行程・コース
天候
初日:晴れ 2日目:晴れ時々曇り
登山口へのアクセス
バス
その他:
以下、時系列で記載します。
4時47分:立川駅青梅線乗車(始発便)
6時00分:奥多摩駅到着
6時05分:西東京バス鴨沢西行き乗車(始発便)
6時40分:鴨沢バス停到着
この登山記録の行程
【1日目】
鴨沢(06:50)・・・小袖乗越(07:20)・・・堂所(08:38)・・・七ツ石小屋(09:44)・・・七ツ石山(10:30)・・・ブナ坂(10:45)・・・雲取奥多摩小屋(11:27)・・・小雲取山(12:00)・・・雲取山(12:35)・・・雲取山荘(13:10)
【2日目】
雲取山荘(06:40)・・・大ダワ(07:00)・・・白岩山(08:05)・・・白岩小屋跡(08:30)・・・前白岩山(08:55)・・・お清平(09:40)・・・霧藻ヶ峰(10:15)・・・炭焼平(10:55)・・・妙法ヶ岳分岐(11:10)・・・三峯神社(11:25)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
当日の山行ビデオです
https://www.youtube.com/watch?v=INBSnEyY4jg&list=PL--QO23xU0GX-oHt0mk9O1AdBaYLh45u4&index=6&t=0s
兼ねてより、小屋泊というものをしていなかったので是非経験したいと思い、思い切って今回予約からの山行と相成りました。普段、雲取山は車で小袖乗越まできてからの行って来いばかりでした。今回は小屋泊で時間に余裕ができるので、鴨沢から登って下りは三峰に抜けるルートを選択しました。
まず初めての小屋泊で、ザックの重量も初経験となる重さでした(水と食料抜きで6kgだったので、全部込みで10kgくらいにはなっていたように思います)。
さてこれまでと違い、小袖乗越までも歩いて登らなければならず、その先の堂所まででも相当ヒィヒィ言いながらの歩きでした。堂所でひと休憩入れるも、その先で肩が痛くなり、脚も一回つりました。それまでの軽装での日帰りとは段違いのしんどさでした。最初の、ブナ坂への巻き道で誘惑にかられながらも、新しくなった七ツ石神社にひとめお参りしようと頑張りました。が、最初の分岐を七ツ石小屋方面に入ったとたんに、道が部分的に崩落していました。ここは足取りに注意が必要でした。それ以外にも同じようなところがあり、どうも小屋直下での崩れが一直線にその下の路にも影響を及ぼしている感じでした。
さて小屋でひと休憩後、頑張って石尾根まで上がります。神社は本当に綺麗に直されていて、新鮮な空気感でした。参拝後はそのまま頂上まで上がり、休憩もそこそこに雲取山へ向かいます。軽いアップダウンでも、既にグロッキーな身体にはこたえました。この区間は、小雲取山までがきついですね。巻き道があるところは遠慮なくそっちを選択します。
遠目に避難小屋が見えてくるころ合いで、マラソンで言うセカンドウィンドのような感覚になり、身体がふっと楽になりました。で、山頂に着いたら休憩もそこそこに、雲取山荘めがけて北方へ下っていきます。
そこから先は初めて入っていく道でした。山頂付近の残雪に目が慣れていましたが、打って変わって雪だらけ凍結だらけの急坂がすぐに表れて、本当に同じ山かと文字通り目を疑ってしまいました。先日小屋番さんから予約の返信でアイゼンをもってくるようにと言われていたのが幸いしました。アイゼンのグリップがなかったら、きっとたどり着けなかったように思います。小屋は本当に綺麗な環境で、トイレも気持ちよくつかわせてもらえました。あと玄関近くのストーブでは色んな方々と他愛もない話が楽しく、いい思い出になりました☆
さて日曜日、三峰への下山ですが、かねてより埼玉側に持っている私の印象「秘境ではなく魔境だ」というのを一層強くするような山道でした...雪と凍結はまだよかったんですが、大ダワのもう少し先、芋木ノドッケの巻き道がマジで恐怖でした。細いトラバース道の、曲がる直前の数十センチの斜面が凍結している箇所が多く、足を滑らせたらその先の斜面をなんの抵抗もなく滑落していくのが容易に想像できました。一歩ごとにグリップを確認してから次の足を出す、また木の根っこなどつかめるものがあれば必ずつかむ、というのをしつこいくらいに徹底しました。
この区間に入っていく前段階で、「滑落注意」や「技量、装備、アイゼンに不安な人は引き返して」という看板がしつこいくらいに掲げられていましたが、これは誇張でもなんでもないということを痛感させられました。
白岩山までくれば、そのようなヤバイ箇所はあまりなかったように思います。その先、お清平までくれば雪もなくなり、そのすぐ先の霧藻ヶ峰までくればほとんど危険な個所はなくなりました。そこの人と話をさせていただくと、4月はくだんの巻き道区間で滑落が非常に多いと言われていました。下界の暖かさに騙されてアイゼンなしで突っ込んでいく人が後を絶たないようです。私は小屋への予約したタイミング、またそれによる最新情報を返信でもらえるなど、本当に幸運でした。
無事三峰神社まで下山できたあとは本当にほっとしました。同時に、日を跨いで山にいられたこと、重い荷物を背負いながらも長時間山の中で歩けたこと、経験したすべてが本当にいい思い出であり、今後への経験となりました。
しばらくは小屋泊も出来ない見込みですが、チャンスがあればまたやりたいと思います☆
フォトギャラリー:15枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | ヘッドランプ | 傘 | タオル | 帽子 |
グローブ | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 |
カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 | 熊鈴・ベアスプレー | 行動食 |
軽アイゼン | トレッキングポール | GPS機器 |
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