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富士山 須走ルート

富士山( 関東)

パーティ: 1人 (h2 さん )

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行程・コース

天候

初日:曇り、強風 2日目:晴れのち曇り

登山口へのアクセス

マイカー
その他: あざみ駐車場からシャトルバスで登山口まで

この登山記録の行程

【1日目】
須走口五合目(10:40)・・・六合目(12:01)[休憩 9分]・・・本六合目(12:49)[休憩 21分]・・・七合目(14:21)[休憩 10分]・・・本七合目(15:28)[休憩 17分]・・・八合目(下山道分岐)(16:28)

【2日目】
八合目(下山道分岐)(01:14)・・・本八合目(01:39)[休憩 11分]・・・九合目(03:10)・・・須走口・吉田口頂上(03:50)[・・・ご来光・お鉢巡り・・・剣ヶ峰(06:14)・・・須走下山口(07:03)・・・八合目(下山道分岐)(07:33)・・・本七合目(07:41)[休憩 9分]・・・七合目(08:00)[休憩 10分]・・・砂払五合目(09:03)[休憩 7分]・・・須走口五合目(9:28)

コース

総距離
約13.8km
累積標高差
上り約1,914m
下り約1,914m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

以前から、せっかく日本に生まれたのだから、一度は富士山に登ってみたいと思っていました。ただ混雑が酷いとも聞いていて、いまひとつ踏ん切りがつかずにいたのですが。夏のオリンピックが2020年に決まり、そうなると今後は富士山の混雑もさらに酷くなりそうな予感がします。そのほか個人的な事情やらなにやら足し合わせた結果、今年登るのが最も良さそうだとなり、思い切って登ってきました。
個人的な事情から、登山開始は8月10日に決定しました。8月11日が山の日になりましたが、こちらは偶然です。登山ルートは、混雑を避けて須走ルートにしました。
初日。朝9時に、あざみ駐車場到着予定で出発したのですが、なんと高速道路走行中に、靴下を忘れていることに気づきました。当日朝、登山靴と一緒に車に積むつもりでいて、すっかり忘れていました、大失態です。取りに戻っていたら間に合わなくなる距離でしたが、そこで富士吉田にモンベルがあったことを思い出し、急遽山中湖インターで途中下車しました。富士吉田店は、ありがたいことに午前9時開店でした。自分のようなお間抜けさんが他にもいるんでしょうかねえ、でもありがたかったです。
そんなわけで、あざみの駐車場へは予定より30分ほど遅れて到着しました。シャトルバスに間に合わないかとも思いましたが、幸いなことにシーズン中ということで30分おきに出ていたため、ほとんど待たずに乗ることができました。
登山口は、流石に混雑していましたが、雑踏というほどではありませんでした。入山口で富士山保全協力金に募金して、神社にお参りしてから、登山開始です。天気はあいにくの曇りで、景色はそれほど見えませんでしたが、酷暑日照りの中を登ることを考えたら、むしろ良かったかもしれません。登り始めると、人気はグンと減り、ゆったりマイペースな山歩きが楽しめました。
その後も、曇り空の中、ときどき雲の中をあるきつつ、予定より若干遅れて目的の八合目山小屋に到着しました。お世話になったのは下江戸屋さんです。5時に夕食をとった後、早々に床についたのですが、7時半ごろに到着した団体さんで目を覚ましてしまいました。うるさかったわけでもないのですが、結局それから一睡もできませんでした。
2日目、どうせ眠れないのだからと、午前1時前に起床して、1時半前に出発することにしました。山頂付近の混雑を避けるためでしょうか、同じぐらいの時間に出発する人もちらほら。ただ、流石にこの時間はそれほど人も歩いておらず、本八合目まではほとんど人気がない中を、自分のヘッドライトだけを頼りに登りました。本八合目に到着すると、山小屋の前は結構な人だかりです。軽く一休みした後、さて登り始めようかと小屋の裏手に向かったところで、思わずめまいがしました。吉田口ルートとの合流点から先が、とんでもない渋滞です。まだ夜中の二時だというのに、もうぎっちりでした。そこからさきは、渋滞に巻き込まれスローペースでの登山です。まあ自分も足が速いわけではないので、体力を温存しながらとしてはちょうど良かったかもです。そんなこんなで、4時過ぎに頂上に到着。神社の前はすでにいっぱいでしたが、少し離れた小屋の陰が空いていたので、そこに腰掛けて待つことにしました。このとき少し頭が痛くなりかけていたのですが、持っていった毛糸の帽子をかぶったところ、嘘のように痛みが引きました。今回の登山で、予想以上に効果があった道具です。
そのまま待つことしばし、やがて東の空が明るくなり、ご来光の瞬間です。太陽が飛び出す瞬間に雲がかかってしまったのは残念でしたが、それでも霧越しに丸い太陽の形がわかる程度には拝めました。どうもありがとうございました。
ご来光を拝んだ後は、富士山に登ってどうしてもやりたかったことを三つ。一つ目は、お鉢巡りで窯の中を覗き込むこと。お鉢巡りを始めた時は、強風と霧で視界が悪かったのですが、ほどなくして日が登るとあっという間に霧が晴れて、風も穏やかになりました。開けた視界の中、御釜を覗ながら外周を巡りました。
二つ目、富士山の影を見る。こちらは、これ以上は望めないような好条件でした。くっきりと晴れたなか、眼下の雲に落ちた富士山の影は、見事の一言でした。
そして最後の一つ、富士山最高峰の峰、剣ヶ峰に立つ。こちらは、みなさん考えることは同じですね、写真撮影に待ち行列ができていました。でもこちらの行列に並ぶのは全く苦ではありませんでした。みんな撮りたいですものね。
こうして無事撮影を終えた後、下山口から須走口に向かいました。帰りはひたすら下りですが、砂利が浮いているところが多く、苦戦している人がたくさんいました。かくいう自分も、尻餅こそつかなかったものの、なんども転びそうになりました。また砂走りも石が多くて歩きづらく、距離もあったため、かなり体力を持って行かれました。そして2時間半ほどでなんとか下山しました。
最後に登山口の神社で、やりたいことが無事全部できたことを感謝して、登山終了です。どうもありがとうございました。これから富士山に登られる方も、良い登山ができますように。

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フォトギャラリー:29枚

須走登山口。平日ですが、山の日前日だからでしょうか、結構な人出です。

登山口の神社。無事に登山できるようにお参りします。

須走ルートのはじめの方は森林地帯です。

曇り、というよりは霧の中を登ってゆきます。

須走ルート最初の山小屋、長田山荘。やっぱり混んでいます。

登山道の所々で、いろいろな花が咲いています。

本六合目にある瀬戸館。こちらは、それほど混雑していませんでした。

ベンチに空きがあったので、ここで昼食。持っていったおにぎりと、せっかくなので豚汁を頼みました。

道端で小さな花が。

七合目少し手前に、ポツリと社がお祭りされていました。

七合目、太陽館。焼印はないそうです、残念。

曇り時々霧の中、人気の少ない登山道をのんびりと登ります。

本七合目、見晴館。

八合目直前、吉田ルートへのエスケープルート。ここまでくると、雲の高さが足元に。まるで別世界ですね。

八合目、宿泊地の下江戸屋さん。お世話になりました。

2日目、午前2時。吉田ルート合流後の大渋滞。ヘッドライトが道の形になっています。。。

山頂の鳥居。夜中なのでブレてしまっていますが、ご勘弁。

夜明け、ご来光直前。

ご来光。ちょうどこの時、山頂の逆から雲がかかってしまい、霧越しの太陽となってしまいました。でも形がはっきりとわかる程度には見られてたので、十分です。

富士山でやりたかったこと、その一。お鉢巡り。荒涼とした景色が印象的です。

富士山でやりたかったこと、その二。影の撮影。もう文句なしです、綺麗でした。

お鉢巡りの道から、剣ヶ峰を臨む。

富士山頂の三角点。

富士山でやりたかったこと、その三。剣ヶ峰に立つ。無事立てました。

山頂の神社の鳥居です。感謝の参拝。

お鉢巡りから御釜の中を覗くと、内側はぽっかりしています。水は溜まっていないんですね。

山頂から眼下を臨む。あらゆるものが下に見えます。飛行機の高さですね、これは。

須走下山口の石碑。ここから下山です。どうもありがとうございました。

11/25追記: アンケートに応募したのですが、それが当選したらしく、名産品詰め合わせが送られてきました。すっかり忘れていたのですが、思わぬサプライズです。大変美味しくいただきました、どうもありがとうございました。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え 地図
コンパス ノート・筆記用具 腕時計 登山計画書(控え) ナイフ 健康保険証
医療品 ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ
【その他】 スマホ

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登った山

富士山

富士山

3,776m

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