行程・コース
天候
1日目:ほぼ曇り、2時過ぎくらいに一時雨。2日目:午前快晴も午後は一時雨。
登山口へのアクセス
その他
その他:
マイカーを扇沢駅前の駐車場に止め、立山・黒部アルペンルートで室堂へ。
扇沢へ朝の6時頃に到着するも市営駐車場は満杯、泣く泣く有料へ。何と12時間1,000円の出費は痛い、せめて1日1,000円にして欲しい。
この登山記録の行程
<1日目>
室堂ターミナル(8:55)・・・室堂平(9:02;9:11)・・・祓堂(9:39)・・・一ノ越(9:51;10:00)・・・雄山(10:56;11:34)・・・大汝山(11:56;12:36)・・・富士ノ折立(12:47)・・・ピーク2860(13:27)・・・真砂岳(13:33)・・・別山南峰(14:27;14:37)・・・剱沢下降点(14:46)・・・分岐2635(15:09)・・・野営場管理所(15:43)・・・剣山荘(16:17)
<2日目>
剣山荘(4:25)・・・一服剱(5:06;5:13)・・・前剱(6:00;6:08)・・・平蔵のコル(6:48)・・・剱岳(7:29;8:03)・・・平蔵のコル(8:35)・・・前剱(9:11;9:17)・・・一服剱(9:57;10:06)・・・剣山荘(10:25;11:22)・・・野営場管理所(11:54;12:04)・・・分岐2635(12:39)・・・別山乗越(13:04;13:14)・・・雷鳥平(14:15)・・・雷鳥荘(14:49)・・・みくりが池温泉(15:08)・・・室堂ターミナル(15:22)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
2度目の剱岳、前回は剱岳に登ったあとに立山を回る予定でしたが天候が悪化してしまい立山は断念してしまいました。
今回は先に立山を回って翌日剱岳を登るルートとしました。剱沢からの剱岳の雄姿を写真に収めたい願望もありました。
未明の午前2時15分頃自宅を出発、6時過ぎに扇沢に到着しましたが、既に市営の駐車場は満車で入れません。やむなく有料駐車場を利用しましたが、12時間1,000円の表示に衝撃を受けるもやむなく入庫しました。
幸運にも扇沢駅7:00発のトロリーに乗車でき、室堂ターミナルに8:20頃着いたでしょうか。
地上に出てみると、盆休みもあって多くのハイカーで賑わい活気にあふれていました。
天候は、雨は降っていないものの、残念ながら雲が垂れ下がり立山の山頂は雲の中でした。
先ずは一ノ越へ向かいますが、盆休みともあって大げさに言えば行列状態でした。
一ノ越から雄山への登りもやや渋滞状態、それでも1時間弱で山頂へ到着出来ました。山頂の雄山神社は神社の管理領域で入るには500円必要でした。入れ替わり制で待つこと10分程度で本宮神社前に、安全祈願のお祓いとお神酒を受けました。
雄山山頂で想定外の時間をとってしまいましたが、次のピーク大汝山へ向かいます。
立山最高峰の大汝山に12時前に到着、写真を撮った後軽いランチとしました。
この辺りではすっかりガスに覆われてしまい遠くは望めません。
三番目のピーク「富士の折立」は鋭い岩峰でした。頂上にも登れるようですが余裕がないのでパスします。
2860mのピークを過ぎ真砂岳からは内蔵助山荘の赤い屋根が見えました。
別山南峰には14:27着、ほぼ計画通りでしたがガスは深くなり雨も降ってきそうな様相です。剱山荘まではまだ1時間以上はあります。写真もそこそこに急ぎます。
しかし下り始めるとたちまち雨がやってきました。慌ててレインカバーやウェアを出すも間に合いません。雨の予感がしたらその時点で対策するのが鉄則だなと思いました。
剱沢へは別山乗越まで行かず途中の分岐から下りましたが、急な傾斜に注意は必要ですが大きな問題はありませんでした。
この分岐からは剱沢のキャンプ場や剱沢小屋が見えるのですが剱岳はガスの中、残念です。下りた時点でガスが晴れることを期待します。
下りて見ると多少ガスは薄くなり、前剱までは見えるものの剱岳は姿を見せてくれません。暫く待ってみたものの晴れることはなく、明日に期待を賭け諦めました。
剱山荘には16:17着、計画より30分遅れてしまい、17時までのシャワーもチャンスを逃してしまいました。
部屋は10人くらいの部屋に5~6人の感じで余裕があり、寝返りも出来なかった7月末の富士山を思うと天国でした(食事も)。
2日目は早朝4:30過ぎに出発、小屋前では東空の朝焼けと鹿島槍ヶ岳のシルエットが美しい。天気も上々のようです。
先ずは一服剱へ向け小屋の裏を登って行きます。10分ちょっで1番クサリに、その後2番クサリを経て一服剱の頂へ到着しました(5:06)。東を見ると五龍と鹿島槍の間から朝日が昇っていて、もう少し時間を早くすれば御来光の絶景を楽しめたのかと悔やみました。
3番クサリを過ぎ暫くすると標高2,750mあたりで西側眺望がひらけ富山平野、日本海、能登半島までも展望できます。
その後4番クサリを経て前剱山頂に到着しました(6:00)。
休憩の後いよいよ剱岳へ向かいます。
前剱を過ぎると直ぐに5番クサリ、5番クサリの手前には幅の狭い鉄橋があり注意して渡ります。続いて6番クサリ、ここは急降下します。
7番クサリの「平蔵の頭」は、急な岩の斜面を上りその後下りますが、取っ掛かりにはクサリのほかにボルトが打ち込まれていて足掛けを容易にしてくれます。
8番クサリの「平蔵のコル」を過ぎると、いよいよ9番の「カニノタテバイ」です。ここもクサリのほかボルトが打ち込まれ登りをサポートしてくれますが、斜度がきついので細心の注意が必要です。特に終了手前の上部にはクサリがなく、1ヶ所足掛けも厳しい岩があり心して登りました。
「カニノタテバイ」を登り切り、岩場を30分進むと山頂に到着しました。
山頂にはおよそ30人位の登山者がいて、それぞれ眺望を楽しんだり談笑したり、山頂のひとときを楽しんでいました。
特に南側の眺望は素晴らしく、近くは剱沢や立山連峰、黒部源流の山々などが一望できました。
山頂の祠は6年前と変わっていないようでしたが、周囲に石が積まれ風からのダメージをしっかり防いでいるようでした。
山頂で軽く空腹を癒した後下山開始です。
20分弱で10番クサリ「カニノヨバイ」に到着、3~4人が待っていましたが、5分程度の待ち時間で済みました。カニノヨコバイは第一足目が難しいと言われていますが、赤ペンキで位置が明示してあり、これに気付けば問題ないと思います。
次の鉄梯子はほぼ垂直に見え高度感があります。この梯子の取り付きは特に慎重さが求められます。
その後11番クサリの「平蔵のコル」、12番の「平蔵の頭」と続き、前剱が近づくと13番クサリ「前剱の門」が現れます。
不覚にも前剱の門手前の平坦部で予期せぬ石に足を取られ前のめりに転倒、両手にかなりのダメージを受けてしまいました。以後カメラワークはかなり困難になり、僅かしか撮れていません。(帰宅後の診断で右は手首骨折、左は親指と人差し指の関節部骨折。他人の力を借りれば遭難扱いとのことですが、何とか自力で帰宅できました)
前剱までは尾根西側の斜面をトラバースし、上りのルートとは分かれています。下りルートでは前剱山頂へはルートから一旦少し登る必要があります。ここで少し休憩を取りました。
その後「一服剱」を経て剣山荘に10:25到着。預かってもらったメインザックを詰め替え、室堂へ向かいます。
剱沢では期待していた剱岳の眺望もガスが深く駄目、野営地を過ぎたところでは雨に降られる始末でした。ここは雨が降りやすいのか4回歩いて3回雨にあたりました。
剣山荘から室堂まで6㎞強の道のり、別山乗越までの上り、雷鳥平から室堂ターミナルまでの上りの階段、今回のルートで一番きつく感じました。
フォトギャラリー:77枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
タオル | 帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | コンパス |
ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 修理用具 |
ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け | ロールペーパー |
非常食 | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 | ストーブ |
燃料 | ライター | カップ | クッカー | ||
【その他】 ハーネス |
みんなのコメント