奥穂高岳 | 穂高岳山荘

毎日雨模様の天気が続き冷たい風も時折吹いています。荒天時は低体温症に注意

今朝から清々しいお天気となりました(2021.08.28 穂高岳山荘 )
今朝から清々しいお天気となりました(2021.08.28 穂高岳山荘 )
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天気・気温

08/18(水) 10:00 雨 時々冷たい風
松本市の天気予報
明日
20℃
14℃
明後日
晴一時雨
25℃
13℃
日本気象協会提供 2024年5月27日 4:00発表
高山市の天気予報
明日
18℃
13℃
明後日
晴一時雨
24℃
12℃
日本気象協会提供 2024年5月27日 4:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

■天候
8/18 朝から雨 風も時々冷たい風が吹きます
8/17 雨
8/16 晴れ 

8/14 雨 朝の最低気温:9.1℃
秋雨前線の停滞により、穂高でも大雨が降り続いています。
先日の台風(温帯低気圧)の頃から気温がグッと下がり、もう秋の気配がしています。
麓の上高地は雨量規制で本日は終日通行止めのため、この山域は陸の孤島となっております。(8/18正午現在、上高地までの雨量規制は解除されています)

■自然
台風が来る前の稜線では、夏の花が開花中 イワギキョウなど隆盛です
涸沢カールもお花の色がみられます

登山道の状況

■ルート別状況 8/18

・涸沢~ザイテングラード~穂高岳山荘 
浮石や落石にも注意してください。

・穂高岳山荘~奥穂高岳山頂 
浮石、落石に注意してください。

・新穂高~白出沢~穂高岳山荘 
群発地震の影響により登山道の状態が悪い為、通行不能となっております
詳細は以下を確認してください
http://www.kitaalpsgifu.jp/cgi-bin/mountain/htmlview.cgi?admin=view

・穂高岳山荘~北穂高岳
浮石、落石に注意してください。

・穂高岳山荘~前穂高岳、岳沢
浮石、落石に注意してください
重太郎新道は急な登り(下り)となります。
また荒天時は滑りやすく、吊尾根も風雨が厳しい稜線となりますのでご注意ください。

・穂高岳山荘~西穂高岳
落石浮石注意
このコースは初心者の方にはおすすめ致しません。技術と経験が必要なエキスパートコースとなります。

登山装備

3000m級山岳の登山装備が基本
涸沢~山荘 ヘルメット推奨 
雨続きで行動中の低体温症に注意。防水の高い靴、荷物の防水、着替え、フリースやダウンなど温かい衣類が必要
そのほか天気の急変に対応できる装備の用意を
晴れれば、紫外線対策、熱中症対策も必要

注意点

■感染対策と、装備品や行程の見直しをお願いいたします。
いま一度感染対策と、装備品や行程の見直しをお願いいたします。
こちらでもできる限りの対策は行なってまいりますので、ご協力お願いいたします。

■午後には急な雷・雨の可能性があります。安全の為に早めのご到着をお願い致します。

お知らせ

■穂高岳山荘
http://www.hotakadakesanso.com/
穂高岳山荘事務所 電話0578-82-2150
現地電話 090-7869-0045 (受付時間 07:00~20:00)

・穂高岳山荘Facebook
https://www.facebook.com/hotakadakesanso

・穂高岳山荘Twitter
https://twitter.com/3190

■2021年の営業
営業期間:4月27日〜11月3日
※11/4は売店営業のみ。
※状況により変更の場合があります。事前にご確認ください。ご予約はお電話にてお願いいたします。

・小屋泊には予約が必要です
・テント泊のお客様も、事前のご予約をお願いいたします。

必ず上記の小屋ホームページを参照の上、情報をご理解いただきますようお願いいたします。

■予約
今年からWEB予約システムを導入しています。
小屋泊、テント泊ともに、宿泊日の1ヶ月前からご予約が可能です。
当日の受付もスムーズになるため、7月末の連休のご予約をお考えの方は是非、WEB予約をご利用ください。
詳しくは、以下をご確認ください。
https://www.hotakadakesanso.com/contact

■テント泊の方へ
現地では、テントサイトにナンバリングしてあります。
ご希望のテントサイトに荷物を置いて、場所を確保した上で、山荘フロントにてお申し出ください
すみやかに手続きができます。
※テントサイトの利用には事前の予約が必要です

昨年の今頃の様子は?

涸沢からでも雪の状況によりルート選びが必要。雪山登山装備(前爪アイゼン+ピッケル)基本2023.05.17

まだ降雪あり。雪山登山装備(前爪アイゼン+ピッケル)必要。雪崩、落石、クラックに注意2023.05.24

融雪進んでいますが、雪山登山装備(前爪アイゼン+ピッケル)必要。雪崩、落石、クラックに注意2023.06.01

融雪進みましたが、雪山登山装備(前爪アイゼン+ピッケル)必要。まだ最低気温0℃になる日もあります2023.06.09

融雪進みましたがまだ雪山です。雪山登山装備(前爪アイゼン+ピッケル)必要2023.06.13

ザイデングラードは半分以上融雪(アイゼン+ピッケル必要)。稜線でお花の開花始まりました2023.06.21

穂高岳山荘周辺の過去の様子

  • 日中視界不良が夕方ガスが晴れ、見事なブロッケンが!。前穂の山肌には山荘のある稜線の影がくっきりと見えます
  • 前穂北尾根の山肌には山荘のある稜線の影がくっきりと映っています。
  • 積雪期の奥穂名物、穂高岳山荘直上にある雪壁
  • 積雪期の奥穂名物、穂高岳山荘直上にある雪壁
  • 積雪期の奥穂名物、穂高岳山荘直上にある雪壁
  • 涸沢岳方面からの穂高岳山荘
  • 大キレット方面
  • ジャンダルムと飛騨尾根
  • ヘリコプターの中から
  • 飛騨側、硬い氷をチェーンソーで割る様子
  • 夕焼けの白出沢
  • 満月に照らされる奥穂高の岩壁

穂高岳山荘

現地連絡先:
090-7869-0045
電話番号:
0578-82-2150
連絡先住所:
岐阜県飛騨市神岡町東町504

地図で見る
http://www.hotakadakesanso.com/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

奥穂高岳 標高 3,190m

 奥穂高岳は穂高連峰の中央にそびえる盟主である。標高3190mは富士山の3776m、南アルプスの北岳の3192mに次ぐ日本第3位の高峰で、頂上に造られた2mを超す大ケルンの上に立つと第2位になろうかという高峰なのである。しかも堂々と大きい山容がいい。  山頂で綾線が分岐し、南西に延びる岩稜は馬ノ背からジャンダルムの奇峰を経て、間ノ岳、西穂高岳、焼岳へと延びる。  もう1つの岩稜は南東へ吊尾根となってたわみ、前穂高岳、明神岳となって上高地に雪崩落ちていく。  山稜は硬いひん岩(ひんがん、ひんは「王」偏に「分」の字)の破片に覆われ、岩屑の堆積した山だ。南東側は涸沢のカールが削り取った断崖で、南面は岳沢が急角度に落ち込み、上高地や乗鞍岳が見える展望の優れた山頂である。  山頂から100mほど西へ向かってから右に折れる主稜線を、うっかり見落として直進すると急傾斜にセバ谷に落ち込んでしまう。毎年のように事故を起こす「だましの尾根」だ。主稜線を北に下ると白出乗越で、穂高岳山荘がある。  頂上から南西に延びる岩稜は、奇峰ジャンダルムに続いている。前衛峰、門番といった意味のフランス語だが、むしろ独立峰と呼びたい山で、悠々としてとりとめのない奥穂高岳をきりっと引き締めている。  初登頂は明治42年(1909)の鵜殿正雄パーティで、槍ヶ岳への初縦走の途中だった。彼は大正元年(1912)には岳沢から天狗沢に入り、天狗のコルからジャンダルムを経て奥穂高岳の初トレースをしている。穂高岳開拓のパイオニアとして銘記されるべき人である。  穂高連峰の開拓は信州の梓川側が早く、山小屋もほとんど信州人が占めているが、奥穂高岳だけは、白出乗越に飛騨の名ガイド、今田重太郎が小屋を建てて登山者の安全を期した。1度登山者の不始末で全焼したが再建し、現在では近代的な山荘になっている。  一般登山道は涸沢からザイテングラートの岩尾根を登って白出乗越に出、奥穂高岳へ向かう。涸沢から白出乗越まで2時間、それから奥穂高岳頂上まで1時間。  飛騨側からは、新穂高温泉から蒲田川右俣を白出沢出合まで2時間、白出沢を登って白出乗越まで7時間。静かな谷のいいコースで、下りに使えば白出乗越から5時間30分で新穂高温泉に着き、バス停前の無料温泉で山の汗が流せるので、山好きに好評である。  上高地から岳沢を経て前穂高岳、吊尾根、奥穂高岳のコースは9時間で頂上に着く。少しきついが、登り甲斐のある道だ。

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

北穂高岳 標高 3,106m

 北穂高岳は穂高連峰の最北端にそびえる。東は涸沢谷、西は蒲田川右俣からの支流、滝谷によって壮絶な岩壁になっている。主稜線は南北に起伏し、南は岩を踏んで涸沢岳へ、北は大キレットを隔てて南岳、中岳、大喰(おおばみ)岳、槍ヶ岳へと続いている。  この山のよさは、西面の滝谷に尽きる。日本でも超一流のロッククライミングのゲレンデである。かつて、名案内人といわれた上條嘉門次が「鳥も止まれねえ」と嘆かせた悪絶な岩壁で、初登攀は大正14年(1925)。早大の四谷龍胤(りようすけ)、小島六郎パーティとR.C.Cの藤木九三(くぞう)、ガイドの松井憲三パーティが、同じ8月13日に挑み、成功している。  滝谷は中間の合流地点からA沢~F沢が分かれ、B沢~D沢の間のルンゼや岩稜、岩壁が主な登攀対象になり、日本を代表する優れたクライマーたちを育ててきた。  北穂高岳は北峰と南峰に分かれている。北峰に三角点があり、直下に北穂高小屋があるので、普通、北穂高岳頂上とは北峰を指す。  登山道は涸沢カールから南稜の急登をがんばれば、3時間で山頂に立てる。上高地からは8時間30分の道のり。

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

涸沢岳 標高 3,110m

 穂高連峰の主な岩峰は、涸沢カールを中心に半円を描いている。テント場から見上げるとひときわ目をひくのが北の肩に鋭い三角錐の涸沢槍を従えた涸沢岳である。南に前穂高岳と奥穂高岳、北にクライマーのハイマート、北穂高岳と、すばらしい山々がそびえているが、姿のよさでは涸沢岳がまとまっている。  ひん岩(ひんがん、ひんは「王」偏に「分」の字)の筋肉質の岩峰で、北穂高岳側は険しい岩壁となり、縦走路としては一級の悪さだ。  南の鞍部は白出(しらだし)沢の突き上げる白出乗越。歴史の古い穂高岳山荘が、風力発電、太陽光発電など最新のシステムを駆使して建っている。山頂から西に張り出している西尾根は冬期コースとなり、北穂高岳・滝谷の眺めがすごい。  上高地から涸沢、ザイテングラート経由で所要8時間30分。涸沢の中腹には、近代登山史に残る涸沢の岩小屋がある。新穂高温泉からは白出沢経由で所要9時間30分。

ユーザーの登山記録から

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