奥穂高岳 | 穂高岳山荘

気温や天候で雪の状態が変わります。見極めと天候確認で無理ない登山とを。雪山登山装備必須

北尾根 風が強く、巻き上げられた雪が舞っています。(2022.05.23 穂高岳山荘 )
北尾根 風が強く、巻き上げられた雪が舞っています。(2022.05.23 穂高岳山荘 )
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天気・気温

松本市の天気予報
明日
雨のち晴
23℃
13℃
明後日
晴時々曇
24℃
12℃
日本気象協会提供 2024年5月19日 12:00発表
高山市の天気予報
明日
雨のち晴
23℃
13℃
明後日
晴時々曇
25℃
11℃
日本気象協会提供 2024年5月19日 12:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

■営業開始は4/27(水)です。
2022年スタッフが無事入山いたしました。小屋開け準備中です

昨年に引き続き小屋泊は予約制です。
予約にはホームページからインターネット予約をご利用ください。
http://www.hotakadakesanso.com/

予約受付は4/20朝9時から 4/27〜5/20の分の予約を受付ます。
5/21以降の宿泊日の1ヶ月前からの受付します。

当面の間テント泊の予約は不要といたします。(張れる数は限られますので、混雑の程度により小屋泊をお願いする場合があります)

■周辺状況
4/30 晴れ 最低:-4.7℃ 最高:10℃
太陽に輪がかかり幻日環が現れました。完全な輪になっているのは特に珍しいそうです。
さらにその下あたり、ジャンダルムの上には環水平アークが出ていました。
いずれも珍しい自然現象です。

ゴールデンウィークは不安定な空模様が続きそうですので、
登山における判断は慎重に、無理せず楽しい山行を送ってください。


4/25 昨日雪が舞う程度の降雪がありました。
本日は晴れ 日差しが暖かく感じます。風はややあり
山荘前の積雪は6m
今後もまだ降雪のある時期です。

4/22 地道な除雪と小屋の復旧作業を続け、入山から5日目の昨日、玄関を開けることができました!
まだこれからも雪は降りますし除雪も必要ですが、とりあえずひと安心です。
27日の営業開始に向けて、引き続き安全第一で作業を進めてまいります。
また、ゴールデンウィークに入っても穂高の登山には本格的な冬山装備が必須です。
昨年のゴールデンウィークは吹雪となり大変だった覚えがあります…。
万全な計画と装備でお越しください

登山道の状況

■登山道  4/25
例年に比べ雪は少ない状況ではありますが、冬山装備が必要です。
また朝晩と日中で、気温も雪の状態も異なる為、状況に応じた見極めと天候確認をし、無理のない行動をお願い致します。

■涸沢~穂高岳山荘 4/25
積雪あり。アイゼン、ピッケル要。
雪崩に注意してください。雪の状態は天候等で著しく変化します。

■穂高岳山荘~奥穂高岳山頂 4/25
積雪あり。アイゼン、ピッケル要。
雪庇の踏み抜きに注意してください。雪の状態は天候等で著しく変化します。

■新穂高~白出沢~穂高岳山荘 4/25
一昨年の地震の影響により夏道通行不可能。
今シーズン中の復旧を目指してはおりますが、目途はたっておりません。
現在積雪あり。

■穂高岳山荘~北穂高岳 4/25
積雪あり。アイゼン、ピッケル要。
厳しい稜線にさらに積雪がある為、エキスパートの方のみ。
誰も歩いていない為、詳しい情報はありません。
雪の状態は天候等で著しく変化します

■穂高岳山荘~前穂高岳、岳沢 4/25
積雪あり。アイゼン、ピッケル要。
誰も通行していない為詳しい情報はありません。
ルートファインディング、雪の見極め等技術が求められます。
雪の状況は天候等により著しく変化します

■穂高岳山荘~西穂高岳 4/25
積雪あり。アイゼン、ピッケル要。
厳しく長い稜線歩きにさらに積雪がある為、エキスパートの方のみ。
誰も歩いていない為詳しい情報はありません。
雪の状況は天候等により著しく変化します

登山装備

■3000m級山岳の雪山登山装備が必要
前爪のあるアイゼンとピッケルは必須

注意点

■安全登山を心がけて下さい。
この時期、また降雪があります。
昨年ゴールデンウィークは吹雪の日もありました。
天候をよく見て、装備の油断なく、登らない判断をしっかりとして下さい。

お知らせ

■穂高岳山荘
http://www.hotakadakesanso.com/

穂高岳山荘事務所 電話0578-82-2150
現地電話 090-7869-0045 (受付時間 07:00~20:00)
本シーズンも感染対策を行いながらの営業開始となります。
お客様にはご不便をおかけすることがあるかもしれませんが、何卒ご理解とご協力をいただきますようお願い申し上げます。

・営業 4/27~(宿泊要予約)。5/20迄の予約受付中。
予約はWEB予約(小屋ホームページより) または 山荘直通電話

・SNS
穂高岳山荘Facebook
https://www.facebook.com/hotakadakesanso
・穂高岳山荘Twitter
https://twitter.com/3190

■穂高岳山荘公式オンライショップ
https://shop.hotakadakesanso.com/

昨年の今頃の様子は?

GWのトレースは天気により消失。雪山登山装備(必ず前爪のあるアイゼンとピッケルが必要)基本2023.05.09

涸沢からでも雪の状況によりルート選びが必要。雪山登山装備(前爪アイゼン+ピッケル)基本2023.05.17

まだ降雪あり。雪山登山装備(前爪アイゼン+ピッケル)必要。雪崩、落石、クラックに注意2023.05.24

融雪進んでいますが、雪山登山装備(前爪アイゼン+ピッケル)必要。雪崩、落石、クラックに注意2023.06.01

融雪進みましたが、雪山登山装備(前爪アイゼン+ピッケル)必要。まだ最低気温0℃になる日もあります2023.06.09

融雪進みましたがまだ雪山です。雪山登山装備(前爪アイゼン+ピッケル)必要2023.06.13

穂高岳山荘周辺の過去の様子

  • 積雪期の奥穂名物、穂高岳山荘直上にある雪壁
  • 積雪期の奥穂名物、穂高岳山荘直上にある雪壁
  • 積雪期の奥穂名物、穂高岳山荘直上にある雪壁
  • 涸沢岳方面からの穂高岳山荘
  • 大キレット方面
  • ジャンダルムと飛騨尾根
  • ヘリコプターの中から
  • 飛騨側、硬い氷をチェーンソーで割る様子
  • 夕焼けの白出沢
  • 満月に照らされる奥穂高の岩壁
  • 完全な雪山となりました 涸沢岳方面から小屋方面の様子
  • 凍てつく小屋

穂高岳山荘

現地連絡先:
090-7869-0045
電話番号:
0578-82-2150
連絡先住所:
岐阜県飛騨市神岡町東町504

地図で見る
http://www.hotakadakesanso.com/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

奥穂高岳 標高 3,190m

 奥穂高岳は穂高連峰の中央にそびえる盟主である。標高3190mは富士山の3776m、南アルプスの北岳の3192mに次ぐ日本第3位の高峰で、頂上に造られた2mを超す大ケルンの上に立つと第2位になろうかという高峰なのである。しかも堂々と大きい山容がいい。  山頂で綾線が分岐し、南西に延びる岩稜は馬ノ背からジャンダルムの奇峰を経て、間ノ岳、西穂高岳、焼岳へと延びる。  もう1つの岩稜は南東へ吊尾根となってたわみ、前穂高岳、明神岳となって上高地に雪崩落ちていく。  山稜は硬いひん岩(ひんがん、ひんは「王」偏に「分」の字)の破片に覆われ、岩屑の堆積した山だ。南東側は涸沢のカールが削り取った断崖で、南面は岳沢が急角度に落ち込み、上高地や乗鞍岳が見える展望の優れた山頂である。  山頂から100mほど西へ向かってから右に折れる主稜線を、うっかり見落として直進すると急傾斜にセバ谷に落ち込んでしまう。毎年のように事故を起こす「だましの尾根」だ。主稜線を北に下ると白出乗越で、穂高岳山荘がある。  頂上から南西に延びる岩稜は、奇峰ジャンダルムに続いている。前衛峰、門番といった意味のフランス語だが、むしろ独立峰と呼びたい山で、悠々としてとりとめのない奥穂高岳をきりっと引き締めている。  初登頂は明治42年(1909)の鵜殿正雄パーティで、槍ヶ岳への初縦走の途中だった。彼は大正元年(1912)には岳沢から天狗沢に入り、天狗のコルからジャンダルムを経て奥穂高岳の初トレースをしている。穂高岳開拓のパイオニアとして銘記されるべき人である。  穂高連峰の開拓は信州の梓川側が早く、山小屋もほとんど信州人が占めているが、奥穂高岳だけは、白出乗越に飛騨の名ガイド、今田重太郎が小屋を建てて登山者の安全を期した。1度登山者の不始末で全焼したが再建し、現在では近代的な山荘になっている。  一般登山道は涸沢からザイテングラートの岩尾根を登って白出乗越に出、奥穂高岳へ向かう。涸沢から白出乗越まで2時間、それから奥穂高岳頂上まで1時間。  飛騨側からは、新穂高温泉から蒲田川右俣を白出沢出合まで2時間、白出沢を登って白出乗越まで7時間。静かな谷のいいコースで、下りに使えば白出乗越から5時間30分で新穂高温泉に着き、バス停前の無料温泉で山の汗が流せるので、山好きに好評である。  上高地から岳沢を経て前穂高岳、吊尾根、奥穂高岳のコースは9時間で頂上に着く。少しきついが、登り甲斐のある道だ。

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

北穂高岳 標高 3,106m

 北穂高岳は穂高連峰の最北端にそびえる。東は涸沢谷、西は蒲田川右俣からの支流、滝谷によって壮絶な岩壁になっている。主稜線は南北に起伏し、南は岩を踏んで涸沢岳へ、北は大キレットを隔てて南岳、中岳、大喰(おおばみ)岳、槍ヶ岳へと続いている。  この山のよさは、西面の滝谷に尽きる。日本でも超一流のロッククライミングのゲレンデである。かつて、名案内人といわれた上條嘉門次が「鳥も止まれねえ」と嘆かせた悪絶な岩壁で、初登攀は大正14年(1925)。早大の四谷龍胤(りようすけ)、小島六郎パーティとR.C.Cの藤木九三(くぞう)、ガイドの松井憲三パーティが、同じ8月13日に挑み、成功している。  滝谷は中間の合流地点からA沢~F沢が分かれ、B沢~D沢の間のルンゼや岩稜、岩壁が主な登攀対象になり、日本を代表する優れたクライマーたちを育ててきた。  北穂高岳は北峰と南峰に分かれている。北峰に三角点があり、直下に北穂高小屋があるので、普通、北穂高岳頂上とは北峰を指す。  登山道は涸沢カールから南稜の急登をがんばれば、3時間で山頂に立てる。上高地からは8時間30分の道のり。

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

涸沢岳 標高 3,110m

 穂高連峰の主な岩峰は、涸沢カールを中心に半円を描いている。テント場から見上げるとひときわ目をひくのが北の肩に鋭い三角錐の涸沢槍を従えた涸沢岳である。南に前穂高岳と奥穂高岳、北にクライマーのハイマート、北穂高岳と、すばらしい山々がそびえているが、姿のよさでは涸沢岳がまとまっている。  ひん岩(ひんがん、ひんは「王」偏に「分」の字)の筋肉質の岩峰で、北穂高岳側は険しい岩壁となり、縦走路としては一級の悪さだ。  南の鞍部は白出(しらだし)沢の突き上げる白出乗越。歴史の古い穂高岳山荘が、風力発電、太陽光発電など最新のシステムを駆使して建っている。山頂から西に張り出している西尾根は冬期コースとなり、北穂高岳・滝谷の眺めがすごい。  上高地から涸沢、ザイテングラート経由で所要8時間30分。涸沢の中腹には、近代登山史に残る涸沢の岩小屋がある。新穂高温泉からは白出沢経由で所要9時間30分。

ユーザーの登山記録から

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