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快晴の火打山・妙高山! 頂上は北ア一望360度大パノラマ!

火打山~妙高山( 上信越)

パーティ: 1人 (明日から本気出す! さん )

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行程・コース

天候

快晴

利用した登山口

笹ヶ峰  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 笠ヶ峰無料駐車場を利用。登山口前の駐車場は20台前後、すぐ隣の笠ヶ峰キャンプ場は150台駐車可能。キャンプ場側にトイレや自動販売機が設置されています。

この登山記録の行程

【1日目】
笹ヶ峰(06:54)・・・黒沢橋(07:32)・・・富士見平(08:39)[休憩 6分]・・・高谷池ヒュッテ(09:18)[休憩 12分]・・・天狗の庭(09:43)・・・火打山(10:40)[休憩 45分]・・・天狗の庭(12:06)・・・高谷池ヒュッテ(12:16)[休憩 22分]・・・黒沢池ヒュッテ(13:22)

【2日目】
黒沢池ヒュッテ(05:10)・・・大倉乗越(05:27)[休憩 4分]・・・長助池分岐(06:01)[休憩 3分]・・・妙高山北峰(06:56)[休憩 3分]・・・妙高山南峰(07:05)[休憩 55分]・・・妙高山北峰(08:05)・・・長助池分岐(08:47)[休憩 3分]・・・大倉乗越(09:17)[休憩 6分]・・・黒沢池ヒュッテ(09:38)[休憩 20分]・・・富士見平(10:29)[休憩 7分]・・・黒沢橋(11:25)[休憩 5分]・・・笹ヶ峰(12:00)

コース

総距離
約23.2km
累積標高差
上り約2,359m
下り約2,359m
コースタイム
標準14時間20
自己10時間7
倍率0.71

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

今回は新潟県にある日本百名山の火打山と妙高山に登山してきました!
小屋に宿泊してニ座登りましたが2日間とも天気に恵まれ、山頂から富士山がくっきり見えるほどの快晴で、素晴らしい絶景を堪能できました!

笹ヶ峰から火打山の登山道は、木道で整備されていて危険個所が少なくてとても歩きやすく、初心者でも気軽に登れる人気のコースです。また笹ヶ峰登山口からピストンであれば日帰りもできます。
経由地点の高谷池ヒュッテからは視界の開けた湿原地帯で景色が良く、山頂は360度の大展望です。
隣の影火打や焼山側は最近入山規制解除されているそうですが、ヤブが深いため不明瞭で道標もないためかなり難易度の高いコースです。また、噴煙している活火山でもあり危険を伴います。どうしても焼山側に登る場合は相応の準備と細心の注意が必要です。

妙高山は複数の登山コースがあります。今回通った黒沢池ヒュッテからのコースは標高差のある急坂を2時間弱程度登る必要があります。黒沢池ヒュッテにピストンで戻る場合、登ってきた急坂を下り大倉乗越の急坂を登り返す必要があり、かなり体力使うコースです。

火打山・妙高山とも山頂は360度の大パノラマで見晴らしがとても良く、山頂から日本海側に糸魚川市の街並み、佐渡ヶ島、反対側は朝日岳から乗鞍岳までの北アルプス全域、目の前には戸隠連峰、その先に苗場山や四阿山、草津白根山、さらに後方に富士山や八ヶ岳、中央・南アルプスまで甲信越一帯の山々を見渡すことができます。
日本海に近い標高の高い山のため、日本海から来る雲が山にぶつかって天気が荒れやすいそうです。また夏時期でも早朝の気温は10℃を下回る寒さです。秋シーズンは紅葉がとても素晴らしいですが、小屋は予約でいっぱいになるとのことで、なかなか適正時期が悩ましい山でもあります。
そんな中、2日間とも快晴の天気に恵まれたのは本当にラッキーだったと思います。

▼登山前の注意点
・笹ヶ峰登山口への道路は舗装工事のため夜間全面通行止めです。駐車場付近で前泊する場合は、通行止めの時間に注意してください。

 ▽県道妙高高原公園線【笹ヶ峰】道路拡幅工事による夜間通行止のお知らせ
 http://www.myoko.tv/news/5178.html

 車の場合、手前のスキー場駐車場で時間になるまで待つことになります。かなり広い駐車場のため夜間通行止めの時間に満車になることはないと思います。なお、この駐車場にトイレ等の設備はありません。

・笹ヶ峰の駐車場は150台程度利用できますが、登山シーズンは満車になりやすいとのことです。道路は狭いので路上に駐車できるスペースはありません。

・このコースは各所に水場がありますが、池や沢から直接引いた天然水で飲料には適していません。飲む場合は煮沸させる必要あります。
 高谷池ヒュッテや黒沢池ヒュッテにも水場がありますが、そのままでは飲めません。
 小屋に飲料用のペットボトル販売していますが完売することもあるので、水の量は要注意です。

・高谷池ヒュッテ、黒沢池ヒュッテは大きな小屋ではありません。予約制のため事前に確認必要です。
 黒沢池ヒュッテの受付開始は15時からです。受付前まではテント・小屋宿泊の手続きはできないので外で待つ必要があります。
 ただテント場は狭いので早めに着いた方が良いです。特に紅葉等のハイシーズンは登山者が多くなるのでテント張る場所が殆どないとのことです。

・高谷池ヒュッテのトイレの利用者はティッシュ持ち帰りです。

・夏時期でも早朝の気温は10℃下回ります。山頂付近は天気荒れやすいので、レインウェアや防寒対策しておいたほうが良いです。


▼アクセス(笹ヶ峰登山口)
笹ヶ峰登山口は最寄の妙高高原ICから17kmと近く、道路はよく整備されています。一部狭い箇所ありますが、全体的に舗装されていて走りやすい道です。

道路が舗装工事のため夜間全面通行止めになっています。また、この道は台風や積雪時、悪天候時は通行止めになる可能性があります。事前に確認してください。

笹ヶ峰登山口に20~30台程度収容できる駐車場があります。すぐ近くに笹ヶ峰キャンプ場があり、100台以上収容できる広めの無料駐車場があります。それでも過渡期は満車になりやすいとのことで、車の場合はなるべく早めに着くようにした方が良いと思います。なお、近くの道路は狭く路上駐車はできません。キャンプ場側の駐車場内にトイレや飲料水の自動販売機があります。

公共機関の場合、1日3本程度しか便ないのですがJR信越本線の妙高高原駅からバスを利用することができます。
一番早い便でもスタートが8時以降になるので公共機関利用する場合は、登山計画に要注意です。

▽「笹ヶ峰直行バス」(平成30年)の運行について
http://keinanbus.com/detail.php?id=33

▼~高谷池ヒュッテ
笹ヶ峰登山口から黒沢橋まで木道で整備された道を歩きます。特に危険個所はありませんでしたが、前日の悪天候で登山道が泥でぬかるんでいました。途中、分岐は一か所しかなく各所に道標もあるので迷いにくいコースです。

何度か小さな橋を渡ると黒沢橋に着きます。黒沢橋は頑丈な橋で安心して渡れます。吊り橋ではないのであまり揺れたりしません。沢の水は冷たく透き通っててキレイですが、飲料する場合は煮沸させる必要ありそうです。

黒沢橋を過ぎると十二曲りに着きます。文字通り12箇所のカーブがありますが、つづら道のようなクネクネ感はなかったです。この辺りで木の間から北アルプスの白馬岳が見えます。白馬岳は山腹に大雪渓があるのですぐ解ると思います。手前の山は戸隠連峰だと思います。

その後も急坂をグイグイと登っていきます。大きな岩を越えたり、木道を歩いたり、つるつる滑りそうな石だらけの登山道を越えていくと、富士見平の分岐点に到着します。この分岐から火打山方向(高谷池ヒュッテ側)と妙高山(黒沢池ヒュッテ側)に行くことができます。2日目の下りは黒沢池ヒュッテ側からこの分岐まで戻ってくる予定です。

富士見平の分岐から視界が開け、再び整備された木道で坂も緩やかになります。向う方面に火打山や焼山が見えてきます。火打山の右側、湿原地帯に見える小屋が高谷池ヒュッテです。高谷池ヒュッテは火打山に登る登山者に人気の小屋です。テーブル、ベンチがたくさんあり休憩所として最適ですが、小さい小屋で軽食や売店はありません。またこの日はペットボトルは既に完売していました。トイレは水洗でなんとウォシュレット付き!紙持ち帰り?って書いてありましたが…
小屋のすぐ横にテント場があります。テント場側に水場がありますが、池から直接引いているので飲料用ではありません。飲む場合は煮沸する必要あります。
火打山に登るにはピストンでここまで戻ってくる必要があります。登山者たちはみなここに大きい荷物をデポして火打山に向っていました。アタックザックあれば高谷池ヒュッテに荷物置いた方が良かったかな、と思いました。

▼~火打山
高谷池ヒュッテの周辺や天狗の庭は広大な池塘の湿原地帯で見晴らしが良く、登山道は木道で整備されています。尾瀬に似た美しい池塘地帯です。木道周辺は高山植物の花畑が広がり、オヤマリンドウやオニアザミ、ワタスゲ等色とりどりの花が咲いていました。
花畑を抜けると再び登り坂になります。急坂な箇所もありますが、鎖場、ガレ場等の危険個所はなく見晴らしが良くて花も楽しめるのであまり苦ではなかった印象です。坂を登っていくとライチョウ平に着きます。休憩用ベンチがあるのでちょっとここで休憩します。ライチョウ平付近はなだらかですが、すぐに急坂に入ります。木道の階段越えると火打山の山頂に到着します。

火打山の山頂は視界が開けていて360度の大展望です!!
山頂に到着するとまず目の前に△に尖った焼山、その先に日本百名山の雨飾山、その奥に北アルプス全体が見渡せます。
右手側には眼下に糸魚川市、その奥は日本海。日本海は天気が良い日は佐渡ヶ島も見えるそうです。
北アルプスの左手前に乙妻山や戸隠連峰、黒姫山。その奥に四阿山、浅間山、草津白根山などの群馬の山々。さらに奥には富士山、八ヶ岳、南アルプス、中央アルプスが見渡せます。八ヶ岳は赤岳、阿弥陀岳、北側の蓼科山、南アルプスは北岳や甲斐駒ヶ岳の形がはっきり解るほど良く見えました。
日本海側から新潟市方面は八海山、越後三山、群馬側に苗場山、日光側は白根山や皇海山が見えます。鳥甲山、皇海山は尖がった特徴のある山なのですぐ解りますね。
何より目の前に広がる北アルプスは圧巻です!白馬岳の大雪渓、唐松岳、五龍岳、鹿島槍ヶ岳、南側は槍ヶ岳、穂高岳、常念岳、蝶ヶ岳などの稜線や山容まではっきりと見えます。妙高山からは剱岳も良く見えましたが、火打山側からは角度的に山頂付近しか見えません。
火打山は北アルプスに近く標高2000mを越える山で素晴らしい北アルプスの展望を堪能できます。登山道もよく整備されています。この山の人気の理由が良く解りました。

なお、影火打や焼山は火打山の山頂から行けますが、この道はヤブが深く不明瞭で道標もないとのことで難易度の高いコースです。影火打に行こうとした登山者は途中で引き返してきました。
名残惜しい絶景でしたが、明日の妙高山にも期待して黒沢池ヒュッテに向います。

▼~黒沢池ヒュッテ
火打山からは登ってきた道を下って高谷池ヒュッテの分岐までピストンで戻るする必要があります。下る最中、手前に大倉山や妙高山が良く見えます。
天狗の庭まで下り、再び池塘地帯の木道を通って高谷池ヒュッテまで戻ります。高谷池ヒュッテでいったん休憩して茶臼山を通って黒沢池ヒュッテに向かいました。
黒沢池ヒュッテから茶臼山は比較的なだらかな坂を登ります。茶臼山の山頂は木に覆われていて展望もなく、休憩用のベンチもテーブルも何もないのでスルーしました。茶臼山から下ると手前に黒沢池の湿原地帯が見えてきます。黒沢池ヒュッテは湿原地帯にあります。ドーム型のちょっと変わった形した小屋なのですぐ解ると思います。

黒沢池ヒュッテの宿泊受付、テントの受付は15時からです。受付前でも飲料水は購入できます。小屋の手前に複数のテーブルとベンチがあり水は無料で汲めます。ただこの水は煮沸させないと飲めないようです。トイレは水洗でキレイでした。夕飯と朝食は微妙な感じです。弁当はレトルトしかないそうです。
この小屋の評判は賛否あるようですが、噂ほど悪くなかったと思います。頑固ぽさそうな管理人たちは意外と?気さくな感じでした。小屋の外見が一風変わった形してるので内装も小屋の管理人さんたちもちょっと変わってるんだなーと思いましたw

▼~妙高山
翌朝、微妙な朝食をいただき妙高山の山頂目指します。天気は晴れていましたが5時の時点で気温5~6℃くらいしかなかったです。
このコースは木道で整備された火打山側とは異なり、滑りやすい笹薮、ロープ、トラバース、ガレ場等など難易度があります。
また断面図で見ての通り、かなり高低差があります。大した距離でもないのに高低差があるため、2時間近くも急坂を登ることになります。ピストンで笹ヶ峰まで戻ってくる場合、休憩入れて5時間近く掛かるためバス利用時はかなり早い時間から出発する必要があります。

まず黒沢池ヒュッテから大倉乗越まで笹薮の道をグイグイ登っていきます。大倉乗越まで着くと視界が開け大倉山や妙高山が良く見えます。左側が大倉山、右の富士山みたいなプリンの形した山が妙高山です。この乗越で日の出の絶景を堪能し、長助池分岐まで大きく下ります。急坂で補助用のロープが張られている箇所が数か所あります。ロープ地帯抜けるとトラバースの山腹道に入ります。左手側に長助池が見え景色は良く、山腹側には花が咲いていて目を癒されますが、ガレ場や細道があるので足元要注意です。
長助池分岐点に着くと木のベンチがあります。この先、道の狭い急坂がさらに続き、1時間くらい掛かるのでここでちょっと休憩しておきます。分岐から先はずーと樹林帯で薄暗く、岩と笹だらけで滑りやすい急坂が続きます。この道を下りでまた通るかと思うと憂鬱になります orz
適度、足と膝を休ませながら、ゼーハーゼーハーと息切らしながらどんどん急坂を登っていくと、左手側に巨大な岩肌が見えてきます。振り返ると火打山や焼山、北アルプスが見えてきます。向かう方向に木の間から青空が見えてくると山頂の尾根が近いです。尾根道に入ると糸魚川市の街並みや日本海が見え一気にテンションが上がってきます。これは山頂期待できる!と足早に進むと山頂付近に小さい神社があります。これまでの無事に感謝しいざ山頂に向かいます!

妙高山の山頂は北峰と南峰があり、山頂全体が富士山のような台形の形でとても広大です。北峰・南峰とも360度の大展望で火打山や焼山、雨飾山、北アルプスが見渡せます。
北峰から10分程度歩くと南峰の山頂に着きます。北峰側より狭いですが、南峰側の方が富士山や八ヶ岳、南アルプス側が良く見えます。きっつい急坂を登り切った達成感もあり、大絶景にとても感動しました^^
早朝の早い時間に到着したのでこの広い山頂に誰も居ず独り占め状態でしたが、後から続々と登山者が来てみな思い思いに絶景を堪能していました。
火打山より妙高山の方が位置的にみると北アルプスの正面向いていて、白馬岳の大雪渓や鹿島槍ヶ岳の八峰キレットと山容はとても解りやすく、その後方にある剱岳までよく見えました。北アルプスのシンボルでもある槍ヶ岳側は穂高岳のジャンダルム、手前の常念岳、蝶ヶ岳もに肉眼でははっきりと解るほどよく見えていました。
富士山側は八ヶ岳の赤岳、阿弥陀岳の尖がった山頂と北八ヶ岳側の蓼科山もよく見えていました。八ヶ岳の右側の山塊が南アルプスです。
群馬の草津白根山側はちょっと朝霧が張っていましたが、その霧がとても幻想的で美しい光景でした。
南峰の眼下に地獄谷があり、風があるとちょっと硫黄臭かったりします。さすが活火山。

いつまでも見ていたい絶景ですが、意を決して登ってきた道をピストンで戻ります。急坂で滑りやすいので滑って怪我しないよう神経研ぎらせながら下っていきます。長助池分岐で休憩し大倉乗越の急坂を登り返します。この坂はほんとキッツイ坂でさらに気温も上がってきていて体力かなり奪われました。大倉乗越で妙高山に別れを告げて黒沢池ヒュッテまで戻ります。

▼下山
黒沢池ヒュッテから笹ヶ峰の登山口まで2時間以上掛かります。この先殆ど下り坂ですが、まだまだ距離があるので小屋で体力回復し下山準備に入ります。
富士見平の分岐までは黒沢池のなだらかな湿原地帯を歩きます。整備された木道地帯で花や景色も楽しめ心癒されます。途中、池尻の沢を渡り再び登山道に入ります。なお、この沢の水は池から直接出てるいるため飲料には適していません。
池尻から富士見平の分岐までちょっと登り坂がありますが、妙高山ほどではないのでまあ安心です。富士見平の分岐からは初日に通った道を笹ヶ峰まで下っていきます。
登りの時は全く気が付きませんでしたが、木の間から乙見湖が見えました。黒沢橋の沢で下山の汗を拭い、笹ヶ峰の登山口に下山しました。


火打山・妙高山とも標高2000mを超えます。北アルプスにとても近く、山頂からは白馬岳から常念岳や乗鞍岳までの飛騨山脈全体を見渡せる大展望です。
日本海にも近いので、上昇気流の雲が山にぶつかって天気が荒れやすく気温差も激しいです。小屋も人気なので予約が取りづらく、天気の良い日を狙って計画するのが難しいです。
他にもいくつか難点や注意点ありますが、日本百名山の中では登りやすくて景色もとても良く人気があり、登山者が多いので安心して登れる山です。
妙高山の黒沢池ヒュッテからは時間の掛かる急登コースですが、最短ルートの妙高高原スカイケーブルから登るコースであれば初心者向きで日帰りもできます。

今回は2日間とも天気に恵まれて心に残るような素晴らしい景色を堪能できました!

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フォトギャラリー:161枚

登山口は笹ヶ峰駐車場内にあります。

しばらく整備された木道を歩きます。

悪天候時でも滑らないよう木道にゴムが付いています。

黒沢橋に到着。

沢の水は透き通っていてとてもキレイです。

黒沢橋を過ぎてすぐのところに十二曲りがあります。

振り返ると北アルプスが見えます。

十二曲り。つづら道というほどクネクネした感じではなかったです。

北アルプスの白馬岳や五龍岳が見えます。

尖がった山頂の山が北アルプスのシンボルである槍ヶ岳です。

戸隠山か乙妻山でしょうか。すんごい険しそうな山頂です。

急坂地帯。大きな岩を通る箇所もあります。鎖場やロープ使うような危険個所はないです。

木道も歩いたり。

ごつごつした石の道を通ったり。

急坂地帯を乗り越え、富士見平の分岐に到着。この分岐点はあまり広くないですが、他のハイカーさんと一緒にちょっと休憩しました。

分岐を火打山方面に進みます。火打山が見えてきました!

△に尖った山は焼山ですね。

どんどん歩いていくと湿原・高原地帯に小屋が見えてきました。高谷池ヒュッテですね。

高谷池ヒュッテに到着!この小屋は登山道からちょっと離れた場所にあります。

テント場側。見晴らしが良いです。この先に水場がありますが、池から直接引いた水で煮沸させないと飲めません。

高谷池ヒュッテの分岐から火打山方面に向かいます。ピストンで小屋に戻るのであれば大きな荷物は置いておくと良いと思います。

大湿原!

ガイドやパンフレット等でよく紹介される高谷池ヒュッテの風景ですね。池塘の風景が何とも言えない美しさです。

しばらく木道を歩きます。木道沿いにリンドウなどの花がたくさん咲いていました。

火打山と焼山が目の前に!

池塘の湿原地帯にある天狗の庭。

湿原地帯から北アルプスも見えます。

木道を抜けると火打山に向かう坂道に入ります。この道は見晴らしがいいので景色がとても良いです。

振り返ると妙高山の山頂が見えてきました!プリンの形してるのでよく解ります。

奥に戸隠連山。

この辺りも花畑でたくさんの花が咲いています。

ライチョウ平に到着。ベンチがあるのでちょっと座って休憩。この辺りは坂はなだらかで歩きやすいです。

眼下に街が見えます。

妙高山側。

再び坂道。階段で整備されていますが急坂です。

この階段登り切れば火打山の山頂です!

火打山山頂に到着!

まず目の前に影火打と焼山。奥は日本海側の北アルプス。

焼山の右に日本海側。能登半島が見えます。

さらに右に糸魚川市の街並みと日本海。さらに天気が良い日は佐渡ヶ島も見えるようです。

再び焼山側にカメラを戻し雪渓が残る北アルプス。

日本百名山の雨飾山とその奥に北アルプス全体を一望!

手前に乙見湖、その奥の山が乙妻山と高妻山、戸隠連山。雲の先に富士山も見えます!

妙高山と奥に草津白根山や四阿山。

苗場山や鳥甲山も見えます。

富士山あっぷで。その右に雲掛かってる山塊が八ヶ岳ですね。

日本海側もよく晴れています。

下りは花を楽しみながら。

明日登る予定の妙高山。肉眼だと妙高山手前の渓谷ぽいところまで見えます。登り返しキツそうです…

天狗の庭まで戻ってきました。

高谷池ヒュッテまで戻ってきました。しばし休憩して黒沢池ヒュッテに向います。

高谷池ヒュッテから妙高山側は木道や階段のない普通の登山道です。途中、茶臼山の山頂を通ります。茶臼山の山頂は狭く、木が生い茂っていて展望もなく、ベンチもないのでスルーします。

茶臼山から下ると眼下に黒沢池が見えてきます。真ん中あたりに小屋が見えます。

奥に妙高山が見えます。黒沢池は低いところにあるので、標高差が凄いです。

この辺りも広大な湿原地帯です。

もうすぐ黒沢池ヒュッテ。

黒沢池ヒュッテに到着!今日はこの小屋に泊まって翌日、妙高山目指します。

翌日の早朝、黒沢池ヒュッテから大倉乗越を越えて妙高山に向かいます。晴れていましたが気温は低く肌寒かったです。

笹薮が荒れた登山道。火打山の整備された木道とは全く異なっています。

振り返ると火打山が朝日に照らされていました。

笹薮をぐいぐいと登っていきます。

大倉乗越に到着!

乗越は両手側以外は視界が良く、後ろは火打山、手前には左に大倉山、右に妙高山、眼下には長助池が見えます。

大倉山と妙高山の渓谷にある長助池。

大倉山。

プリンの形した妙高山。

妙高山側も色んな種類の花が咲いていました。特にこの辺りは日が当たりやすいせいかたくさん咲いていました。

大倉山、妙高山を間に、長助池のライジングサン!

振り返って大倉乗越。長助池分岐までかなり急な下りが続きます。ロープ使う場所もあります。

滑落跡のガレ場、トラバース。

山腹を抜けると、長助池分岐に着きます。ここから妙高山まで長い距離の急坂を登っていきます。

分岐点には休憩用のベンチがあるので、この先の急登に備えて休憩しておきましょう。

かなり傾斜のある急坂です。帰りもこの道を下ると思うと憂鬱になります…

振り返ると火打山と焼山が見えます。

火打山と焼山をあっぷで。

北アルプスも見えてきました。

妙高山の山頂裏側です。

目の前が明るくなってきました!稜線はもうすぐです!

急坂を登りきり稜線に到着!

日本海!

糸魚川市の街並みが見渡せます。

山頂付近の小さな神社。一礼して山頂目指します。

妙高山山頂の北峰に到着!山頂全体が富士山のような台形の形でとても広大な山頂です。

まだ誰も居ません。山頂独り占め状態です。

北峰の山頂から火打山、焼山方面。

焼山の左隣、雨飾山と北アルプスの端っこ。奥に日本海も見えます。

北アルプスの白馬岳から鹿島槍ヶ岳。

妙高山南峰方面。

妙高山南峰の左、鳥甲山や苗場山側。

カメラをぐるっと回して山頂。広々とした山頂を独り占め状態です^^

北アルプス全体を一望!

南峰は北峰から数分先にあります。南峰に向かう道は高低差はなくなだらかです。

ここでも一礼!

妙高山山頂の南峰に到着!南峰の山頂は狭く、岩で覆われています。北峰の方が広いので団体の場合は北峰に。

快晴の中、360度の大パノラマです!早朝の朝靄で幻想的な景色です。南峰からは富士山や八ヶ岳が見えました^^

手前は戸隠連峰、遥か雲の先に中央アルプス、右側は乗鞍岳から槍ヶ岳方面。

鹿島槍ヶ岳がくっきり!その右側は五龍岳、唐松岳、白馬岳。奥に剱岳も見えます。

焼山、火打山、戸倉山。

妙高山の北峰。

眼下には糸魚川市、奥は日本海。

苗場山方面。

一周して富士山と八ヶ岳。

富士山と八ヶ岳をあっぷで。八ヶ岳は赤岳と反対側右側の蓼科山の山形が解るほどはっきり見えます。

御嶽山、乗鞍岳。

北アルプスの常念岳、槍ヶ岳、穂高岳。

左は鹿島槍ヶ岳、右側は五龍岳と唐松岳、奥に剱岳。火打山だと山頂付近しか見えませんでしたが、妙高山の山頂からだと剱岳が見えます。

白馬三山と朝日岳。この位置から雪渓がはっきり見えます。

南峰側はちょっと硫黄のにおいがします。断崖絶壁に地獄谷がありました。

南峰の端っこから。北峰より南峰の方が富士山が良く見えます。

日本海に佐渡ヶ島も見えてきました!

名残惜しい景色ですが、そろそろ下山します。

大倉乗越が見てました。長助池分岐まで大きく下って大倉乗越に登り返しします orz

長助池分岐に戻ってきました。

長助池。早朝の景色とはまた違った風景ですね。

大倉乗越のきっつい急坂を登り返しました^^;

妙高山とはここでお別れです。

黒沢池ヒュッテに戻りました。小屋の管理人の人が出迎えてくれました。

黒沢池ヒュッテで休憩して下山準備します。この道から下山します。

黒沢池ヒュッテはほんと不思議な形しています。

この道は木道で整備された平たんな道です。

見渡す限り大平原!

木道沿いにリンドウがたくさん咲いてました。

池尻の沢を渡ると再び登山道に入ります。富士見平の分岐までちょっと登り坂がありますが、急登ってほどではなかったです。

富士見平の分岐まで戻ってきました。ここから前日に登ったきた道を下ります。

木の間から乙見湖が見えます。

十二曲り。

北アルプス方面はちょっと曇ってきたようです。

黒沢橋まで戻りました。

黒沢橋の沢でちょっと休憩。飲むのは危険なので沢の水で汗をぬぐいます。冷たくて気持ち良いです。

頑丈で立派な橋です。

整備された木道をどんどん下っていきます。

登山口手前の分岐。

笹ヶ峰登山口に戻ってきました!お疲れ様でした!!

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア トレランシューズ
バックパック ヘッドランプ タオル 帽子 グローブ サングラス
着替え 地図 コンパス 腕時計 カメラ 登山計画書(控え)
健康保険証 ホイッスル 医療品 虫除け 熊鈴・ベアスプレー 非常食
行動食 テーピングテープ トレッキングポール GPS機器
【その他】 水 2.0ℓ+ペットボトル550ml
2日分の昼食、アミノバイタルゼリーx2、ウィダーインゼリーx2(非常用)、プロテインゼリーx2(下山後用)
※地図、コンパス、時計、GPS、カメラはスマフォアプリ
※トレッキングポールは折り畳み式非常用(未使用)

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登った山

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妙高山

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