行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
レンタカーで白石スキー場駐車場に停車。台数はかなり確保されていますから、スキーのシーズンでなければまず停められないことはないように感じます。
この登山記録の行程
白石スキー場(6:40)・・コガ沢コース入口(7:05)・・【休10分】・・コガ沢渡渉点(8:40)【休10分】・・大日向(9:55)・・水引入道山頂(10:25)【休10分】・・水引平(10:50)・・屏風岳分岐点(11:30)【休5分】・・南屏風岳(11:50)・・屏風岳分岐点(12:10)【休5分】・・南屏風岳(12:30)【休20分】・・不忘山山頂(13:40)【休20分】・・【休10分】・・白石スキー場(15:40)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
■白石スキー場~コガ沢コース入口
ゲレンデから太平洋の眺めは素晴らしいです!
スキー場の黄色い建物から少し進んで、左手にトイレと登山届提出箱があります。
しっかり届出を行い、登山開始。
(注意するところ)
・スキー場の斜面は作業車も通るようです。タイヤの跡があるのですが、登山道は右手の森に沿って付いていました。
・前日に雨が降ったりするとぬかるみます。前述のように間違ってタイヤの踏み跡を歩いてしまうと序盤から靴が泥んこになります(体験談)。
■コガ沢渡渉点まで
渡渉点までは右手に沢を見ながら、片側の切れ落ちた道を進みます。
沢筋コースはやはり道全体が湿っていて、スリップ注意です。
時折沢に下りられる場所があり、泥んこの靴を洗いながら歩くことができました。
(注意するところ)
・ゆるやかに登りが続くように見えて、小刻みに岩や急斜面の上り下りがあります。急がず、ペースを保つ意識で歩くのがよさそうです。
・コガ沢手前の渡渉点からコガ沢までの間、地面の露出した急な地面が登山道に見えますが、下流側をトラバースする形で道があります。道間違い注意です。
・コガ沢は増水時には濡れそうです。今回は石を渡って進めました。
・コガ沢の先、30~40mほど岩場の急登です。岩の上を水が流れているのがいやらしい + アザミのトゲトゲに突っ込むと痛いです。手がかり足掛かりはしっかりしているので、集中して登ります。
■水引入道まで
ひたすらに登ります。きついですが、水引入道手前の大日向で一気に視界が開ける爽快感が約束されているので、辛抱。
水引入道山頂は狭いので、大日向で一息入れるのがよいかもしれません。また、どこからもよい景色が続いて迷いますが、写真の撮影はやはり水引入道の山頂がおすすめです。
■南屏風岳・屏風岳への分岐まで
水引平まで一度標高を下げます。この辺の登山道はエゾオヤマリンドウが沢山花をつけ、秋の静かな彩りを楽しめます。
例によって沢が近いのか、登山道は泥んこです。スパッツ必携!
水引平は天気が良い日には絶好の撮影ポイントですね。風もなく、静かな水面と青空を収めることができました。
そしてここから先が個人的に一番の消耗ポイントでした...屏風の登り!水引平から南屏風岳・屏風岳への分岐までひたすら急登です。コガ沢からの登りで頑張りすぎて、私はここで一度長めの休憩を取ることにしました。
食べても身体が動かない...しんどい...景色いいのに楽しくない...(下山してから思い出すと楽しい)...山中あるあるだと思うんですがいかがでしょう?
■南屏風岳まで
危険な箇所はありません。ここは紅葉と周囲の展望が本当に美しい稜線散歩でした。急登のご褒美...
■不忘山まで
急な下りと岩々した道が現れます。展望が相変わらずよいですが、少し緊張感のある道になってきます。
不忘山からは南屏風岳~水引入道のパノラマが迫力あって素晴らしいです。ここでついつい写真を撮ってしまいます。
山頂からは麓の牧場らしい野原が見えました。のどかな風景。南蔵王で街がよく見えるピークは不忘山だと思います。
(注意するところ)
・不忘山直下の岩場は難しくありませんが、狭いのですれ違いの際はゆずり合いで。
■白石スキー場まで
ここからは白石スキー場への下りですが、道がややこしい箇所が2箇所ほどあります。
(注意するところ)
・山頂から90mほど下って岩がゴロゴロした場所へ出ます。B29墜落事故を追悼する「不忘の碑」とカエル岩が近くにあり、やや岩陰になる形で分岐の標柱があります。先行した方がこれを見落として直進する道へ進んでしまったようで、道を引き返していました。やや注意です。
・「白石女子高山小屋を経て白石スキー場へ」の標柱から左手に踏み跡がありますが、道ではないので注意です。前述の文字が示す方向へ進むのが正解です。
・しばらく樹林帯を下りますが、斜度がきつく滑りやすい道です。スリップ注意です。
■まとめ
なかなか天気の良いイメージがない蔵王連峰ですが、この日は大当たりでした。色づき始めた紅葉とリンドウの花、そして青空が鮮やかな一日でした。
フォトギャラリー:67枚
スキー場駐車場はかなり広いです。
登山者カードは書きましょう!
ゲレンデを歩きます。
つい振り返ってしまう。ちなみに登山道は写真左側の森に沿ってついていました。
木に掴まろうとすると、キノコが生えていたり朽ちたりしているので気をつけましょう、、
時々現れる沢がありがたい。靴の泥を落とします。
岩場は結構あります。慎重に。
コガ沢直前の渡渉地点。左奥にロープがあります。
目印のロープ。
ロープの先、一瞬ですがとんでもないトラバース道を通されます。手前から見るほど怖くはないので、慎重に進みましょう。
コガ沢直後の岩場から。ごついアザミは凶器です。
トリカブト。花はきれいですが危険な草。
不忘山がまだまだ高い。
青空が見えてくると稜線は間近。
大日向に到着!
色づき始めた木々。
ナナカマド。
水引入道山頂より。
屏風の壁。まだ登るのか...
後烏帽子岳。
エゾオヤマリンドウ。
下るとオオシラビソが目立ってきます。
水引平より南屏風岳~不忘山。
先ほど登った水引入道を振り返ります。
稜線に乗ってしまえば後は気持ちのいい散歩道!
稜線の西側は紅葉がよい感じ。
熊野岳方面もくっきり見えます。広大な眺めでした。
ウメバチソウ。多くはないですがぽつぽつ見かけます。
屏風岳山頂付近は低木が多いです。東側はよい景色で少しだけスリリング。
おやつの梨。
不忘山。ここからはきれいな三角形。
このアングルが好きです。
イワインチン。
道の狭い岩場です。この周辺と不忘山山頂から先は落石注意。
ついつい撮りたくなる風景。
不忘山山頂付近の祠。
不忘山山頂に到着!
ミネウスユキソウ。
ちょっと異世界感がある場所です。
不忘の碑。
標柱がやや見えにくい場所にあります。
カエル岩。下りはカエルの顔が向いている方へ。
道が歩きにくいです。
この標柱は写真右手の方向へ進むのが正解。
スキー場に帰ってきました!
が、スタート地点が遠い...!
久々にペットボトルがベッコリいっているのを見ました。
シーズンオフのリフト達。
帰りはやはりこれに限る。入浴まできっちり楽しむのが登山。
(滞在時間30分)
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 |
コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ |
修理用具 | ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け |
熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ |
みんなのコメント