川登山口までの一般車車両乗り入れが可能です。荒川登山口は駐車スペースが非常に少なく、場合によっては路上駐車をすることになります。
大型バスの乗り入れもあるため、通行の妨げにならないよう充分配慮して駐車して下さい。また、積雪、凍結などの場合は車両通行止めになることもあります。
・屋久杉自然館前発着の荒川登山バスは、11月30日(木)をもちまして運行を終了しています。
12月1日(金)から平成30年1月7日(日)までの期間、まつばんだ交通バスの路線バスが運行します。運行区間:宮之浦~荒川登山口
詳しい運行時刻と運行状況につきましては、まつばんだ交通バス 0997-43-5000 まで直接お問い合わせください。
・屋久島の道路通行規制情報はこちら
→http://www2.pref.kagoshima.jp/dourokisei/cgi-bin/mapframe.cgi?num=yakushima
・天候により、登山道の積雪、凍結の恐れがあります。積雪は数十㎝に及ぶことがあります。
■縦走ルート
・暴風、積雪の恐れがあります。特に投石平付近は強風の吹きやすい場所です。天気予報を確認して必要に応じた装備を準備してください。
登山装備
・標高1000m以上では、雪山装備が必要です。積雪、凍結、悪天候に備え、縄文杉ルートでは、スパイクや軽アイゼン程度の滑り止め、ストック等、奥岳では6本爪以上のアイゼン、ピッケル等は必要です。万が一のビバーク用装備もお忘れなく。
・縄文杉ルートでも気温5℃以下、奥岳ルートでは0℃以下になることがあります。衣類は速乾性素材、防水、防寒、防風の装備をしっかり用意してください。
・日照時間が短く、16時を過ぎると山中は薄暗くなってきます。屋久島での登山は予想以上に行動時間がかかることがありますので、日帰り登山でもヘッドライト、予備電池は必須です。
・登山中、混雑時やトイレ設備の故障などに備え、携帯トイレを持参することをお勧めしています。縦走ルートでは必ずお持ちください。携帯トイレは島内でも販売しております。
注意点
・着替え、防寒着をしっかりと用意し、登山中の体調管理に十分気をつけましょう。
・避難小屋でネズミの被害が出ています。食料やゴミ類は、密閉容器に入れたり、壁に吊るしておくなど、管理に気をつけましょう。
・屋久島では、登山グッズレンタルショップのほか幾つかのホテル、エコツアー会社などで登山グッズのレンタルを行っています。装備に不安のある方はご利用ください。
お知らせ
その他、登山道、周辺の状況など詳しい情報につきましては、株式会社屋久島ガイド協会(0997-49-4191)までお気軽にお問い合わせください。
【山岳部環境保全協力金について】
2017年3月より、「世界遺産屋久島 山岳部環境保全協力金」制度が始まりました。
みなさまから任意でご協力いただいた協力金は屋久島の環境保全に使われます。登山口や観光協会等での納入が可能です。
世界遺産・屋久島の環境を守るため、ご協力を宜しくお願いいたします。詳しくは下記をご覧下さい。
http://yakushima-tozan.com/
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屋久島ガイド協会周辺の過去の様子
屋久島ガイド協会
- 電話番号:
- 0997-49-4191
- 連絡先住所:
- 〒891-4207 鹿児島県熊毛郡屋久島町1436-56