行程・コース
天候
登山口へのアクセス
この登山記録の行程
焼岳登山口(07:45)・・・中の湯新道分岐[休憩 5分]・・・焼岳北峰(09:15)[休憩 30分]・・・中の湯新道分岐・・・焼岳登山口(11:15)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
穂高岳や槍ヶ岳は積雪するようになってしまったので、積雪の危険がない標高帯で焼岳をチョイス。
日帰りが可能で、夜の寒さ対策をしなくてよいというのもこの時期のアルプス登山ではありがたい。
登山口付近の駐車場に到着すると、今日は晴れ予報ということもあり、車がぎっしり駐車していた。
登山口を塞ぐように止めている車もあったが、街からも遠いので警察が来ないのか軽く無法地帯みたいになっていた(もっとも他の車が出れないようなレベルのマナーの悪い車はなかったが)。
登山口からは紅葉の樹林帯の中をしばらく進んでいく。
歩いて体が温まってからは朝の冷えた空気がとても気持ちよく、道は整備されて歩きやすいので軽快に進んでいく。
火山ということもあり、比較的あっさりと樹林帯を抜けると、焼岳の特徴的な山頂が姿を現す。
そこからは山頂に向けて延々と登っていくが、山頂が見えるのが早かった分、歩いても歩いても山頂までなかなか辿りつかない。
ただ、登って高度を稼ぐたびに後ろを振り返ると、徐々に景色が広がってくるので、モチベーションは保ちやすいと思う。
いよいよ山頂近くになると、硫黄の匂いが鼻についてくる。
南峰は立入禁止のため、脇を通って北峰に向かうが、その途中で煙が出ている火口のすぐ近くを通る。
ここまで火口に近づけるのはなかなか新鮮だ。
そこから急な傾斜を抜けると、目の前に山頂に雪がうっすらと積もった穂高岳が姿を現した。
思わず声が漏れる素晴らしい光景だったが、山頂はもうすぐなので休憩せずに引き続き上を目指す。
この辺りから山頂へは結構な傾斜で、小石が多くて足が滑りやすく、距離の割には時間がかかる。
最後に少し難儀したが、山頂に到着。
眼前には先ほどの穂高岳に加え、槍ヶ岳、笠ヶ岳が目の前にそびえ素晴らしい眺望が広がる。
奥の方には、双六、水晶、野口五郎といった名峰も顔を出している。
山頂は登山客でごった返していたが、素晴らしい景色に皆感動している様子だ。
反対側に回ってみると、火口側の南峰や乗鞍岳も見え、こちらも良い景色である。
しばらく景色を堪能した後、後ろ髪を引かれつつ下山を開始する。
ずっと景色を見ていたかったが、折角こちらまできたので乗鞍岳にも寄ってみようと計画していたからだ。
登山口まで折り返し、そこから1時間もしないでバス停の駐車場に到着したが、駐車場がやけに空いている。
券売所の建物に来ると、昨日の積雪で終日バスが運行止めとの表示…
あとでウェブサイトを見たら確かに小さく書いていたが、通年マイカー規制なのにバスが運行止めになることがあるとはまさか思っていなかったので、その可能性についてもっと目立つ場所に書いておいてほしかった。
しょうがないのでバスのベンチでお昼を食べつつ、麓の紅葉を眺めて休憩してから東京に戻った。
まあ早めに帰ったおかげで翌日に疲れが残らなかったし、焼岳で素晴らしい景色が眺められたので、今回はこれで良しとすることにした。
乗鞍岳は夏の降雪の心配がない時期にまたリベンジしよう。
最後は脱線したが、焼岳は日帰りで手軽に登れるのにも関わらず、山頂では北アルプスの山々を一望できる眺望に出会うことができる。
焼岳自体も特徴的な山体が魅力的であり、登山客で大いに賑わっているのも納得させられた。
焼岳でアルプスデビューというのはあまり聞いたことがないが、北アルプスを気軽に楽しめる山としてとてもお勧めである。
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