ニッコウキスゲやキンコウカが花盛りです。また、山ノ鼻地区ではホタルを観賞することができます
![たくさんのトンボが飛び交っています(2023.07.26 山の鼻ビジターセンター)](new_images/info_img/1007/230728101123_b.jpg)
天気・気温
山と周辺の状況
尾瀬は先週の連休は天気にも恵まれ、大いに賑わいました。この時期の代表的な花の
ニッコウキスゲ
ゼンテイカ
は、花数は増えてきていますが、例年に比べると株が少なめです。牛首からヨッピ吊橋間の拠水林付近の柵で囲まれた中で多く咲いています。
また、
キンコウカ
キンコウカ
が花盛りで、目立ってきました。今年はたくさんの花が見られそうです。
ほか目立っている草花を紹介すると――
湿原では、アブラガヤがたくさん出てきています。花としては目立ちませんが、秋になると赤茶色になり草紅葉に彩りを添えてくれる植物です。
ノアザミ
ノアザミ
は、研究見本園の入口前で、たくさん咲いています。花をよく見ると花弁が5枚の筒状になった花がたくさん集まっています。雄しべが先に成熟して先端から花粉を放出し、その後、雌しべが花粉を押し出すように成長します。
コバギボウシ
コバギボウシ
は蕾の形が擬宝珠(欄干や橋などの柱上に設けられている飾り)に似ていることから、名がついたといわれています。
現在、山ノ鼻地区ではホタルを観賞することができます。ご宿泊の方は、夜なので危険のないように、山小屋付近で複数人でご覧ください。
尾瀬は山岳地帯ですので、天気の急変や、雨により急に気温が下がることがあります。レインウエア、防寒着を持参し、気温に合わせて調節することをお勧めします。
※研究見本園は一時閉鎖となっています。これは、ツキノワグマによる
ミズバショウ
ミズバショウ
の実の採食が活発になってきていて、特に山ノ鼻地区の研究見本園内はツキノワグマが集中する場所だからです。ご協力おねがいします。
登山道の状況
7/1より至仏山は登山解禁となっています。
至仏山は森林限界が低く、良好な眺望が得られ高山植物が咲きそろいますが、遮るものがないため雨風の影響を受けやすくなっています。登られる際は、天候を確認し必ず雨具や防寒具をお持ちください。
注意点
★ツキノワグマに御注意ください。
尾瀬内でのツキノワグマ目撃情報が多数寄せられています。遅い時間に山小屋に到着される方、下山される方がクマに遭遇する事例が多いです。早朝・夕方はクマの活動時間であるため、遭遇する危険性が高くなります。
もともと尾瀬はツキノワグマの生息地です。尾瀬を散策する時には、クマの生息地を訪れるということを忘れず、安全に尾瀬を楽しんでいただくため、クマに遭遇しないための次の行動を心がけてください。
・行動時はクマ鈴など音が出る物を身につけて人間の存在をアピールする。
・食べ物を木道などに落としたり捨てたり放置したりしない。
・早朝や夕方はクマの活動時間であるため特に注意する。
・クマを見かけても騒がず、静かに速やかに立ち去る。
・クマを見かけても写真などを撮って刺激しない。
・子グマの近くには親グマが必ずいるので特に注意する。
お知らせ
■尾瀬Instagram投稿キャンペーン実施中!
キャンペーン期間中に尾瀬国立公園内で撮影した写真を「#尾瀬フォト2023」をつけて投稿してください。
とっておきの写真をお待ちしております!
https://oze-fnd.or.jp/archives/153304/
昨年の今頃の様子は?
尾瀬ヶ原では、ミズバショウは、ほぼ終了しました。湿原は少しずつ緑色になってきました。2023.06.07
梅雨に入り、森林の緑も一層、濃くなってきました。雨上がりの尾瀬ヶ原は植物がみず々しく新鮮です2023.06.15
尾瀬ヶ原ではもう夏の装い。水の流れと緑が1枚の絵のように美しい風景となっています。2023.06.22
尾瀬ヶ原の今の主役はカキツバタですが、ニッコウキスゲも、いくつか花を付け始めています。2023.06.30
7/1より至仏山は登山解禁となりました。一方、研究見本園はツキノワグマ対策で一時閉鎖2023.07.07
ニッコウキスゲの花数が多くなってきました。多く見られるのは大堀橋の先あたりです。2023.07.14
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
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