行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
バス
その他:
往)JR高尾駅北口 7:35発陣馬高原行バスにて、夕焼け小焼け下車
復)夕焼け小焼けバス停(16:32)からJR高尾駅
この登山記録の行程
夕焼小焼バス停(8:00出発)-要倉山尾根末端取付き(8:10)-電波アンテナの小ピーク(8:21)-高圧鉄塔(8:40)-要倉山(9:15)-本郷山(9:55)-高茶山(本宮山)(10:15着/10:30発)-メシモリ岩山(11:00)-醍醐林道(11:03)-林道から醍醐峠取付き(11:07)-醍醐峠(11:16)-醍醐丸(11:40)-(吊尾根)-峰見通り分岐(12:50)-(市道山ピストン約6分)-鳥屋戸(13:25)-栗ノ木沢の頭(13:33)-鳥切場分岐(14:05)-関場バス停分岐(14:14)-盆前山分岐(14:33)-宮尾神社(15:07)-夕焼小焼バス停(15:17)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
八王子の西奥、童謡夕焼け小焼けの里としても知られる上恩方(おんがた)で、要倉山から醍醐丸、吊尾根、峰見通りをぐるりと周回して来ました。 人気の陣馬山のお隣とは思えない静かな山域で、皆伐地からの展望を楽しみながらの、歩きごたえのあるコースでした。
≫肩を脱臼してから控えていたバリエーション尾根を解禁して降り立ったのは夕焼小焼バス停です。 童謡作家の中村雨紅、と言われてもピンときませんが、この地で彼の童謡が生まれたのだと聴けば、何やら得した気分です。
甲州裏街道に沿って流れる浅川は、かつて番所があったという関場の先で案下川と醍醐川に分かれますが、その二股を分ける尾根が要倉山に続いています。一般ルートではありませんので、取り付きが藪っぽくなっていますが、尾根に乗ってしまえば踏み跡は明瞭です。
尾根線の皆伐地からは、北面に醍醐川を挟んで峰見通りが一望でき、要倉山を過ぎると今度は、南面の皆伐地から陣馬、高尾の山塊を見渡すことが出来ます。 人気の陣馬山のお隣とは思えないような、静かなバリエーション尾根です。
皆伐地を左に見ながら尾根を進むと高茶山です。 愛読のガイド本に依れば、昔、この高さまでお茶が取れたことから高茶の峰と呼ばれたそうですが、山頂に熊野神社が鎮座していたことから本宮山とも呼ばれていて、山頂付近の窪地には石碑が残されていました。
薄い踏み跡を辿ってメシモリ岩山のピークを越えると醍醐林道に飛び出します。 林道を左に行けば和田峠で、そこから笹尾根の一般道に入ることが出来ますが、敢えて藪を漕いで醍醐峠に直登すれば、バリエーションの楽しみ(?)も倍増です。
醍醐丸は八王子市の最高峰だそうですが、惜しいかな、山頂は樹林に囲まれて展望は有りません。黄金色に包まれた吊尾根で奥多摩の奥深さを堪能すると、今度は峰見通りに入ります。
午前中、要倉山側から遠望した紅白の高圧鉄塔は格好の目印で、その先の鳥切場分岐から再びバリエーション尾根を使って下山に入ります。こちらの尾根の皆伐地からも、バリエーションルートにしておくのは勿体ない程の景色を楽しむことが出来ました。
尾根を下り切った宮尾神社に下山のお参りをして、雨紅直筆の詞を刻んだ夕焼け小焼けの石碑の前でしばし余韻に浸ってから、おおるりの家の日帰り風呂に初ドボーン!
最後は高尾北口のあさかわ食堂で、伝説メニューのもつ煮を頂き、久し振りのバリエーション尾根歩きもしっかり締まりました~。
本日の総歩数36,186歩、歩行距離23.8km、消費カロリー1,579kcal、脂肪燃焼量112g也。
フォトギャラリー:92枚
高尾駅北口バス乗り場。7:35発の陣馬高原下行き急行バスは大行列で、臨時バスが出ました。
夕焼小焼バス停で途中下車。他に降りたのは、八王子城山に向うというご年配のお二人だけでした。
夕やけ小やけの石碑があるという宮尾神社は今日の下山口ですので、楽しみに取っておきます。
関場までとことこ歩いて足慣らしです。正面に見えるのが今日の尾根の取付きです。
レトロな木造郵便局。
関場の地名の由来でもある、口留番所跡。甲州裏街道(案下街道)の要所だったそうです。
右が醍醐林道、左が陣馬街道です。左の案下側から正面の丸い小山に取付きます。
落合橋を渡って直ぐ、右手に立っている電波塔の右脇から尾根に取付きます。
取付きは籔っぽくて分かり難いですが、壊れた祠の横からそれらしき踏み跡に入って行きます。
籔は直ぐに無くなって、踏み跡がはっきりしてきます。
小山のピークの上には小さな無線アンテナが立っています。
更に進むと高圧鉄塔の下に出て、南の視界が広がります。北高尾山稜の左奥に見えるのは影信山ですね。
八王子城山の方角です。
尾根の北面が皆伐されていて、今度は峰見通りが一望できます。紅白の高圧鉄塔が弾左衛門ノ峰です。
午後の下山に使う尾根。こちらもバリエーションルートです。
下草が籔っぽいところも、久し振りに味わうバリエーションの楽しみの一つです。
あれは、今日登る市道山でしょうか。
所どころで紅葉も楽しめます。
要倉山の山頂は、杉の樹林帯です。
要倉山を下ると、今度は南面に広大な皆伐地が広がっています。緑のピークは今から向う高茶山です。
奥の稜線は、陣馬山・高尾のメインルートですね。
下草の針状種子が大量にひっ付くのには閉口しました。
尾根筋を少し離れた本郷山のピークにも立ち寄ります。
都心のビルやスカイツリーも見えました。
高茶山の手前から、歩いてきた尾根を振り返ります。
なだらかな高茶山(732m)の山頂です。
以前、この山頂に熊野神社が鎮座していたことから、地元では本宮山とも呼ばれるそうです。
山頂の少し下の窪地に、熊野神社本宮跡の石碑が建っていました。
IYI!?
プラトーン!(古いか?!)
三姉妹。
メシモリ岩山(750m)までの登りは、結構効きました!
メシモリ岩山から3分ほど下れば、醍醐林道に合流します。
和田峠には向かわず、林道を少し下った所から、、、
醍醐峠目指しましたが、強烈な藪こぎに遭いました!。
何とか醍醐峠に到着。和田峠経由で来るべきだったかな~。
??、何処かで見かけたことがある様な杉を発見!
醍醐丸(867m)は、八王子の最高峰だそうです。
醍醐丸から、市道山を目指して吊尾根に入ります。
冬枯れの先に大岳山。
右手には、先程まで歩いていた高茶山の尾根が。
吊尾根の紅葉、黄葉は最後の見頃を迎えていました。
♪
かかってこいや~!!
お久しぶりの御前山。いつ見ても美しいと思います。
こちらは、御前山と大岳山のツーショット。
尾根の脇をダート林道が並走していますが、車が通る訳でも有りませんので、気になりません。
奥に三頭山も見えてきました。
紅葉越しに眺める笹尾根の連行峰。
市道山の手前に峰見通りへの分岐道標があります。(市歩地と呼ばれる場所です)
分岐から市道山を往復します。
山頂から峰見通りを一望できます。弾左衛門の峰に立つ紅白の高圧鉄塔が、格好の目印です。
峰見通りに入ると、臼杵山の向うに大岳山、御前山が。正に峰見通りです。
鳥屋戸(720m)の小ピーク。
ここに来て、この登りは辛い。。。
登り切ったピークは栗ノ木沢の頭(724m)です。何故あんな高いところに?
ようやく、例の紅白鉄塔が見えてきました。
紅白鉄塔のある弾左衛門ノ峰は巻いて、鳥切場(トッキリバ)に向います。
鳥切場の場所を特定することは出来ませんでしたが、関場バス停の案内板に従います。
植林帯を抜け、再び視界が開けます。
盆掘林道を伝って関場バス停に下ることも出来ますが、そのまま尾根沿いに進みます。
南に再び高尾の山々が姿を見せます。
足元は盆掘林道のトンネルとなっています。
午前中に歩いた要倉山の尾根も見渡せます。
振りかえると、大岳山が最後の姿を見せてくれました。
紅白鉄塔に分かれを告げます。
尾根の途中に、←恩ノ山、盆前山、八王子方面と記された営林看板が有りました。
こちらは、←夕焼を目指します。
じんわりと纏わり付く、、、。
そんなに引っ張るな~!
小天狗の腰掛け杉!?
チョークスリーパー!
さて、ツル植物はどれでしょう?
尾根を下りきると、宮尾神社の脇に出ます。
夕焼け小焼けの石碑。童謡作家の中村雨紅は宮尾神社の神官の子供で、石碑の文字は直筆だそうです。
風格のある狛犬(獅子)は大正8年生まれでした。
今朝、ここで写真を撮ってから7時間17分で、無事戻って来ました~!
夕焼け小焼けふれあいの里の施設「おおるりの家」の日帰り風呂は、受付が16:00迄です。
入浴料500円で、お風呂を独り占めさせて頂きました。
バスの待ち時間に、恩方の郷土史をお勉強。
真っ赤な夕焼けは見られませんでしたが、その代わりに紅葉と寒桜が共演。
駐車場に有った記念撮影用の背景パネルです。山が無い?ところが気にはなります。
山を下りたら山麓酒場♪にも紹介されている高尾駅前のあさかわ食堂で締めました。
レジェンドメニューのモツ煮は、、、旨し!!
おしんこ(小盛り)は、この量で250円!旨し!。 燗の澤乃井とよく合います。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | ヘッドランプ | 傘 |
タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 |
コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ |
健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 |
テーピングテープ |
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