秋山始めました! 雷鳥もわんさか立山・雷鳥沢キャンプ泊(1日目)
浄土山(南峰)、龍王岳、一ノ越、雄山、大汝山、富士ノ折立、真砂岳、別山(南峰・北峰)、別山乗越、新室堂乗越、室堂乗越、カガミ谷乗越、奥大日岳( 北アルプス・御嶽山)
パーティ: 2人 (Yamakaeru さん 、ほか1名)
浄土山(南峰)、龍王岳、一ノ越、雄山、大汝山、富士ノ折立、真砂岳、別山(南峰・北峰)、別山乗越、新室堂乗越、室堂乗越、カガミ谷乗越、奥大日岳( 北アルプス・御嶽山)
パーティ: 2人 (Yamakaeru さん 、ほか1名)
晴れのち曇り
マイカー
その他:
立山駅駐車場を目指す。立山ICから約40分。立山駅駐車場は6か所の駐車場があり全部で
約900台規模。ただし、常に混んでいる。臨時駐車場が設けられることもあるが、登山時はできる限り早い時間に着くことをお勧めする。
室堂(08:31)・・・ミクリガ池(08:39)・・・エンマ台・・・雷鳥沢キャンプ場(09:10)(キャンプ設営~10:00)・・・浄土沢方面・・・一ノ越・一ノ越山荘(11:17)・・・浄土山・南峰(11:46)・・・龍王岳(11:58)・・・浄土山・南峰・・・一ノ越・一ノ越山荘・・・雄山(13:15)(昼食~13:32)・・・雄山神社(13:35)・・・大汝山(14:04)・・・富士ノ折立(14:25)・・・真砂岳(15:02)・・・大走谷ルート・・・雷鳥沢キャンプ場(16:00)
仕事を終え、急ぎ帰って身支度をする。近くのスーパーで食料とワインを買い込む。
仮眠する時間もすっかり無くなったのでそのまま迎えを待つことにした。
今回は、いつもご一緒させて頂いている山の先輩とのテント泊。
高速を飛ばして、最後にはかなり眠くなりながらも、なんとか無事故で2時過ぎに駐車場に着く。さすが平日だけあって一番駅に近い駐車場に停めることが出来た。が、それでも結構満杯状態。以前は、同じ位の時間に着いたが下の下の駐車場になんとか停めれることができた記憶がある。ほんと、立山に来る時には可能な限り早めについて車中泊ぐらいがちょうどいい。少し仮眠をして身体を休める。
5時行動開始。歯磨きをしてザックを背負ってケーブルカーの切符売り場に並ぶ。すでに数人並んでいた。始発に乗り遅れると一気に時間がずれ込むのでここでも早め早めの行動がお勧め。
事前に調べておいた情報では始発は6時30分だと思っていたが、どうやら見間違えたようで平日のせいだからか7時00分運行開始だった。切符を買い込み2階の乗り場に並ぶ。時間通りにゲートが開いて、ケーブルカーに乗り込む。全員が大きなザックを持っているので、まったく身動きできない。すし詰め状態で動き出す。約10分弱で美女平駅に着く。そこでバスに乗り換え、いざ室堂へ。途中、弥陀ヶ原がほんのりと紅葉していた。さらに登ればもっと紅葉が進んでいるのではと期待が膨らむ。
室堂に到着。懐かしい。トイレを済ませ歩き出す。
前回来た時は、建物から出た瞬間、ガスと雪の世界が広がっていたが、今回は緑が美しい。あちこち紅葉が始まっている。やはり弥陀ヶ原よりは進んでいるか。
早速登りたい気持ちを抑えつつ、まずは1時間の行程で雷鳥沢のキャンプ場を目指す。
途中、ミクリガ池の前で立ち止まる。エメラルドグリーンの言葉がびったりな濃い緑の湖面に立山の山々が映っている。立ち込める硫黄の匂い。立山に来たなぁーとモチベーションも上がる。
雷鳥沢のキャンプ場はまだかなり余裕があった。好きな場所選び放題と、テーブル近くに陣取り、受付を済ませる。ひと張り500円。トイレも使い放題。かなりリーズナブルだ。
アタックザックに飲み水をつめていよいよ本日の登山開始。
10時スタートとなんやかんやで遅くなってしまった。室堂には戻らず別なルートとして、浄土沢と並走するように一ノ越を目指す。雷鳥沢はカール状のところにあって、立山の山々にがまるで屏風のように周囲を囲んでいる。一ノ越からぐるっと周遊できるのが魅力だ。水平移動をしながら、その一ノ越に向けて少しずつ高度を上げていく。
ちょうど雄山手前の鞍部に一ノ越の山荘がある。登り切ると、雄山の急登を前に十分休憩をとろうと大勢の人で賑わっていた。雄山を見上げる。うん、今日も素晴らしい急登だ。ありんこのように大勢の人が張り付いていた。
自分もすぐにでも取り付きたかったが、その前に今日は行きたいところがある。反対側の浄土山。こちは登っている人もまばら。小一時間で山頂に着く。浄土山の南峰だ。更にその横に目立つピークがあるのでそこを目指す。龍王岳。ゴツゴツ岩だらけの山頂。落ちないよう気をつけながらよじ登り、一番高い岩に腰を落ち着けてから、周囲の山々に目をやる。
双耳峰の立派な山が目の前に見える。薬師岳。その手前には気持ち良さそうな草原が広がっていて赤い屋根がポツンと見える。五色ヶ原とその山荘だ。あそこに泊まったらさぞ素敵な夜空が楽しめるだろう。
遠くには槍も見える。ここ最近、いろんな山に行って、それぞれ違った角度から槍を眺めている。山は雄大だ。
一旦、一ノ越に戻り、今度は雄山の向かってひたすら登る。ここの急登は本当に登り甲斐がある。振り返ると眼下に室堂が小さく見える。これまた絶景だ。
山頂で再び槍を眺める。大きなダム、黒部ダムも見える。目線を上げていくと遠くには白馬岳も見える。ベンチに座りながら持って来たおにぎりをガブリ。しばし山とその間を流れる雲の風景を楽しむ。
雄山には頂きよりも高いピークがある。人工的に積み上げた頂で、その上に祠が建っている。雄山神社だ。入口で500円を払い階段を登ると祠の前に神主さんが立っていた。三名山として富士山、立山、白山。立山はこの中で唯一の男性の神様を祀っている山だそうだ。
神主さんが祝詞を唱え、山歩きの安全を祈願してくれた。終わった後、お神酒が配られたが、意外にこれが美味しかった。
夕方まであまり時間がないので先を急ぐ。気のせいか少し足がふらつく。なんて、もっと飲みたかった。 :)
岩がゴロゴロした道が続く。足場が不安定なので要注意。
大汝山は立山で最も高い山となる。3,015m。高い事はいいことだ。 :) 頂に立って遠くを眺める。
富士ノ折立に寄り真砂岳を目指す。富士ノ折立を過ぎると、ゴツゴツしていた岩もなくなり、綺麗な稜線に延びる山道。山の装いが大きく変化する。
真砂岳でもう一度、白馬岳を眺め、少し戻ったところにある大走り分岐から大走谷を通って雷鳥沢に降る。
大走、名前の通り急な下りだった。なんとか薄暗くなる前に雷鳥沢キャンプ場に戻ることが出来た。もう一度、歩いてきた山々を振り返る。気のせいか、登りい始めた頃より紅葉が色濃くなっている。秋の準備は確実に素早く進んでいるということか。
キャンプ場もさすがに人が増えていた。陣取ったはずのテントにも先客が休憩していた。挨拶をして、我々も夕飯の準備。先輩が腕を振るって今日はビーフシチュー。とびっきりの大きい肉が入っていた。持ってきたワインとよく合う。
今日は、朝方、綺麗に晴れていたのに、昼過ぎから雲が上がってきて、ずーっと曇天のままだった。楽しみにしていた星空も今日は諦めだな、と早々にテントに入る。
少し肌寒いが、テントの中は快適だった。
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