行程・コース
この登山記録の行程
扇沢(07:55)・・・大沢小屋(08:42)・・・針ノ木峠(10:28)・・・蓮華岳(11:17)・・・針ノ木峠(11:56)・・・針ノ木岳(12:39)[休憩 27分]・・・針ノ木峠(13:31)・・・大沢小屋(14:32)・・・扇沢(15:07)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
最近、仕事の疲れか早起きが辛くなって、登山開始時刻が遅い。
暑い夏こそ涼しいうちに標高を稼いでおこうとは思っているのだが・・・・反省!次回こそは。
さて、扇沢の無料駐車場が満車だったので1,000円/12時間の有料駐車場に停めた。
寝坊の弊害がここにもあった。
登山口にテントがあり元気なオバサンに登山届を書いて出した。
隣の人はネットで事前に提出したと言っていたが、ここでも集計しているのでと言われて登山届を書かされていた。
登山道の最初はバス路をショートカットしながら山道に入る。数ヶ所の沢が有りアップダウンを繰り返しながら徐々に標高を上げていく。
樹林下を進むがムシムシ暑く、遠くに雪渓を行く登山者が見えるのが涼しいイメージだ。
大沢小屋を通過し程なくして雪渓に取り付く。
皆、アイゼン装着をしている。
俺もとザックを探っても出てこない。どうも車に忘れたようだ。大沢小屋まで戻れば500円のレンタル品があったが、雪もグスグスなのでキックステップで登ることにして出発した。
滑落するほどの急斜面でもなく、また余り滑らず問題なし、何より冷気で涼しいし汗をかいていた分寒いぐらい。ノド部が一番傾斜がキツかったが皆そこは同じところを登るのだろう、そこだけハッキリしたステップがあって登りやすかった。
雪渓上端で皆一休みしてアイゼンを外している。私はアイゼンを着けていないので通過し、時折雪渓を横切りながらザレガレのジグザグ路を登って尾根に出た。針ノ木小屋が正面にある。
人も多いし、テントも沢山。
左手遠くに槍が見えていたが直ぐにガスで隠れた。
蓮華岳に向かったが、小屋直ぐは結構急登。直に緩やかな稜線歩きになるが、蓮華岳と思ったピークはニセモノで、本物は更に奥にあった。
ポツポツと両脇に名物コマクサが現れ、次第に群生し出し、山頂手前の斜面は少し遠くからもピンク色が見えるぐらいの密度で咲いていた。
蓮華岳山頂からは薬師、赤牛岳が見えるくらいで、その他の遠景はガスでサッパリ。
なので直ぐに山頂を後にして針ノ木岳に向かった。
小屋からは軽装備の人が多い。皆テントや山小屋から向かっているのだろうし、パンパンのザックの人は先の山小屋を目指しているのだろうと思うと、日帰りピストン組としては本当に羨ましく思う。
途中で人だかりがあった。山のアイドル雷鳥の親子で、小さな雛が怖さを知らぬようで何とも可愛らしいし、見守る母鳥の心境も考えながら直ぐに山頂を目指した。
山頂は結構広い。
正面に立山、直下に黒部湖、左手遠くに高瀬ダム湖が見える。残念ながらそれ以外はガスの中。
昼食を摂り暫く対面を眺めていたが立山方面に黒っぽいガスがかかり出したので、念のため下山を開始した。
針ノ木小屋下の残雪にまたまた雷鳥の親子。人も多く天気がいいのに雛の食欲が勝ったのか、今日は良く現れてくれた。
ジグザグ路を下り雪渓上部に着いた。アイゼンを着けている人や外している人もいてまちまち。
見下ろして雪渓の右側に夏道が現れていた。登りでは気がつかなかったがピンクリボンがつけてあるので暫くそこを下ったが直ぐに雪渓ルートに戻った。
靴底の角度に気を付けながら、雪渓上のステップを崩さぬよう、滑らぬよう注意しながら下った。下りきったら蒸し暑い。
その中を大沢小屋、樹林下を行き無事に登山口に着いた。
テントにオバサンがいたら話しをしようと思って楽しみにしていたが、残念ながらテントはあったが無人だった。
帰路、上原の湯(わっぱらのゆ)で汗を流して帰って来た。(源泉かけ流し、500円)