奥穂高岳 | 穂高岳山荘

雪山となり10本爪以上のアイゼンやピッケルなど雪山登山装備と対応スキルが必要。11/4泊まで営業

夕焼けの白出沢(2023.11.01 穂高岳山荘 )
夕焼けの白出沢(2023.11.01 穂高岳山荘 )
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天気・気温

10/25(水) 10:00 晴(高曇り) 弱い風
松本市の天気予報
明日
雨のち曇
23℃
13℃
明後日
曇のち晴
24℃
13℃
日本気象協会提供 2024年5月19日 10:00発表
高山市の天気予報
明日
雨のち晴
23℃
13℃
明後日
晴時々曇
25℃
11℃
日本気象協会提供 2024年5月19日 10:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

■慎重な行動をお願いいたします
10/21積雪あり、15時現在山荘前で30~40cm、屋根からの落雪や吹き溜まりは50㎝以上あります
各ルート上も深い積雪あり、また日陰等で状況が異なる為、10本以上のアイゼンが(前爪)必要です
また、稜線上はピッケルも必要です
チェーンスパイクや軽アイゼンでは対応できません

また、アイゼンがあれば安心ということでもなく、状況に対応できる経験と技術が必要となりますので慎重な計画と行動をお願いいたします。この時期の稜線は一段と厳しい状況となります。
Webサイト上にライブカメラもありますのでご確認ください。
気象状況については、信頼のおける山岳気象予報サイトをご利用いただくことをおすすめします。

※新穂高ロープウェイ第2ロープウェイ(しらかば平駅〜西穂高口駅)は
緊急メンテナンス工事に伴い、9月26日~11月9日まで運休。

■天気と自然
10/25 10時頃 晴れて高曇りです。風はそれほどでもありません。中層は厚い雲がありますが雲海というほどではありません。山荘上空は高曇り、少し遠くに積乱雲のような雲が見えるので、天候はこれから少し崩れるかもしれません
最後の降雪は10/22

10/23 昨日今日と穂高稜線の天候は良好です。ただ、冷たい風が強烈で、気温は氷点下が当たり前の世界です。
つい2週間前まで紅葉に湧いていた北アルプスですが、最早本格的な冬山に様変わりしており、十分な防寒と、ピッケル・アイゼン等の装備が必要となります。
また、登山道上のマーキングが雪に隠れているため、ルートファインディングのスキルも必要な状況です。
今シーズンの営業終了まで2週間を切りました。
11/4の宿泊が最終日です。小屋閉め作業を粛々と進めてまいります。

・2023記録 10/5初雪 9/24初氷観測

■山荘ライブカメラを設置 山荘ホームページからご覧になれます。
https://hotakadakesanso.com/livecam
画像は10分間隔で更新されます
・冬期閉鎖中~入山後天候安定期までは、ライブカメラ画像は更新されません。左下に表示される年月日時をご確認ください。
・シーズン中も雷等でインターネット接続ができない場合更新されません。

登山道の状況

・概況 山荘周辺、周辺登山道、稜線は完全雪山となりました

※新穂高ロープウェイ第2ロープウェイ(しらかば平駅〜西穂高口駅)は
緊急メンテナンス工事に伴い、9月26日~11月6日まで運休となります。通行予定の方はご注意ください。

■涸沢~稜線(山荘)~奥穂高岳など各ルートの様子 
・涸沢~稜線(山荘) 10/21
積雪あり。上部はアイゼンとピッケル必要 
登山道上の積雪&凍結に注意してください

・山荘~奥穂高岳 10/21
積雪あり。アイゼンとピッケル必要
登山道上の積雪・凍結に注意してください

・新穂高~白出沢~山荘 10/21
積雪あり 登山道の積雪や凍結に注意してください
白出沢上部は登山道が不明瞭であり非常に歩きづらくなっております。
重太郎橋はかかっていますが、大雨により通行不能となる可能性があります。

・山荘~北穂高岳 10/21
積雪あり。登山道の積雪や凍結に注意してください
北穂~穂高岳山荘間は、上級コースとなります。悪天候時の通行はお勧めしません。

・奥穂高岳~前穂高岳~岳沢 10/21
積雪あり 登山道の積雪や凍結に注意してください
上級コースとなります。悪天候時の通行はお勧めしません。

・奥穂高岳~西穂高岳  10/21
積雪あり 登山道の積雪や凍結に注意してください
通行には高い技術と体力が必要となります。
上級コースとなります。悪天候時の通行はお勧めしません。

※新穂高ロープウェイ第2ロープウェイ(しらかば平駅〜西穂高口駅)は運休中。通行予定注意
詳しくは新穂高ロープウェイ様Webサイトへ。↓
https://shinhotaka-ropeway.jp/2023/09/25/rinzikyugyo/

■以下山と溪谷オンライン付加情報
北穂高小屋 SNSに登山道の情報があります
https://www.instagram.com/kitahotakagoya/
https://www.kitaho.co.jp/

登山装備

3000m級山岳の冬山登山装備が基本
前爪のあるアイゼン&ピッケル必須
雪山の防寒対策必要 低体温症に注意 対応できる装備、計画でお願いします。

登山用の靴や雨具、荷物の防水が必要。
衣類も即乾性り高いもの推奨、着替えあるとよいです(汗で濡れても冷えることがあります。低体温症に注意)

注意点

■安全登山に留意 完全に雪山となりました

お知らせ

■穂高岳山荘
2023年、穂高岳山荘は百周年
http://www.hotakadakesanso.com/

穂高岳山荘事務所 電話0578-82-2150
現地電話 090-7869-0045 (受付時間 07:00~20:00 山荘営業期間中のみ)

■2023年の営業
4月27日(木)~11月4日(土)の泊まで(11/5は売店のみ)
山荘宿泊の際は、必ずご予約をお願いいたします。
1名1畳のスペースを確保する形での予約制

■テント泊
2023年はテント泊の予約は不要です(先着順 約60張設営 可)
詳しくは以下を参照
https://www.hotakadakesanso.com/stay/tent
穂高岳山荘 | テント泊のお客様へ

■SNS
・穂高岳山荘Facebook
https://www.facebook.com/hotakadakesanso
・穂高岳山荘Twitter
https://twitter.com/3190

■電子決済について
クレジットカード(タッチ・挿入)、交通系IC、iD、QUICPayは利用可
試験的にPayPayでの決済も受け付けておりましたが、お客様の端末で決済完了画面となっても実際には決済がされないなど問題があるため、PayPayは導入を見送ります
※雷などで通信不能の場合はご利用頂けません

昨年の今頃の様子は?

GWのトレースは天気により消失。雪山登山装備(必ず前爪のあるアイゼンとピッケルが必要)基本2023.05.09

涸沢からでも雪の状況によりルート選びが必要。雪山登山装備(前爪アイゼン+ピッケル)基本2023.05.17

まだ降雪あり。雪山登山装備(前爪アイゼン+ピッケル)必要。雪崩、落石、クラックに注意2023.05.24

融雪進んでいますが、雪山登山装備(前爪アイゼン+ピッケル)必要。雪崩、落石、クラックに注意2023.06.01

融雪進みましたが、雪山登山装備(前爪アイゼン+ピッケル)必要。まだ最低気温0℃になる日もあります2023.06.09

融雪進みましたがまだ雪山です。雪山登山装備(前爪アイゼン+ピッケル)必要2023.06.13

穂高岳山荘周辺の過去の様子

  • 積雪期の奥穂名物、穂高岳山荘直上にある雪壁
  • 積雪期の奥穂名物、穂高岳山荘直上にある雪壁
  • 積雪期の奥穂名物、穂高岳山荘直上にある雪壁
  • 涸沢岳方面からの穂高岳山荘
  • 大キレット方面
  • ジャンダルムと飛騨尾根
  • ヘリコプターの中から
  • 飛騨側、硬い氷をチェーンソーで割る様子
  • 夕焼けの白出沢
  • 満月に照らされる奥穂高の岩壁
  • 完全な雪山となりました 涸沢岳方面から小屋方面の様子
  • 凍てつく小屋

穂高岳山荘

現地連絡先:
090-7869-0045
電話番号:
0578-82-2150
連絡先住所:
岐阜県飛騨市神岡町東町504

地図で見る
http://www.hotakadakesanso.com/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

奥穂高岳 標高 3,190m

 奥穂高岳は穂高連峰の中央にそびえる盟主である。標高3190mは富士山の3776m、南アルプスの北岳の3192mに次ぐ日本第3位の高峰で、頂上に造られた2mを超す大ケルンの上に立つと第2位になろうかという高峰なのである。しかも堂々と大きい山容がいい。  山頂で綾線が分岐し、南西に延びる岩稜は馬ノ背からジャンダルムの奇峰を経て、間ノ岳、西穂高岳、焼岳へと延びる。  もう1つの岩稜は南東へ吊尾根となってたわみ、前穂高岳、明神岳となって上高地に雪崩落ちていく。  山稜は硬いひん岩(ひんがん、ひんは「王」偏に「分」の字)の破片に覆われ、岩屑の堆積した山だ。南東側は涸沢のカールが削り取った断崖で、南面は岳沢が急角度に落ち込み、上高地や乗鞍岳が見える展望の優れた山頂である。  山頂から100mほど西へ向かってから右に折れる主稜線を、うっかり見落として直進すると急傾斜にセバ谷に落ち込んでしまう。毎年のように事故を起こす「だましの尾根」だ。主稜線を北に下ると白出乗越で、穂高岳山荘がある。  頂上から南西に延びる岩稜は、奇峰ジャンダルムに続いている。前衛峰、門番といった意味のフランス語だが、むしろ独立峰と呼びたい山で、悠々としてとりとめのない奥穂高岳をきりっと引き締めている。  初登頂は明治42年(1909)の鵜殿正雄パーティで、槍ヶ岳への初縦走の途中だった。彼は大正元年(1912)には岳沢から天狗沢に入り、天狗のコルからジャンダルムを経て奥穂高岳の初トレースをしている。穂高岳開拓のパイオニアとして銘記されるべき人である。  穂高連峰の開拓は信州の梓川側が早く、山小屋もほとんど信州人が占めているが、奥穂高岳だけは、白出乗越に飛騨の名ガイド、今田重太郎が小屋を建てて登山者の安全を期した。1度登山者の不始末で全焼したが再建し、現在では近代的な山荘になっている。  一般登山道は涸沢からザイテングラートの岩尾根を登って白出乗越に出、奥穂高岳へ向かう。涸沢から白出乗越まで2時間、それから奥穂高岳頂上まで1時間。  飛騨側からは、新穂高温泉から蒲田川右俣を白出沢出合まで2時間、白出沢を登って白出乗越まで7時間。静かな谷のいいコースで、下りに使えば白出乗越から5時間30分で新穂高温泉に着き、バス停前の無料温泉で山の汗が流せるので、山好きに好評である。  上高地から岳沢を経て前穂高岳、吊尾根、奥穂高岳のコースは9時間で頂上に着く。少しきついが、登り甲斐のある道だ。

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

北穂高岳 標高 3,106m

 北穂高岳は穂高連峰の最北端にそびえる。東は涸沢谷、西は蒲田川右俣からの支流、滝谷によって壮絶な岩壁になっている。主稜線は南北に起伏し、南は岩を踏んで涸沢岳へ、北は大キレットを隔てて南岳、中岳、大喰(おおばみ)岳、槍ヶ岳へと続いている。  この山のよさは、西面の滝谷に尽きる。日本でも超一流のロッククライミングのゲレンデである。かつて、名案内人といわれた上條嘉門次が「鳥も止まれねえ」と嘆かせた悪絶な岩壁で、初登攀は大正14年(1925)。早大の四谷龍胤(りようすけ)、小島六郎パーティとR.C.Cの藤木九三(くぞう)、ガイドの松井憲三パーティが、同じ8月13日に挑み、成功している。  滝谷は中間の合流地点からA沢~F沢が分かれ、B沢~D沢の間のルンゼや岩稜、岩壁が主な登攀対象になり、日本を代表する優れたクライマーたちを育ててきた。  北穂高岳は北峰と南峰に分かれている。北峰に三角点があり、直下に北穂高小屋があるので、普通、北穂高岳頂上とは北峰を指す。  登山道は涸沢カールから南稜の急登をがんばれば、3時間で山頂に立てる。上高地からは8時間30分の道のり。

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

涸沢岳 標高 3,110m

 穂高連峰の主な岩峰は、涸沢カールを中心に半円を描いている。テント場から見上げるとひときわ目をひくのが北の肩に鋭い三角錐の涸沢槍を従えた涸沢岳である。南に前穂高岳と奥穂高岳、北にクライマーのハイマート、北穂高岳と、すばらしい山々がそびえているが、姿のよさでは涸沢岳がまとまっている。  ひん岩(ひんがん、ひんは「王」偏に「分」の字)の筋肉質の岩峰で、北穂高岳側は険しい岩壁となり、縦走路としては一級の悪さだ。  南の鞍部は白出(しらだし)沢の突き上げる白出乗越。歴史の古い穂高岳山荘が、風力発電、太陽光発電など最新のシステムを駆使して建っている。山頂から西に張り出している西尾根は冬期コースとなり、北穂高岳・滝谷の眺めがすごい。  上高地から涸沢、ザイテングラート経由で所要8時間30分。涸沢の中腹には、近代登山史に残る涸沢の岩小屋がある。新穂高温泉からは白出沢経由で所要9時間30分。

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