尾瀬ヶ原 | 山の鼻ビジターセンター

梅雨に入り、森林の緑も一層、濃くなってきました。雨上がりの尾瀬ヶ原は植物がみず々しく新鮮です

アヤメ平の様子(2023.06.28 山の鼻ビジターセンター)
アヤメ平の様子(2023.06.28 山の鼻ビジターセンター)
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天気・気温

06/15(木) 6/14の天気:雨/最高18.6℃、最低11.9℃
みなかみ町の天気予報
明日
晴時々曇
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明後日
雨時々曇
22℃
17℃
日本気象協会提供 2024年6月16日 4:00発表
会津若松市の天気予報
明日
曇のち晴
30℃
20℃
明後日
曇時々晴
24℃
18℃
日本気象協会提供 2024年6月16日 4:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

少し前まで湿原を彩っていた ミズバショウ ミズバショウ は、花(白い仏炎苞)はほとんどなくなり、今は葉の部分が大きく成長しています。
変わって、 レンゲツツジ レンゲツツジ コバイケイソウ コバイケイソウ 、ズミなどの花が目立っています。また、 ワタスゲ ワタスゲ の果穂、ナガバノモウセンゴケなども咲いています。ほかにも、 イワカガミ イワカガミ ヒメ シャクナゲ シャクナゲ ヒメ シャクナゲ シャクナゲ チングルマ チングルマ など、さまざまな花を見ることができます。
梅雨に入り、森林の緑も一層、濃くなってきました。雨上がりの尾瀬ヶ原は植物がみず々しく新鮮です。また、鳥(カッコウ、ホオアカ、ヒバリなど)やカエルの合唱でにぎやかです。

※クマに注意
5月27日(土)12:20頃、ヨッピ吊り橋付近にて、登山者とツキノワグマとの事故(軽傷)が発生しました。
クマに遭遇しないために、クマに出会ってしまったらの対処法を以下にまとめましたので、ご確認ください。
https://oze-fnd.or.jp/archives/154706/

登山道の状況

尾瀬ヶ原は、すでに残雪は消えています。鳩待峠~尾瀬ヶ原も、残雪はありません。
山ノ鼻周辺の木道の様子です。木道が壊れている箇所がありますのでお気をつけてお越しください。

長沢新道(富士見峠~竜宮十字路)は、まだ残雪があります。傾斜が緩やかですが歩行には十分ご注意ください。
アヤメ平から八木沢については、雪はすでに消えていました。
アヤメ平でも緑のじゅうたんにかわってきました。

注意点

★ツキノワグマに御注意ください。
尾瀬内でのツキノワグマ目撃情報が多数寄せられています。遅い時間に山小屋に到着される方、下山される方がクマに遭遇する事例が多いです。早朝・夕方はクマの活動時間であるため、遭遇する危険性が高くなります。

もともと尾瀬はツキノワグマの生息地です。尾瀬を散策する時には、クマの生息地を訪れるということを忘れず、安全に尾瀬を楽しんでいただくため、クマに遭遇しないための次の行動を心がけてください。

・行動時はクマ鈴など音が出る物を身につけて人間の存在をアピールする。
・食べ物を木道などに落としたり捨てたり放置したりしない。
・早朝や夕方はクマの活動時間であるため特に注意する。
・クマを見かけても騒がず、静かに速やかに立ち去る。
・クマを見かけても写真などを撮って刺激しない。
・子グマの近くには親グマが必ずいるので特に注意する。

お知らせ

■尾瀬Instagram投稿キャンペーン実施中!
キャンペーン期間中に尾瀬国立公園内で撮影した写真を「#尾瀬フォト2023」をつけて投稿してください。
とっておきの写真をお待ちしております!
https://oze-fnd.or.jp/archives/153304/

昨年の今頃の様子は?

尾瀬ヶ原では、ミズバショウは、ほぼ終了しました。湿原は少しずつ緑色になってきました。2023.06.07

梅雨に入り、森林の緑も一層、濃くなってきました。雨上がりの尾瀬ヶ原は植物がみず々しく新鮮です2023.06.15

尾瀬ヶ原ではもう夏の装い。水の流れと緑が1枚の絵のように美しい風景となっています。2023.06.22

尾瀬ヶ原の今の主役はカキツバタですが、ニッコウキスゲも、いくつか花を付け始めています。2023.06.30

7/1より至仏山は登山解禁となりました。一方、研究見本園はツキノワグマ対策で一時閉鎖2023.07.07

ニッコウキスゲの花数が多くなってきました。多く見られるのは大堀橋の先あたりです。2023.07.14

山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子

  • 下ノ大堀川ミズバショウ群生地は、ミズバショウの花はほぼなくなり、ズミの花が満開です
  • アヤメ平の様子
  • 下ノ大堀川のミズバショウは、葉が大きくなりました
  • 食虫植物のマルバノモウセンゴケ
  • ワタスゲの果穂が目立ってきました
  • ミズバショウ咲く尾瀬ヶ原、背後に至仏山がそびえる
  • アヤメ平の様子
  • 尾瀬ヶ原は、少しずつ緑が多くなってきました
  • 下ノ大堀川ミズバショウ群生地の様子
  • テンマ沢湿原のミズバショウは見頃
  • 三条ノ滝は雪解け水で水量が多く豪快です

山の鼻ビジターセンター

電話番号:
連絡先住所:

地図で見る
http://www.oze-fnd.or.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

群馬県 新潟県 / 南会津・尾瀬

平ヶ岳 標高 2,141m

只見川の水源に近い銀山平の奥に、山名のとおり穏やかな平頂を盛り上げている山で、大正4年(1915)7月に、日本登山界の元老、高頭仁兵衛氏が人夫4名を雇い、3日間を費やして、只見川の大白沢から登頂した記録がある。 頂上部は大小の池塘を散りばめ、お花畑に飾られた高層湿原だが、登山道がなかったので、沢登りや残雪期登山の記録が散見されるだけで、一般の登山者には幻の存在であった。 昭和40年に湯之谷村が、銀山平の鷹ノ巣登山口から大倉尾根の登山道を伐開して、ようやく登山界に知られるようになった。中ノ岐川に森林伐採用の林道もでき新コースが開発され、浩宮皇太子殿下(当時)も登山された。ただし中ノ岐道は伐採事業が終了したため、現在は車での入山は不可能となっている。ただし銀山平の民宿に宿泊すれば、この中ノ岐登山口へと送迎をお願いできる。 鷹ノ巣コースは登り6時間30分を要する。平ヶ岳と池ノ岳の間には一時幕営地が整備されたが、現在は使用不可となっているため、山中に宿泊はできない。 この山も山頂付近は自然保護のため木道が延々と敷かれて、登山者に喜ばれているが、尾瀬と同様に公園の散歩道を思わせ、大地を踏み締める感触のないのが何か物足りない。 池ノ岳近くの稜線上に、玉子石と呼ばれる円形の巨岩が彫刻のように立っており、造化の妙に驚かされるであろう。

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燧ヶ岳・柴安嵓 標高 2,356m

福島県南会津郡桧枝岐村に位置し、日光火山群の一峰である。福島県の最高峰であり、これより北にはこれ以上高い山はない。しかし、東北の山というよりは尾瀬のシンボル的な山である。  山頂は、最高峰(西峰)である柴安嵓(しばやすぐら)(2356m)、三角点の置かれた爼嵓(まないたぐら)(2346m)、ミノブチ岳(2220m)、赤ナグレ岳(2249m)、御池(みいけ)岳(2280m)の五峰が居並ぶ。山は円錐形で、輝石安山岩からなる。日本最大の高層湿原である尾瀬の成立には、この燧ヶ岳火山が大きく関わっている。すなわち、只見川はこの燧ヶ岳の火山活動によって堰止められ、尾瀬が出現したと考えられている。ヒウチの名は火打ちで、火山に由来していると思われる。一説には、会津駒ヶ岳側から望むと「火打ちばさみ」の雪形が見られるためともいわれる。  燧ヶ岳を開山したのは、尾瀬沼のほとりに建つ長蔵(ちようぞう)小屋の初代平野長蔵であった。当時桧枝岐に住んでいた長蔵は、沼畔に小屋を仮設して燧ヶ岳登山の足掛かりにした。長蔵は燧ヶ岳を信仰の対象として開山したのであった。燧ヶ岳の祭神は「燧大権現」でカツラギヒトコヌシ神という。爼嵓山頂にその石祠が祭られている。  尾瀬のシンボルというだけあって、その展望の主役は尾瀬ガ原と尾瀬沼である。向こうにもう1つのシンボル至仏岳の姿が美しい。展望は日光連山も主役である。最高峰である白根山をはじめ、金精山、温泉ヶ岳、男体山などの峰々から、また那須連峰、上信越の山々、越後三山、会越の山々から飯豊連峰まで、関東と東北の山がずらりと並び圧巻である。山頂付近の火口ガレ場地帯にはコマクサの花が咲くが、株が極端に少ないため、現在一般の立ち入りが禁止されている。  登山道は5コースある。長英新道とも呼ばれる燧新道は、平野長蔵と長英が親子2代にわたって切り開いた道で、長蔵小屋から3時間15分。尾瀬沼畔である沼尻からの沼尻コースは、最も古いコースで、ナデッ窪の急な斜面を一気に登り、所要2時間30分で、ミノブチ岳の途中で長英新道と合流する。湿原地帯を抜ける変化に富んだ御池コースは、熊沢田代や広沢田代を経て所要3時間30分。以上3コースは、燧ヶ岳山頂に直接登るものだ。  一方、下田代や温泉小屋からのコースは、いずれも柴安嵓に登るコース。下田代からのコースは見晴新道と呼ばれ、温泉コースとともに樹林帯を登る静かなコースである。どちらも2時間30分で山頂に達する。この2コースはいずれも急登の連続である。

群馬県 / 南会津・尾瀬

至仏山 標高 2,228m

 尾瀬ガ原の西端に位置し、東の燧ヶ岳とともに尾瀬を代表する名山である。ミズバショウの花咲く湿原のかなたに残雪の至仏山、といった写真はよく目にすることだろう。  山頂から眼下に見る尾瀬ガ原はすばらしい。西には奥利根、谷川の山並みを望む。足元には蛇紋岩地特有のホソバヒナウスユキソウやオゼソウなど、貴重な高山植物が多い。山名の故か、百名山登頂の最後にこの山を登る人たちもあると聞く。山名は、仏教には関係なく、ムジナッ沢(つあわ)の別名「渋ッ沢」に由来するという。  山ノ鼻から直登するコースは植生保護のための通行禁止が平成9年に解除された。ただし状況によっては再び通行禁止となる場合もある。山ノ鼻から頂上まで所要2時間30分。鳩待峠からは緩やかで展望のよいコースがある。鳩待峠から頂上まで所要2時間40分。  鳩待峠は、その昔片品村の男たちが、厳冬期に入山し、木地師として木工品を作っていたころの仕事場であった。鳩は寒中はふもとの村にいて、暖かくなると山奥へ移る習性がある。峠の近くで鳩が鳴けば、男たちは久々に里へ下り、田植えを始める。雪深い山中で、鳩が来る春の日を待ち続けたことから、鳩待峠と呼ばれた。

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