行程・コース
天候
快晴
利用した登山口
登山口へのアクセス
バス
その他:
東武日光駅から徒歩でJR日光駅
8:37発 湯元温泉行きバス
二荒山神社中宮祠バス停 9:33着
北千住からまるごと日光フリーパス4520円(電車往復+バス乗り降り自由)
この登山記録の行程
二荒山神社前(09:50)・・・三合目(10:20)・・・四合目(10:37)・・・八合目(11:52)[休憩 8分]・・・男体山(12:39)[休憩 39分]・・・八合目(13:40)・・・四合目(14:34)・・・三合目(14:48)・・・二荒山神社前(15:06)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
何度か足を運んだ奥日光。いつもそこに聳えていた男体山に初めて登りました。爽やかな初夏の風の中、瑞々しい新緑、シロヤシオの花、変化に富んだ登山道、そして山頂から見下ろす中禅寺湖の絶景を楽しんできました。
四合目から五合目あたりにかけてシロヤシオの群生地があり、下半分は見頃を迎えていました。標高1750m辺りを過ぎるとたくさんの蕾をつけていましたから、こちらの見頃は来週末くらいではないでしょうか。
男体山は火山であり美しい円錐形の山容からは、一本調子のいささか単調な登りを想像していた。しかし、実際に登ってみると、厳かな雰囲気の山裾、車道を挟んで、瑞々しい新緑の広葉樹林帯、美しいシロヤシオの花、芳しい針葉樹林、累々たる岩場、赤茶け風化した火山岩のザレ場と変化に富んで飽きさせない。そして最も印象的なのは、深い青の湖水をたたえた中禅寺湖の姿だろうか。まさに絶景で、名山の名にふさわしい。老若男女が集まるのも、大いに納得である。
もう一つ印象的だったのは、つくばの平野を挟んで筑波山が望まれたこと。日光への車窓からも感じたことだが、日光連山が関東平野の縁に位置することとともに、低山と雖も平地にあって筑波山が抜きん出た存在であることがよくわかった。これは富士山や大山にも共通していて、高い建物がなかった昔これらの山は関東平野のどこからでもたやすく見分けられ、眺められたのだろう。
急登が続くので、ペース配分を考えて意識的にゆっくり、じっくり登るべきかもしれない。また、三合目までは滑りやすい泥、六合目からは累々たる岩、八合目からはザレ場と、技術的には難しくないが足元に注意しながら上り下りしたい。特に下りは疲れも出てくるところへ、滑りやすい急斜面なので丁寧に。コース定数は26.1で、先週まで登ってきた山に比べて少し楽なくらいのはずだが、久しぶりに軽い筋肉痛になった。
下山後、中禅寺湖畔を竜頭ノ滝から熊窪まで往復し、湖岸に咲いているシロヤシオを愛でる計画をしていた。けれど、最も早い電車を利用しても登り始めが10時、下山が15時。日が長い時期だからやってやれないことはないのだけれど、明日が月曜日、渋滞に巻き込まれてヘトヘトになるのもなんだかという思いもよぎり・・・。この辺が大人の分別といおうか、恋に夢中になる若さを失ったといおうか・・・。男体山往復だけとしたのがなんとも心残りだ。奥日光は、数度足を運んだくらいでは味わい尽くせない、ということにしておこう。
「岳人」2018年6月号に、平安時代の上人が華厳ノ滝や中禅寺湖、男体山に観音菩薩の降臨する「補陀落」を見て、補陀落→ふだらく→ふたら→二荒→にこう→日光と転じたという説が紹介されていたが、胸にストンと落ちた。
栃木県山のグレーディングB
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