奥穂高岳 | 穂高岳山荘

雨は雪になる時期、状況は一晩で一変します。下山日の状況も考慮しましょう。万全の装備で

朝からの降雪で山荘前は20cmを超の積雪となりました(2022.11.01 穂高岳山荘 )
朝からの降雪で山荘前は20cmを超の積雪となりました(2022.11.01 穂高岳山荘 )
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天気・気温

10/18(火) 10:10 曇り 2℃ 弱い風
松本市の天気予報
明日
雨のち曇
23℃
13℃
明後日
曇のち晴
24℃
13℃
日本気象協会提供 2024年5月19日 10:00発表
高山市の天気予報
明日
雨のち晴
23℃
13℃
明後日
晴時々曇
25℃
11℃
日本気象協会提供 2024年5月19日 10:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

■天候
10/18 今朝方みぞれとヒョウ(氷粒)が降りました
10:10 曇りですが、遠くに青空が見えます。 2℃ 風もそれほど強くあません。朝のみぞれとヒョウはほぼ溶けました

日中でも2-3℃、朝晩は氷点下

・記録 10/6 初雪

■自然 
10/18 稜線から見ると、涸沢カールには紅葉がわずかに残っています。
今年は紅葉が長いようです。

登山道の状況

10/18現在
早朝は凍結が想定されます。
この時期は一晩で状況が一変しますので、下山する日の状況も考慮し計画をお願いいたします。
出発前に最新の気象情報と登山道の状況を必ずご確認の上、必要な装備、防寒着をお持ちください。
以下の登山道の情報は10/13のものですが、10/18現在も状況は変わりません

■登山道の状況 10/13
・涸沢~穂高岳山荘 
10/13 積雪はありませんが、凍結、浮石、落石に十分注意。
10/8の状況では標高2700m付近より上部積雪箇所や凍結箇所あり

・穂高岳山荘~奥穂高岳山頂 
10/13 積雪はありませんが、凍結、浮石、落石に十分注意。
10/8の状況では一部積雪箇所あり

・新穂高~白出沢~穂高岳山荘 
10/13 積雪はありませんが、凍結、浮石、落石に十分注意。
10/8の状況では登山道上部積雪や凍結箇所あり
一昨年の地震の影響により以前の登山道は崩壊した為、梯子や鎖場を設置や補修を行いました。
特に重太郎橋~鉱石沢間は岩場のトラバースとなり、落石も多く、十分注意が必要です。
荷継沢より上部は登山道が不明瞭で浮石が非常に多くなっています。
なお、通行可能にはなりましたが、バリエーションルートという認識が必要で、ヘルメット着用を推奨。
ビギナーの方はお勧めいたしません。

白出沢ルート状況※白出沢ルート状況は下記を参照
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.hotakadakesanso.com/wordpress/wp-content/uploads/2018/07/472da637fadc37d0caa31d872810f02c.pdf

・穂高岳山荘~北穂高岳 
10/13 積雪はありませんが、凍結、浮石、落石に十分注意。
10/8の状況では一部積雪・凍結あり
岩場の稜線が続きます。落石、浮石に十分注意してください。
初心者の方にこのルートはおすすめ致しません 

・穂高岳山荘~前穂高岳、岳沢 
10/13 積雪はありませんが、凍結、浮石、落石に十分注意。
10/8の状況では標高2800ⅿ付近より上部積雪あり
岩と雪のミックスで歩きづらい状態かと思います
悪天候時は稜線上で風雨・風雪にさらされる為、慎重にお願い致します

・穂高岳山荘~西穂高
10/13 積雪はありませんが、凍結、浮石、落石に十分注意。
10/8の状況では積雪・凍結箇所あり
厳しく長い稜線歩きの為、エキスパートの方のみ。
荒天時にエスケープできるルートもなく、十分な体力と知識・経験が必要となりますので余裕をもった計画を立ててください。

登山装備

■3000m級山岳のちょっと降雪しても対応できる登山装備が基本
降雪の時期となりました。軽アイゼンやチェーンスパイクを携行しましょう
山用の雨具や防風防寒具(温かいアンダー、帽子や手袋など)、防水性の高い登山用の靴が基本です。
乾いた着替えを用意しましょう。低体温症にも注意
ライトも必要です

注意点

■安全登山を心がけて下さい。
防寒対策必要。低体温症にも注意しましょう。

小屋には早く着きましょう。15~16時までの到着をお願いします。

事故も増えておりますので、体力や天候を考慮し余裕をもった計画でお越しください。
状況に応じた見極めと天候確認をし、無理のない行動をお願い致します。

※涸沢から登ってこられる場合
下山時間の天候を考慮して下さい。雨が降れば雪になる時期です
午後は気温が急激に下がり、凍結することもあります。

お知らせ

■穂高岳山荘
http://www.hotakadakesanso.com/

穂高岳山荘事務所 電話0578-82-2150
現地電話 090-7869-0045 (受付時間 07:00~20:00)

■営業
4月27日〜11月3日(11月4日は売店営業のみ)
※状況により変更の場合があります。事前にご確認ください。

■予約
宿泊は完全予約制
予約はWEB予約(小屋ホームページより) または 山荘直通電話
宿泊希望者は、穂高岳山荘ホームページの宿泊予約についてをご覧下さい

予約は、「宿泊日の1ヶ月前(前月同日)午前9:00」より受け(電話予約、WEB予約ともに)
前月同日が存在しない場合は、前月末日より予約受付 例)7/31に宿泊する場合、6/30より予約受付開始

・2022年のテント泊は、当面の間、予約不要となりました(約40張)
利用にあたり以下を必ず参照下さい
https://www.facebook.com/hotakadakesanso/
立地上、テントを張れる数が非常に限られております。テント場の定数を越え、テントを張ることが不可能な場合、小屋泊に変更していただくことがございます。先着順ですので、余裕を持った行程をおすすめいたします。

■SNS
穂高岳山荘Facebook
https://www.facebook.com/hotakadakesanso
・穂高岳山荘Twitter
https://twitter.com/3190

■穂高岳山荘公式オンライショップ
https://shop.hotakadakesanso.com/

昨年の今頃の様子は?

GWのトレースは天気により消失。雪山登山装備(必ず前爪のあるアイゼンとピッケルが必要)基本2023.05.09

涸沢からでも雪の状況によりルート選びが必要。雪山登山装備(前爪アイゼン+ピッケル)基本2023.05.17

まだ降雪あり。雪山登山装備(前爪アイゼン+ピッケル)必要。雪崩、落石、クラックに注意2023.05.24

融雪進んでいますが、雪山登山装備(前爪アイゼン+ピッケル)必要。雪崩、落石、クラックに注意2023.06.01

融雪進みましたが、雪山登山装備(前爪アイゼン+ピッケル)必要。まだ最低気温0℃になる日もあります2023.06.09

融雪進みましたがまだ雪山です。雪山登山装備(前爪アイゼン+ピッケル)必要2023.06.13

穂高岳山荘周辺の過去の様子

  • 積雪期の奥穂名物、穂高岳山荘直上にある雪壁
  • 積雪期の奥穂名物、穂高岳山荘直上にある雪壁
  • 積雪期の奥穂名物、穂高岳山荘直上にある雪壁
  • 涸沢岳方面からの穂高岳山荘
  • 大キレット方面
  • ジャンダルムと飛騨尾根
  • ヘリコプターの中から
  • 飛騨側、硬い氷をチェーンソーで割る様子
  • 夕焼けの白出沢
  • 満月に照らされる奥穂高の岩壁
  • 完全な雪山となりました 涸沢岳方面から小屋方面の様子
  • 凍てつく小屋

穂高岳山荘

現地連絡先:
090-7869-0045
電話番号:
0578-82-2150
連絡先住所:
岐阜県飛騨市神岡町東町504

地図で見る
http://www.hotakadakesanso.com/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

奥穂高岳 標高 3,190m

 奥穂高岳は穂高連峰の中央にそびえる盟主である。標高3190mは富士山の3776m、南アルプスの北岳の3192mに次ぐ日本第3位の高峰で、頂上に造られた2mを超す大ケルンの上に立つと第2位になろうかという高峰なのである。しかも堂々と大きい山容がいい。  山頂で綾線が分岐し、南西に延びる岩稜は馬ノ背からジャンダルムの奇峰を経て、間ノ岳、西穂高岳、焼岳へと延びる。  もう1つの岩稜は南東へ吊尾根となってたわみ、前穂高岳、明神岳となって上高地に雪崩落ちていく。  山稜は硬いひん岩(ひんがん、ひんは「王」偏に「分」の字)の破片に覆われ、岩屑の堆積した山だ。南東側は涸沢のカールが削り取った断崖で、南面は岳沢が急角度に落ち込み、上高地や乗鞍岳が見える展望の優れた山頂である。  山頂から100mほど西へ向かってから右に折れる主稜線を、うっかり見落として直進すると急傾斜にセバ谷に落ち込んでしまう。毎年のように事故を起こす「だましの尾根」だ。主稜線を北に下ると白出乗越で、穂高岳山荘がある。  頂上から南西に延びる岩稜は、奇峰ジャンダルムに続いている。前衛峰、門番といった意味のフランス語だが、むしろ独立峰と呼びたい山で、悠々としてとりとめのない奥穂高岳をきりっと引き締めている。  初登頂は明治42年(1909)の鵜殿正雄パーティで、槍ヶ岳への初縦走の途中だった。彼は大正元年(1912)には岳沢から天狗沢に入り、天狗のコルからジャンダルムを経て奥穂高岳の初トレースをしている。穂高岳開拓のパイオニアとして銘記されるべき人である。  穂高連峰の開拓は信州の梓川側が早く、山小屋もほとんど信州人が占めているが、奥穂高岳だけは、白出乗越に飛騨の名ガイド、今田重太郎が小屋を建てて登山者の安全を期した。1度登山者の不始末で全焼したが再建し、現在では近代的な山荘になっている。  一般登山道は涸沢からザイテングラートの岩尾根を登って白出乗越に出、奥穂高岳へ向かう。涸沢から白出乗越まで2時間、それから奥穂高岳頂上まで1時間。  飛騨側からは、新穂高温泉から蒲田川右俣を白出沢出合まで2時間、白出沢を登って白出乗越まで7時間。静かな谷のいいコースで、下りに使えば白出乗越から5時間30分で新穂高温泉に着き、バス停前の無料温泉で山の汗が流せるので、山好きに好評である。  上高地から岳沢を経て前穂高岳、吊尾根、奥穂高岳のコースは9時間で頂上に着く。少しきついが、登り甲斐のある道だ。

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

北穂高岳 標高 3,106m

 北穂高岳は穂高連峰の最北端にそびえる。東は涸沢谷、西は蒲田川右俣からの支流、滝谷によって壮絶な岩壁になっている。主稜線は南北に起伏し、南は岩を踏んで涸沢岳へ、北は大キレットを隔てて南岳、中岳、大喰(おおばみ)岳、槍ヶ岳へと続いている。  この山のよさは、西面の滝谷に尽きる。日本でも超一流のロッククライミングのゲレンデである。かつて、名案内人といわれた上條嘉門次が「鳥も止まれねえ」と嘆かせた悪絶な岩壁で、初登攀は大正14年(1925)。早大の四谷龍胤(りようすけ)、小島六郎パーティとR.C.Cの藤木九三(くぞう)、ガイドの松井憲三パーティが、同じ8月13日に挑み、成功している。  滝谷は中間の合流地点からA沢~F沢が分かれ、B沢~D沢の間のルンゼや岩稜、岩壁が主な登攀対象になり、日本を代表する優れたクライマーたちを育ててきた。  北穂高岳は北峰と南峰に分かれている。北峰に三角点があり、直下に北穂高小屋があるので、普通、北穂高岳頂上とは北峰を指す。  登山道は涸沢カールから南稜の急登をがんばれば、3時間で山頂に立てる。上高地からは8時間30分の道のり。

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

涸沢岳 標高 3,110m

 穂高連峰の主な岩峰は、涸沢カールを中心に半円を描いている。テント場から見上げるとひときわ目をひくのが北の肩に鋭い三角錐の涸沢槍を従えた涸沢岳である。南に前穂高岳と奥穂高岳、北にクライマーのハイマート、北穂高岳と、すばらしい山々がそびえているが、姿のよさでは涸沢岳がまとまっている。  ひん岩(ひんがん、ひんは「王」偏に「分」の字)の筋肉質の岩峰で、北穂高岳側は険しい岩壁となり、縦走路としては一級の悪さだ。  南の鞍部は白出(しらだし)沢の突き上げる白出乗越。歴史の古い穂高岳山荘が、風力発電、太陽光発電など最新のシステムを駆使して建っている。山頂から西に張り出している西尾根は冬期コースとなり、北穂高岳・滝谷の眺めがすごい。  上高地から涸沢、ザイテングラート経由で所要8時間30分。涸沢の中腹には、近代登山史に残る涸沢の岩小屋がある。新穂高温泉からは白出沢経由で所要9時間30分。

ユーザーの登山記録から

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