行程・コース
天候
晴れ(朝方、山頂部にはガスがかかっていた)
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
東北自動車道福島西インターから国道115号線を走り、土湯トンネルを抜けて横向温泉へ。登山口には数台の駐車スペースがある。
この登山記録の行程
横向登山口(07:07)・・・箕輪山(09:01)[休憩20分]・・・笹平(09:43)・・・鉄山避難小屋(10:03)[休憩 3分]・・・鉄山(10:15)[休憩 27分]・・・鉄山避難小屋(10:38)・・・笹平(10:59)・・・箕輪山(11:24)[休憩 23分]・・・鬼面山(12:43)[休憩 8分]・・・旧土湯峠(13:08)・・・横向登山口(13:40)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
冷夏の影響で,今年の紅葉は期待できないのではないかと思っていたが,思いの外いいらしい。それだけでなく,紅葉が始まるのが早い。例年ならば10月の第一週の栗駒山は,9月25日前後に見頃を迎えたという。
10月1日(日曜日),1500m以上の稜線はまさに紅葉の真っ盛りだ。飯豊連峰も大朝日岳も,蔵王連峰も栗駒山もよい。天気予報は,宮城,山形,福島のどこも晴れである。ところが家庭の事情で,午後4時には帰宅しなければならない。加えて混雑する山はできれば避けたい。紅葉が素晴らしいことは必須の条件で,それに加えて上記の条件を満たす山を探した。
箕輪山はマイナーな山である。安達太良連峰最高峰であるものの、周囲を吾妻連峰や磐梯山に囲まれ,安達太良山ほどの個性もない。しかし、秋の紅葉シーズンは主役の座に据えてもおかしくないほどの華やかさをまとう。
箕輪山への登山口は、横向温泉手前にある。探すのに手間取って、予定の6時半を30分余りすぎて登山道に入る。スキー場脇のブナの林は見事で、急な登りが続く。林道を何度か横切って、ゲレンデ最上部に達する。そこからは抉れた道となり、周囲はガスに覆われて見晴らしはまったくない。アオモリトドマツの矮小林を過ぎると、風衝地帯なのだろうか、周囲はハイマツとドウダン、ミネカエデなどの低木地帯となる。今日は調子が上がらず、小休止を何度か入れているが、小休止のときに写真を撮影しようにも、ガスが山腹を覆っている。一瞬、ガスが切れてドウダンの赤が浮かんだ。
山頂まで黙々と登る。休憩を含め、1時間56分で箕輪山山頂に着く。なかなか手強い登りだったと感慨に浸っていると、突然、ガスが飛んだ。9時過ぎの山頂には、すでに数人の登山者がいて、山頂からの景色をカメラに収めている。私もこのチャンスを逃さず、岩に上がって写真を撮った。緑に散らばる赤とオレンジ,黄色が美しい。雲が流れるのを待ち、陽が差してくるところを狙って写真を撮る。
20分ほど休んで鉄山に向かう。いったん下って登り返すのだが、鞍部から見上げる紅葉が目に鮮やかだ。箕輪山を振り返りながらじっくり登り、10時3分に鉄山小屋を過ぎる。目の前には、荒涼たる風景が広がる。安達太良山の爆裂火口である。鉄山山頂までの登山道は、この爆裂火口を眼下に見ながら進む。遠くに磐梯山や秋元湖が見える。緑の景色が一変する不思議な瞬間だ。
鉄山山頂からは正面に安達太良山を望む。時間があれば安達太良山を往復する予定だったが、スタートの時刻が大幅に遅れたので、今日は予定を変更する。鉄山山頂からはくろがね小屋も見える。遅い朝食を摂って、箕輪山へ引き返す。
箕輪山山頂に着いたのは11時24分。ここから鬼面山へ向かう。鞍部までの下りは粘土質の滑りやすい道である。雨上がりの水分が残っていて、一度だけ滑って手をついてしまった。
鬼面山への鞍部は紅葉が華やかだ。対岸の吾妻連峰をバックに写真を撮りたかったのだが、雲が邪魔して諦めた。ドウダンの林をくぐり、目の前に鬼面山が見えてきて、ザレた道をゆっくり登って振り返る。箕輪山が大きい。
鬼面山山頂にも十数人が休んでいた。12時48分にここを下って、13時8分に旧土湯峠に着く。笹原の峠には送電線の巡視路が走っていて、横向温泉へはこの巡視路を使って下る。
巡視路が終わると車道に出る。ここを十数分歩き、横向温泉を過ぎて、13時40分に愛車の鍵を開ける。周囲のブナ林が見事である。
フォトギャラリー:58枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 傘 |
タオル | 帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | コンパス |
ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | ツエルト |
健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー |
行動食 | テーピングテープ |
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