行程・コース
天候
快晴、軽風
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
新東名高速道路「新静岡IC」から「安倍川」に沿って県道29号線を「梅ヶ島温泉」を目指してひたすら北上します。いくつかの集落を通って山に入り、「コンヤ温泉」の先を左折するか、「金山温泉」の手前を左折すると「大谷崩」の看板がちょいちょい出てきて先で道が合流します。その先の「新静岡IC」から約35kmの地点に分岐があり、左「山伏」・右「大谷崩」の小さな看板があるので、左の狭い山道に入ります。「新静岡IC」から約50分です。トイレは途中の県道29号線沿いの温泉地にあります。
この登山記録の行程
「通行止」看板前(07:00)・・・登山者用駐車場入口(07:20)・・・山伏登山口(07:25)・・・巨岩(08:10)・・・蓬峠着(09:00)アイゼン装着・・・蓬峠発(09:10)・・・山伏山頂着(11:15)食事・・・山伏山頂発(11:40)・・・大平沢ノ頭山頂(13:10)・・・新窪乗越(13:35)・・・大谷嶺登山口(15:00)・・・大谷嶺駐車場(15:10)・・・「通行止」看板前(15:55)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
今年は雪が少なくてあまり楽しめない状況の中ですが、2日前に関東地方に雪が降りました。
登山者が少なく、それなりの標高であれば雪が楽しめると思い、林道が通行止めとの情報で
それならと静岡県の安倍川源流である安倍東山稜の最高峰「山伏(やんぶし)」に登りました。
実際に林道には「通行止」の看板が出ていて、「橋が崩落していて登山道は通行できない」と
表示されていましたが、林道は車で奥の駐車場まで入れ、登山道も問題はありませんでした。
林道わきの登山口から入山すると、いきなり登山道に雪が有り、かなりの期待が持てました。
崩落している橋の横で沢を渡り、針葉樹林帯を抜けると「ワサビ田」ですが一面雪の中です。
さらに巨岩の間を抜けて、沢を渡り返した頃には、想像以上の完全な雪山登山になりました。
5人程度のトレースを頼りに、ツボ足でスネまである積雪の中を何とか「蓬峠」まで登りました。
「蓬峠」でアイゼンを装着して、さらに山頂を目指しますが、登るほどに段々雪が深くなります。
「蓬峠」から「山伏」山頂までは標高差が約550mあり、樹林帯のかなりの急登が連続します。
途中から向かいに山体崩壊の「大谷崩」が見えますが、最後の痩せ尾根はかなりきついです。
勾配が緩くなり左からの登山道を合わせてしばらく進むと、一気に視界が開けて大展望です。
雪原の上に「富士山」が見え、左手には「大谷嶺」南斜面の崩壊地「大谷崩」の雪景色です。
「山伏」の山頂は、かなり広いなだらかな丘陵ですが、雪が深くてあまりうろちょろできません。
「山伏」からは稜線を東に進んで「大谷崩」を目指しましたが、この深雪の稜線が最高でした。
さすがにこの季節に、このルートを縦走する人はいなく、3人程度のトレースしかありません。
トレースを外すとヒザラッセルですが、適度のアップダウンを繰り返す雪山は気持ちいいです。
抜群の快晴の中、誰もいない深雪の稜線を、樹林帯を抜け、雪原を抜けて進んで行きます。
途中で「富士山」と「大谷崩」の2ショットの絶景撮影ではヒザ上ラッセルでウキウキ状態です。
ちょっときつい「大平沢ノ頭」を超えて下ると「新窪乗越」に着いて、「大谷崩」の中を下ります。
実はここが今日一番の難所です。いまだに崩壊が続いていて、どんどん落石が発生します。
落石音がするたびに振り返りビビリますが、足元はザレ場の上の雪の急斜面と落石散乱で
非常に歩きづらく、転倒・滑落に注意して慎重に下るしかなく、非常に長い時間を感じました。
フォトギャラリー:56枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 |
コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ |
修理用具 | ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 熊鈴・ベアスプレー |
ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | 軽アイゼン | トレッキングポール |
GPS機器 | ライター | アウターウェア | オーバーパンツ | オーバーグローブ | 雪山用登山靴 |
アイゼン |
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