行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
電車
その他:
京王線で高尾山口駅
この登山記録の行程
高尾山口駅(08:51)・・・琵琶滝(09:17)・・・高尾山(10:34)[休憩 31分]・・・高尾山・・・4号路・いろはの森コース出合・・・高尾山駅(11:56)・・・高尾山口駅(12:32)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
一時帰国中の息子と娘から、山登りをしてみたいというありがたい申し出。あれこれ考えましたが、無難なところで高尾山に登りました。グイグイ登っていく息子の後ろ姿に、父は自らの老いと、息子の成長を感じるのでありました・・・。
前週末に立てていた4時起床5時出発の奥日光登山計画は、子供達の時差ボケを言い訳にした寝坊という単純なサボタージュで幻と化してしまい、梅雨入り前の貴重な好天がまさかのBC待機となってしまいました。今回はアプローチが短い分、朝ゆっくりでき、歩行時間も短く、豊かな自然も感じられてなおかつ涼しくと、複雑な連立方程式を解いて高尾山へ。都心から1時間半というのはやはり近い。その上、修験の山ということで人の手があまり入らなかったためでしょうか、標高599mの低山とはいえ植生などの豊かさを実感できました。
あまりにも有名なコースなので、特段書き加えるべきこともありません。登山道も非常に良く整備され、危険箇所も皆無。高尾山は折々豊かな植生を愛でることができますが、流石にこの時期は暑さに配慮する必要があるでしょう。今回は、山道を経験させたいという点と、なるべく涼しくということで沢沿いの6号路を登りに選びました。一方、下りは若いとはいえ山慣れない子供達がいつヘタれてもいいように、舗装されケーブルカーやリフトもある1号路を。途中薬王院もあり、山岳信仰と「お詣り」という名の古来のレジャーのありようも感じてもらえたのでは・・・
樹上に白く咲いているセッコクの花も印象的でしたが、一番感銘を受けたのは樹冠を音もなく舞う無数の白い蝶の姿でした。あんな光景は初めて見ました。また、薬王院ではたまたま儀式が終わったのでしょうか、法螺貝を吹き鳴らす修験者に先導されて本堂に引き上げていくお坊さんの列に出会うなど、高尾山の様々な魅力に触れることができたように思います。物心ついてから日本をあまり知らない子供達にも概ね好評だったようで、一安心です。
(追記)無数に舞っていた蝶、どうやら「キアシドクガ」という蛾だったようです。ここ数年各地で大量発生して話題になったとか。遠目に見る限りはとても幻想的な光景だったのですが、もし予めドクガと知っていたら別の感想を抱いていたかもしれません。ただし、分類学上ドクガと名付けられていますが、幼虫にも成虫にも毒はないそうです。これも人間様のご都合ですね。
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