行程・コース
天候
曇り
登山口へのアクセス
電車
その他:
白丸駅で下車し、出口すぐ下の階段を下って青梅街道にでる。奥多摩方面に進んで、多摩川にかかる数馬峡橋を渡り、数馬峡遊歩道に入る。遊歩道を右に進めば多摩川南岸道路に合流する。多摩川南岸道路にかかる「まこご橋」の手前で右におれ、さらに道になりにすすむと、「一寸橋」の手前に海沢林道の入り口がある。林道を進めば左に大きく曲がるカーブがあり、そこのアリアが海沢園地。海沢園地から海沢探勝路に入る。
この登山記録の行程
白丸駅08:13 - 08:25大天狗社 - 09:55海沢園地10:00 - 10:11三ツ釜の滝 - 10:18ネジレの滝10:53 - 13:06大岳山13:24 - 14:08鍋割山分岐14:10 - 14:24鍋割山14:26 - 14:47奥の院(甲籠山)14:54 - 15:18長尾平分岐15:19 - 15:27御岳山15:31 - 16:26御岳山駅
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
■コース状況
今回のコースは、白丸駅から数馬峡遊歩道から海沢探勝路を経て、大岳山、鍋割山、奥の院峰そして御岳山に至るコースです。
海沢探勝路~大岳山にかけては「山と高原地図」ではバリエーションルートとなっています。登山道そのものは途中で沢を渡ったり、稜線にでるところで急登等がありますが、踏み跡はしっかりしており、特に危険な箇所等はありません。一方、道標は意外と少なく、分岐でコースを外れて進んでしまい、時間をロスしてしまいました。大岳山から先は人気のコースだけあって、登山道、道標がしっかり整備されています。
■感想
今回は、御岳山のレンゲショウマの便りに誘われ御岳山に行ってきました。暑さは覚悟の上とはいっても、さすがにこの季節、少しでも涼しいところを通ってと思いとったのがコースですが・・、やはり暑かった・・・。涼を求める気持ちは同じなんですね、海沢探勝路の三滝で沢遊びを楽しむ皆さんが歓声をあげていました。静かな山歩きを想像していただけにビックリ。熊の目撃情報の看板がありましたが、まったく心配ない状況でした(笑)。
海沢探勝路から大岳山への山道、山頂までは黙々と樹林帯歩き。大岳山から御岳山へは鍋割山・奥の院峰を経由して向かいましたが、なかなかハードなコースのようで、「悪路」とされている海沢探勝路から大岳山の山道を歩いてきた身にとっては、暑さも加わり、こたえました。
こうしてなんとかたどり着いた御岳山。こともあろうか肝心のレンゲショウマがどこで咲いているのかわからず・・(^^;、ビジターセンターの方にお尋ねする始末。「富士峰園地の頂上にある安産社から群生地をとおってレンゲショウマを見付けながら降りていくといいですよ」と丁寧なアドバイスを頂きました。アドバイスのかいあって安産社の近くでまさに見頃のレンゲショウマを発見!私のほかにだれもおらず、かぶりつき状態でじっくり鑑賞できました。
ちなみに、群生地はまだつぼみがほとんどで、ビジターセンターの方によれば、今年は例年に比べ開花が遅く、今週末15日が見頃になりそうとのことでした。ちなみに、今日(8月6日)時点で239の花が咲いているとのこと、毎日、カウンター片手に数えて、ホームページにアップしてるとのことでした。
フォトギャラリー:116枚
おはようございます。今日のスタートはお初の白丸駅です。奥多摩駅の一つ手前になります。ホームに登山届の箱があります。なかなかよいかも!
ちなみに、無人駅ですが、ちゃんとSUICAが使えますよ。2週間ぶりの山歩き、体がなまっていないか心配ですが、頑張りましょう!
駅は標高の高いところにあり、眺めがいいです。奥に見えるのは大岳でしょうか。まだ8時なのに、それにしても暑い・・、数歩しか歩いていないのに、すでに汗だくです。
斜面に取り付けられた階段を下りていくと青梅街道にでます。まだ8時過ぎですが、結構なスピードで車やバイクが走っています。今日、一番危なかったのはここかもしれません(笑)。
青梅街道の車・バイクの喧騒とさよならして、この数馬峡橋を渡って数馬峡遊歩道に入ります。
橋の中ほどから、いい眺めですね~(下流側)
こちらは上流側
遊歩道に入りました。
苔もいい感じです(笑)。合格!
これは・・?
木々の間から見える多摩川。まるで、先々週見た「ユーシンブルー」のような青さです。奥多摩で見ることができるなんて、感激♪
こちらは、最近覚えた「ヨウシュヤマゴボウ」
「百日紅」もきれい♪
遊歩道歩きは20分ほどで終了(振り返っての一枚)。これから多摩川南岸道路に向かいます。
もう「コスモス」が咲いていました♪
海沢(うなさわ)周辺散策マップ
古い道標がありました。「三ツ釜ノ滝・大楢峠方面」。右横書きが歴史を感じますね。
多摩川南岸道路にでました。
城山トンネルの手前にある「まこご橋」の手前で右に進みます。
「一寸橋」の手前に海沢林道の入り口があります。
海沢林道では、見頃はもう少し先のようですが「タマアジサイ」が目を楽しませてくれした。
ちなみに、花が開く前はこんな形をしています。
こんな感じになって、先ほどの綺麗なタマアジサイに仕上がっていきます。
これは・・?
それにしても暑い・・・・。。。
ユリ
これは・・?
アメリカキャンプ村。何故、アメリカなのか突っ込みを入れたくなりますが
観音橋の先に見えてきたのは海沢隧道。1960年3月に竣工した隧道でネットでは心霊スポットとして有名とか。ちょっとビビッていますが、ここまできて引き返すわけにはいきません(笑)。
こちらは観音橋から見た海沢川ブルー♪
海沢林道の途中で見つけた「イワタバコ」。
初めて見ました♪
「キツリフネ」
「ヘクソカズラ」
突如、たくさんの車が現れました。どうやら海沢園地に到着したようです。
海沢園地の周辺地図
ここにはトロッコがありました。暑いので、乗せてもらいたいです。
海沢探勝路への山道
あずま(右)やとトイレ(左)があります。有難いですね。
これから海沢探勝路です。それにしても、ここまで1時間40分、長かった~。
沢沿いを進みます。時折通る風が心地よいですね。
苔もいい感じです。
あっという間に三つ釜の滝に到着。美しい滝に見入っていところ、いきなりオレンジのロープが結び付けられたザックが流れおちてきました。ビックリ~。沢登りの方のようですね。静かに滝鑑賞するという雰囲気ではなさそうなので、次のねじれの滝に向かいます。
賑やかな声が渓谷にこだましています。その正体は滝滑りをしている方々でした。ここは熊鈴は必要なさそう。
静かな沢
ネジレの滝に到着
上段と下段の滝のねじれ具合がいいですね。 ・・と、ここでも賑やかな声が響いていますので、そそくさと退散。
大滝に向かいます。
道標に従って岩場を越えて・・
こともあろうか、この枯れ沢でルートがわからなくなってしまいました。引き替えしてあたりをうろうろ。正解はこの枯れ沢を横切って岩場を登っていくでした。。。。
結局、あちこちルートを探し回って30分ほどロス。大滝へ立ち寄ることも考えたのですが、時間のロス、滝のほうから聞こえる賑やかな声もあり、まっすぐに大岳山に向かうことにしました。それにしても道標に「悪路」とは・・・どんな道なんでしょうか。
大岳山への登山道の様子。こともあろうか、この先で2度目のコースアウト。登山道を横切る枯れ沢を渡るのに気をとられ、斜面に付けられた山道を登るべきところを見落としてしまいました。いかん、いかん・・・。
苔むした沢沿いの登山道。ほっとさせてくれますね。
「ヤマアジサイ」も目を楽しませてくれます。
登山道はトロッコのレールの下をくぐっていきます。
すぐそばには山葵田があります。トロッコは山葵の収穫に使っているのでしょうか。
いい感じの苔道が続きます。
やっと稜線にでました。ふと見ると道標には海沢探勝路の記載がありません。大岳から海沢探勝路に向かう際には注意が必要ですね。
大岳山に向かう登山道の様子。この登山道は一昨年の6月に鋸山から大岳に登って通って以来、2度目になります。
もうすぐ山頂ですが
登山道はこの木の根を乗り越えていかねばなりません。見事にブロックしていますね~、よっこいしょっと!
大岳山に到着しました。昨年10月以来、今回で4度目の登頂となります。それにしても、ここまで長かったなぁ。
残念ながら、ガスで眺望はまったありません。
この暑さ&眺望にもかかわらず、大勢の人が。ちょっとびっくりしました。
山頂で食事をしてエネルギー補給。これから御岳山に向かいます。
おなじみの山頂下の大岳神社。しっかりお祈りをすませて、狛狼にもご挨拶。
何度見ても、この猫背感がいいですね~
さぁ、これから御岳山に向かいます。
海沢探勝路とはうってかわって快調です♪あっと言う間に、鍋割山・奥ノ院への分岐に到着。
よせばいいのに鍋割山・奥ノ院の方向(左)に進んでしまいました。
まず、鍋割山1084m。丹沢の鍋割山と同じ名前ですが、こちらは知名度が今一つ。
進むにつれて天気があやしくなってきました。奥の院への分岐ではあたりがガスってきました。まずい・・今にも雨が降り出しそう。。
分岐から岩が露出した山斜面をよじ登って奥の院峰1077mに到着。
山頂には小さな祠があります。
えっ・・、一瞬目を疑ってしまいましたが木です。なにやら、ワンピースのキャラクターを彷彿させるような形をしています。
三角点があったので、お約束のタッチ♪
山頂下には奥の院があります。
奥の院から杉の樹林帯をぬけると、天狗の腰掛杉が見えてきました。ここまでくると御岳神社はすぐそこです。
御岳神社が改修され装いもあらたになったと聞き立ち寄りました。朱色が鮮やか、欄間彫刻の「おいぬ(おおかみ)様」は今にも飛び出してきそうな躍動感にあふれています。
ちなみにこちらは境内の狛犬です。こちらは阿形、いつみてもなかなかの迫力ですね。
こちらは吽形、と今まで何気なくみていましたが、意外とマッチョなことに気がつきました。
後斜め45度のアングルで。そいうえば、このマッチョさは阿夫利神社の狛犬に似ていますね。
境内からの眺め。今にも降り出しそうな天気ですが、なんとかもっていてくれています。
これより、レンゲショウマの群生地である富士峰園地に向かいましょう。参道沿いには色々な草木が目を楽しませてくれています。「ヤマユリ」。
こちらは、皆様、よくご存じの天然記念物に指定されている「神代ケヤキ」
フシグロセンノウ
ビジターセンターの方に「富士峰園地の頂上にある安産社から群生地をとおってレンゲショウマを見付けながら降りていくといいですよ」とアドバイスを受けて安産社にきました。ちなみに、安産社は源頼朝公の創立と言われており、御岳神社の摂社となります。
安産社の横には安産杉
その近くに、群生地ではありませんが、レンゲショウマが咲いていました!
まさに見頃といった感じです。
♪
♪♪
続いて、富士峰園地北斜面の群生地に移動。
ほとんどがつぼみの状態で、ぽつぽつといった感じで花が目につきます。たまたま、ビジターセンターの方が開花状況をカウントしており、この日は239の花が咲いているとか。この情報はホームページにアップしているそうです。
御岳平に降りてきました。
いつもはケーブルカーに乗らずに山斜面を一気に下っていくのですが、今日は足が棒よう。ということで、ケーブルカーで帰ります。
ケーブルカーからの都心方向の眺め、スカイツリーも見えています。ケーブルカーの運転手さんの話によれば、スカイツリーまで見えるは数ヶ月ぶりとのことでした。
駅に到着~♪
バスとの接続がよく、すぐに御岳山駅へのバスがでました。色々、ハプニングがありましたが、無事に戻ってこれたことに感謝しつつ、今日もお疲れ様でした。
装備・携行品
アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | スパッツ・ゲイター | ヘッドランプ | 傘 | タオル | 帽子 |
グローブ | 着替え | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ |
ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 熊鈴・ベアスプレー | 非常食 |
行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 |
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