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剱岳・立山(周回)

剱岳・立山( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 2人 (iGari さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

初日:曇り時々晴れ 2日目:曇り、濃霧後雨 3日目:濃霧後曇り

登山口へのアクセス

その他
その他: 車・立山ケーブルカー・立山高原バス

この登山記録の行程

コース

総距離
約18.0km
累積標高差
上り約2,185m
下り約2,185m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

【1日目】曇り
7:30
立山駅の臨時駐車場に到着。大量のアブに手間取りながら支度。ドアを開けた瞬間、車内に10匹超入り込むほど。
途中の立山あるぺん村から室堂直行バスが出ていた。下山後の調べでは往復\6,000。立山アルペンルートのチケットより割高。しかし専用駐車場からすぐ乗車できるしコンビニもあるので混雑期は有効かな。
8:00
立山駅。お盆休みで混雑しており、ケーブルカーは90分待ち。チケット売場の室堂モニターでは晴れ間もあった。記念写真やバック整理、歯磨きをして過ごす。
9:30
立山駅発。曇り。30Lを超えるバックパックは貨物車に載せれました。車窓から称名川が見えた。
9:40
美女平発。臨時便のバスに乗車。濃霧のため視界不良。車窓からブナや立山杉が見れたものの、称名滝などは見れず。しかし、標高が上がるにつれ霧が晴れました。七曲あたりから目標の剱岳が見え、その存在感に圧倒されていました。
11:00
室堂ターミナル着。晴れ。登山届を提出し、立山玉殿の湧水を補給する。
11:16
室堂出発。剱澤小屋を目指す。
11:53
雷鳥平。野営場管理所でトイレ&昼食。
12:00
新室堂乗越から別山乗越のルート予定だったが、分岐を誤り雷鳥坂から別山乗越へ向かう。雷鳥は現れず。
12:51
別山乗越到着。休憩。
12:55
別山乗越出発。剱沢小屋までは下りで楽に感じた。しかし擦れ違う登山者がバテ気味だと嘆いていたので帰りの行程が思いやられた。
剱沢では雪渓があった。テン場から1km程度先の剱沢小屋までビールを買い出しに行く人が多くみられた。大変な買い出しだと思った。
15:36
剱沢小屋到着。晴れ時々曇り。真正面に剱岳の絶景。
チェックイン後、剱岳を眺めながら乾杯。寝不足と疲労のため、夕食後18:00過ぎには就寝。


【2日目】晴れのち雨
2:30
起床。外から剣山荘方面をみるとすでにヘッデンの灯りがあった。混雑を懸念しへいやんを起こし食事、準備。
4:00
剱沢小屋を出発。アタックに不要な物は預けることができた。出発直後ルートが分からず右往左往。長次郎谷へ向かうパーティーに確認し、ルート復帰。雪渓をトラバースして行く。
4:42
剣山荘通過。
4:58
一服剱。前剱、富山湾の眺望があった。
5:30
前剱。東側に鹿島槍などがみれた。
5:40
平蔵の頭。蔵部を渡る橋では吐き気、めまいを感じた。久しぶりの緊張感。一呼吸おきリラックス&集中で超えて行く。
5:46
カニのたてばい。10人ほどの待ち行列。声を掛けながら落石に注意し登っていく。友人は口数は少なかったが臆せず登っていく。たてばいから先は浮石が多かった。
5:57
剱岳頂上。濃霧のため眺望なかった。霧が晴れるのを待つが諦めて下山。早月分岐から別山方向に戻る。
カニのよこばい。崖を横移動するので最難度と思われたが足場も安定していて迫力もあり楽しめた。
平蔵の頭。鎖なしの横移動(3m程度)には焦った。最も緊張した。靴のグリップと指を触れる感じで渡りきる。雨天時など滑りやすい状況ではさらに緊張するだろう。また、鎖場のアップ・ダウンもなかなか堪えた。カニのたてばい・よこばいより難度を感じた。
一服剱。霧の晴れ間から富山湾が望めた。山と平野のコントラストが迫力だった。
剣山荘~剱澤小屋までは雪渓を渡る。ピッケルなしで進むことが出来た。斜度はきつくないように感じたが、雪渓は滑りやすかった。滑落すると結構落ちそうに感じた。ピッケル携行者もいた。未経験者では滑落中には難しいだろう。トラバース中の支持や滑落後のルート復帰に有効かなと思った。
剱澤小屋。到着後、雨。休憩しつつおみやげを買う。友人はTシャツとステッカーを購入。雨がやんだところで出発。
別山乗越につく頃には再び雨が強くなってきた。翌日も雨予報で眺望も期待できないので今後の予定を相談。立山縦走を中止して富山市内の観光に変更するか続行か。続行決定し内蔵助山荘を予約。
別山南峰に向かう。上がるにつれて雨から霧へ。濃霧で視界は悪かった。途中大きい雪渓があった。内蔵助山荘。今年は積雪が多かったとのこと。
晴れていればどれだけ素敵だったか。

【3日目】濃霧。眺望なし。
朝食後、同席した神奈川在住の夫婦さんと昨日の山行について語る。旦那さんは3000m峰を攻略中とのこと。雄山登頂し、残すところ1つとのことだった。すごい。残しているのは自宅からも見える日本一の山とのこと。でも眺めている方がいいらしい。

富士ノ折笠、大汝山、雄山、どれも眺望なし。雄山神社の参拝に\500を支払う。すると今年の山行の安全を願い祈祷して頂けた。なんだかいけそうな気がした。

一ノ越。束の間の晴れ。一息ついて室堂へ向かう。道はコンクリートで整備されていた。
祓堂をみるのを忘れた。

【総括】
山行の半分以上で眺望がなく残念だったが無事帰宅できたので良かったと思う。剱岳登頂できたのは大きい。

・GPS時計
ログ採りに使用。
山小屋などGPS補足できない場所で記録していると大幅にズレるため軌跡が乱れる。室内に入る前に記録の一時停止、終了するべき。
3日目はGPS補足を失敗したまま記録してしまった。記録開始・終了時によく確認すること。

・小屋泊
小屋泊はお金はかかるが、風雨や飲食の不安がほぼないのがメリットだと思う。荷物の軽量化、それに伴う時間の短縮。時間の限られる一般社会人にはありがたいサービスだと思う。テン泊には道具が必要になりコストもかかる。また、荷物が多ければ梱包、展開に時間がかかる。

・ツアー
一方、ガイドツアーでは、ルート計画、宿や食事の手配、ルート確認、判断などを全て任せるので、安全性が高くかつ効率的だが、その分費用がかかる。また、同行者のレベルも一様ではなく、大人数であれば意思決定に時間もかかり自由度は低い。
自分の体力、技術、頻度を考え、極力リスクを避けられるスタイルが最適かと思う。

・テント泊
自由度が高い。

スマホの有用性。
通信手段だが多くの場所で電波レベルは良くなかった。
-地図読み、現在地の特定
携帯電波がない状況ではアプリの地図が更新出来ない、GPSを受信出来ても現在地の特定には地図が不可欠。
紙の地図とコンパスは重要だと感じた。擦れ違う方にルート確認できたのは幸いだと思った。いくら整備されていてもルートミスは道迷いの原因。体力も消耗し不安も増大する。
ルート判断に迷うときは、立ち止りよく確認することが大切だと思った。


・宿泊料金
内蔵助山荘ではフェイスブックには一泊二食\9,500との記載があり、その見積もりでいたが実際は一泊二食 \10,000だった。少し騙された気持ちになった。下山後FBのページ情報を確認すると「H29年料金一泊二食 10000円」と追記されていた。二重記載は紛らわしい。
予約時には宿泊料金を確認すること。とくに電話で確認するのがいいだろう。

小屋は綺麗。シャワーなし。乾燥兼自炊室が便利だった。晴れていれば2階からの眺望が素晴らしいとのこと。夕・朝食ともご飯、汁おかわり自由。おかずも品数豊富。富山米がおいしかった。立山縦走の際はおすすめしたい。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック ヘッドランプ タオル 帽子 サングラス
着替え 地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ
医療品 非常食 行動食 トレッキングポール ストーブ 燃料
ライター クッカー

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登った山

剱岳

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2,999m

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2,861m

立山

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3,015m

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